カサブランカに愛を
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(カサブランカに愛を ~殺人者は時空を越えて~から転送)
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
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対応機種 |
PC-8801 PC-9801 MSX2 X68000 X1 FM-7 3DO Windows パナワードU1 |
開発元 | シンキングラビット |
発売元 | シンキングラビット |
人数 | 1人 |
発売日 | 1986年9月12日 |
『カサブランカに愛を 〜殺人者は時空を超えて』は、シンキングラビットが制作したコマンド入力型の推理アドベンチャーゲーム(AVG)。ディスクミステリー第3弾として1986年9月にパソコン用ゲームとして発売されその後3DO、携帯電話用アプリへと移植されている。オリジナル版は、雰囲気のあるモノクローム(白黒)の色調の画像と、練りに練られたシナリオが特徴。ちなみにBGMはないが、後のX68000版ではフルカラー画像およびBGM付きにアレンジされている。映画『カサブランカ』を意識したオリジナル版の広告イラスト(タイトルバックにも使用)は、コンシューマ機に移植される際に、著作権の問題からか「時を超えた手紙」にタイトルが変更され、タイトル画面もオリジナル版とはまったく異なるものに変更された。
概要
[編集]1945年6月。アメリカシカゴの新聞社デイリー・カサブランカの女性記者、ジェリー・ランドルフのもとへ、行方不明になったハイスクール時代からの親友、メイ・エルガーから日記が送られてくる。日記には、科学者である父親の研究のこと、その研究を狙った軍部から脅迫されていること。さらに、いつか自分に魔の手が及ぶかもしれないということが書かれていた。同僚のロイ・スティーブンスとともに彼女の家へ向かったジェリーは、そこでメイの父、エルガー博士が何者かによって刺殺されているのを発見する。博士の研究によって造られた謎の機械・・・タイムマシン。研究室に向かっているだけで、出ていった形跡のない足跡。そして、絶命した博士のあまりにもおだやかな顔。ジェリーは事件の謎を解明するため、1916年へとタイムトリップする[1]。
登場人物・事件・舞台
[編集]人物
[編集]- エルガー博士
- メイ・エルガー
- 車椅子にすわった老婦人
- レイノルズ
- ケニー・ニコルス
- エバンス家
- リザ・ニコルス
対応機種
[編集]- 「カサブランカに愛を 〜殺人者は時空を超えて(オリジナル)」
- 1986年9月12日、PC-8800シリーズ、PC-9801シリーズ、X1シリーズ用およびFM-7用、定価7200円。後に廉価版が発売された。
- 「カサブランカに愛を 〜殺人者は時空を超えて(移植版)」
- 「時を超えた手紙」
- 「カサブランカに愛を」パナワードU1/3.5FD
- 「カサブランカに愛をEX」2005年5月12日 ボーダフォンライブ!向けにメガアプリ版(1ダウンロード525円の従量課金制)
- 「カサブランカに愛を」(プロジェクトEGG配信版)
脚注
[編集]- ^ ストーリーについては山下 (1987) を参考とした。
参考文献
[編集]- 山下章、1987、『チャレンジ!!パソコン AVG & RPG II』1987年10月20日の改装小型版(オリジナルは1987年1月)、電波新聞社 pp. 117-126
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