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エドワジエラ症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エドワジェラ症から転送)

エドワジェラ症(えどわじえらしょう、英:edwardsiellosis)とはEdwardsiella tarda感染を原因とする魚類感染症。同義語としてエドワジェラ症エドワージエラ症E. tardaグラム陰性短桿菌であり、腸内細菌科に属する。E. tardaは硫化水素産生性があり、SS寒天培地DHL寒天培地では中心部黒色のコロニーを形成する。E. tardaオキシテトラサイクリンなどの抗生物質に感受性がある。

ヒラメのエドワジエラ症

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定型E. tarda感染を原因とする。外部所見として体色黒化、腹部膨満、腹水貯留、肛門の発赤、内部所見および病理所見は肝臓脾臓腎臓の肥大、肝臓、腎臓の膿瘍

マダイのエドワジエラ症

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非定型E. tarda感染を原因とする。外部所見は頭部、体側部、尾柄部の発赤、膿瘍。内部所見および病理所見は脾臓に小白点。

ウナギのパラコロ病

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パラころ病とも。定型E. tarda感染を原因とする。外部所見はや体表の発赤、肝臓や腎臓の腫大に伴う外観の腫脹。内部所見および病理所見は肝臓や腎臓の膿瘍。年間を通して発生し、シラスウナギでは急性の経過をとる。

参考文献

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  • 畑井喜司雄ほか 『魚病学』 学窓社 1998年 ISBN 4873620775
  • 見上彪監修 『獣医感染症カラーアトラス』 p31-33 文永堂出版 2006年 ISBN 9784830032035