エマス国立公園
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エマス国立公園 | |||
英名 | Cerrado Protected Areas: Chapada dos Veadeiros and Emas National Parks | ||
仏名 | Aires protégées du Cerrado : Parcs nationaux Chapada dos Veadeiros et Emas | ||
面積 | 65514.726563 ha | ||
登録区分 | 自然遺産 | ||
IUCN分類 | II | ||
登録基準 | (9),(10) | ||
登録年 | 2001年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター | ||
使用方法・表示 |
エマス国立公園(ポルトガル語で、Parque Nacional das Emas)は、ブラジルにおける国立公園の1つであり、2001年、ユネスコの世界遺産に登録された。登録名は、「セラード保護地域:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園」である。
ブラジル中西部の州である、ゴイアス州及びマットグロッソ・ド・スル州にまたがり、範囲は、南緯17度50分から18度15分、西経52度39分から53度10分に広がる。
エマス国立公園では、典型的なセラードの生態系を見ることが可能である。40℃を超える暑さと厳しい乾燥の為、生育できる植物は限られ、ほとんどがイネ科の草である。灌木が多いサヴァンナが広がり、そこはシロアリの巣となっていることが多い。また、オオアリクイ、タテガミオオカミ、アメリカ・レア、アルマジロをはじめとする多くの野生動物を観察することが可能である[1]。
国立公園の名前となっている「エマス」とは、ポルトガル語でレア(アメリカ・レア)を意味している。
世界遺産
[編集]登録基準
[編集]この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
- (10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
脚注
[編集]- ^ “デジタル大辞泉の解説”. コトバンク. 2018年5月13日閲覧。