福音同盟
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(エバンジェリカル・アライアンスから転送)
福音同盟、(ふくいんどうめい、The Evangelical Alliance、略称:EA )は、イギリス連合王国で1846年に結成された福音主義キリスト教の機関である。福音主義同盟、福音同盟会、万国福音同盟とも訳される。会員は、個人、教会、教派、団体である。EAは1951年の世界福音同盟の創立メンバーでもある。
歴史
[編集]1846年の会議は、9項目の福音主義信仰を確認した。これは、自由主義神学、ローマ・カトリック、ユニテリアンに対して、宗教改革の信仰を強調するものであった。この9ヶ条は、多くの福音的団体の信仰基準の基本となった。
1910年にエディンバラ世界宣教会議以降、様々な国際的組織が活発化して、福音同盟の活動は衰退して、二度の世界大戦で活動は事実上停止した。
福音主義の9ヶ条
[編集]- 聖書の神的霊感、権威、聖書の十全性
- 聖書解釈の権利と義務
- 三位一体の神
- 人間の全的堕落
- 神の子の受肉、主がなされた罪からの贖いの御業、仲保者、支配
- 信仰義認
- 罪人の回心と聖化における聖霊の働き
- 霊魂の不死、からだのよみがえり、イエス・キリストによる世界の裁き、義人の永遠の祝福と、悪人の永遠の刑罰。
- キリスト教教職者の神的な制定、バプテスマ(洗礼)と聖餐の二つの礼典の義務及び永続性
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 『福音主義キリスト教と福音派』宇田進 いのちのことば社
- 『現代福音主義神学』宇田進 いのちのことば社
外部リンク
[編集]- Evangelical Alliance UK official website
- Opposition to the Religious Hatred Bill coverage in BBC News
- “The Evangelical Alliance”. カトリック百科事典. 2007年2月18日閲覧。
- <研究論文>「福音同盟会 (The Evangelical Alliance)」の教会史的背景とその性格棚村重行