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オリックス不動産

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オリックス (企業) > オリックス不動産
オリックス不動産株式会社
ORIX Real Estate Corporation
種類 株式会社
市場情報 未上場
本社所在地 日本の旗 日本
105-0013
東京都港区浜松町2丁目3番1号
日本生命浜松町クレアタワー
設立 1999年3月11日
(オリックス・リアルエステート株式会社)
業種 不動産業
法人番号 5010401037412 ウィキデータを編集
事業内容 住宅開発事業・不動産投資事業ほか
代表者 代表取締役社長 深谷敏成
資本金 2億円
売上高 481億3,700万円
(2024年3月期)[1]
営業利益 122億6,600万円
(2024年3月期)[1]
経常利益 394億5,200万円
(2024年3月期)[1]
純利益 357億7,200万円
(2024年3月期)[1]
純資産 1,440億5,900万円
(2024年3月期)[1]
総資産 7,240億1,600万円
(2024年3月期)[1]
従業員数 134名(2018年3月現在)
決算期 3月
主要株主 オリックス株式会社(100%)
主要子会社 オリックス・ホテルマネジメント株式会社
関係する人物 山谷佳之(元社長)
外部リンク http://www.orix-realestate.co.jp/
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オリックス不動産株式会社(オリックスふどうさん、: ORIX Real Estate Corporation)は、東京都港区に本社を置くオリックスグループ不動産会社オリックスの完全子会社

運営する施設のブランドに「クロス (cross) 」の名称を冠するものが多いが、同社はこれを「ヒトとモノが常に交差・共鳴する場」を意味すると説明している[2]

歴史

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1999年平成11年)3月11日オリックス・リアルエステート株式会社として設立[3]。オリックスが1993年に開始した分譲マンション分譲事業や[3]、オフィスビル開発事業などを集約し[3]、オリックスの不動産部門を担う子会社として設立された[3]

2006年9月1日付で大阪シティドーム大阪ドームの運営会社)を買収し、同社の筆頭株主となった。

2007年4月17日、現社名のオリックス不動産へ社名変更した(英語社名は変更なし)。

郵政民営化に際し、2008年には日本郵政株式会社から「かんぽの宿」などの旧簡易保険保養宿泊施設を買収する計画があり、譲渡契約も締結されていたが、世論の批判を受け契約は解除されている。

江の島水族館再生(現:新江ノ島水族館)のPFI事業に参加して得た運営ノウハウを生かし[3][4]2011年4月に100%出資子会社のオリックス水族館株式会社を設立[5]。翌2012年に内陸型水族館「京都水族館」(梅小路公園内)[3][4]、「すみだ水族館」(東京スカイツリータウン東京ソラマチ内)を開業した[3][4]

2019年2月12日、オリックス芝2丁目ビルから日本生命浜松町クレアタワーに本社を移転。同年には旅行サイト『じゃらんnet』の「売れたチェーンホテル」ランキングで1位を受賞した[6]

マンション事業

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分譲マンションブランドとして「サンクタス (Sanctus)」シリーズを展開しており、2012年の分譲マンション供給戸数ランキングでは全国14位(1,513戸)、首都圏13位(730戸)、近畿圏9位(754戸)を誇った。それ以降は分譲マンション事業については徐々に縮小している。

また、過去に取得しながら長期間塩漬けされていた用地での事業化や、商業施設との複合再開発におけるマンション供給もある。超高層マンションとして「クロスタワー大阪ベイ」、「ほたるまち」の「The Tower Osaka」と商業施設「堂島クロスウォーク」なども手掛けた。

現状は「サンクタス」ブランドでの供給はなく、分譲マンション事業からは事実上撤退している。

ホテル事業

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分譲マンション事業からの事実上の撤退後は、代わってホテル事業に注力している。

ホテル事業については、1992年から「ブルーウェーブイン」の名称で展開するなど実績があった。

2007年からは「クロスホテル」の名称で、大阪札幌に社内研修も可能なビジネスホテルを開業した。2016年にはカプセルホテル「ザ プライムポッド」を開業した。これら2つのホテルブランド(クロスホテル、ザ プライムポッド)は、2017年12月時点では「クロスホテルズ株式会社」が運営していた。

2019年1月31日[7]、「また行きたい、と思っていただける場所。」をコンセプトに、新たなるホテル運営事業ブランドとして「ORIX HOTELS & RESORTS」を立ち上げた[3][7]。運営している全22施設のうち、オリックス不動産及びグループ会社が運営する13施設がカテゴライズされた。

それ以外のビジネスホテル事業及び宿泊研修施設の「クロス・ウェーブ」事業などは、ブルーウェーブ株式会社(現:オリックス・ホテルマネジメント)に分社化した。「ブルーウェーブ」はオリックス・バファローズの前球団名にちなむ。

2019年4月26日、信州・蓼科グランドホテル 滝の湯がグループを離脱した(現在はマイステイズ・ホテル・マネジメント傘下)。

2020年4月1日、ブルーウェーブ株式会社を存続会社として、当社直営及びグループホテル運営会社の一部(クロスホテルズ、ユニバーサルホテルマネージメント、ヴィータホテルマネージメント、東鳳マネジメント、宇奈月ホテル、函館湯の川ホテル、洗心亭)を統合し、オリックス・ホテルマネジメント株式会社(英:ORIX Hotel Management Corporation)に社名変更した[8]。同時に同社はオリックス不動産の子会社となった。

同日より「ORIX HOTELS & RESORTS」ブランドのホテルの運営が、オリックス不動産からオリックス・ホテルマネジメントへ移管された[8]

ショッピングモール事業

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クロスモール」「クロスガーデン」「クロスゲート」のオリジナルブランドで、ショッピングモールを開発・運営している[2][9]。施設の中には他の企業へ運営管理を委託しているものもある。

主な施設

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脚注

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  1. ^ a b c d e f オリックス不動産株式会社 第26期決算公告
  2. ^ a b 都会感と緑が融合する居心地の良い地域密着型商業施設『クロスガーデン調布』2017年4月28日グランドオープン”. オリックス株式会社 (2017年3月21日). 2021年1月15日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i オリックスの歴史”. オリックス株式会社. 2021年1月18日閲覧。
  4. ^ a b c リース会社からスタートしたオリックスが水族館運営に成功した理由”. NewsPicks (2017年8月29日). 2021年1月19日閲覧。
  5. ^ 水族館事業について - 会社概要”. オリックス不動産. 2021年1月19日閲覧。
  6. ^ 「『やまのは』運営 オリックス不動産『売れたホテルチェーン』1位」、『北日本新聞』2019年8月2日付朝刊6面。
  7. ^ a b 旅館・ホテル運営事業の新たなブランド「ORIX HOTELS & RESORTS」誕生 - オリックス不動産 2019年1月31日(2019年2月4日閲覧)
  8. ^ a b 旅館・ホテル、宿泊研修施設の運営会社8社(18施設)を統合 新社名「オリックス・ホテルマネジメント株式会社」 - オリックス不動産 2020年1月29日(2020年5月11日閲覧)
  9. ^ a b 商業施設開発・建物賃貸借事業”. オリックス不動産. 2021年1月19日閲覧。
  10. ^ a b 複合型まちづくり”. オリックス不動産. 2021年1月19日閲覧。
  11. ^ オフィスビル・商業ビル開発事業”. オリックス不動産. 2021年1月19日閲覧。
  12. ^ 東京のレンタルオフィス、サービスオフィスはオリックス運営のクロスオフィス”. オリックス株式会社. 2021年1月19日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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