エスキバ・ファルカオ
基本情報 | |
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本名 | エスキバ・ファルカオ・フローレンチーノ |
階級 | ミドル級 |
身長 | 178cm |
国籍 | ブラジル |
誕生日 | 1989年12月12日(35歳) |
出身地 | エスピリトサント州ヴィトーリア |
スタイル | サウスポー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 31 |
勝ち | 30 |
KO勝ち | 20 |
敗け | 1 |
引き分け | 0 |
無効試合 | 0 |
獲得メダル | ||
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ブラジル | ||
男子 ボクシング | ||
オリンピック | ||
銀 | 2012 ロンドン | ミドル級 |
AIBA世界ボクシング選手権 | ||
銅 | 2011 バクー | ミドル級 |
南アメリカ競技大会 | ||
銅 | 2010 メデリン | ミドル級 |
エスキバ・ファルカオ(Esquiva Falcão、1989年12月12日 - )は、ブラジルのプロボクサー。エスピリトサント州ヴィトーリア出身。ロンドンオリンピックのミドル級銀メダリスト。兄はロンドンオリンピックのライトヘビー級銅メダリストのヤマグチ・ファルカン。父母姓を合わせたフルネームはエスキバ・ファルカオ・フローレンチーノ (Esquiva Falcão Florentino) 。
来歴
[編集]アマチュア時代
[編集]2009年、バクーで開催されたAIBAプレジデントカップ国際トーナメントにウェルター級 (69kg) で出場するが準々決勝で敗退[1]。
2011年、ベネズエラのクマナで開催されたパンアメリカン競技大会予選会にミドル級 (75kg) で出場するが1回戦で敗退[2]。バクーで開催された世界選手権にミドル級 (75kg) で出場し、準決勝で日本の村田諒太に敗れ銅メダルを獲得した[3]。
2012年、ロンドンオリンピックにミドル級 (75kg) で出場し、決勝で村田に敗れたものの銀メダルを獲得した[4]。
2013年、カザフスタンのアルマトイで開催された世界選手権にミドル級 (75kg) で出場するが2回戦で敗退した[5]。
プロ転向後
[編集]2014年2月15日、ロサンゼルス郊外のハワイアン・ガーデン内のC.ロベルト・リー・センターでプロデビュー戦を行い、ダウンこそ奪えなかったが連打で一気に畳みかけ、4回2分36秒TKO勝ちで白星でデビューを飾った。
2023年2月8日、IBFからIBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキンとの指名試合を行うよう指令されていたが、ゴロフキンが王座を返上した為、IBF世界ミドル級3位のビンセンツォ・グアルティエリとの王座決定戦を行うようIBFから通達された[6][7]。
2023年5月2日、ファルカオとグアルティエリとの間で行われるIBF世界ミドル級王座決定戦の興行権に関する入札で、ファルカオを擁するトップランクが375,000ドルで入札したのに対し、グアルティエリを擁するアルゴ・スポーツが410,000ドル(約5900万円)で落札し、両選手の報酬は205,000ドル(約2900万円)ずつとなった[8]。
2023年7月1日、ヴッパータールのウニハーレ・ヴッパータールでビンセンツォ・グアルティエリとIBF世界ミドル級王座決定戦を行い、プロ転向31試合目で初黒星となる、12回判定負けを喫し、王座獲得に失敗した。なお、この敗戦を受けてトップランクはファルカオを解雇した[9]。
戦績
[編集]- アマチュアボクシング:230戦 215勝 15敗[10]
- プロボクシング:31戦 30勝(20KO)1敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2013年12月7日 | ☆ | 4R 2:36 | TKO | ジョシュア・ロバートソン | アメリカ合衆国 | プロデビュー戦 |
2 | 2014年2月22日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | エイサン・ペーニャ | アメリカ合衆国 | |
3 | 2014年5月31日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | 李恩彰 | 韓国 | |
4 | 2014年8月9日 | ☆ | 2R 0:43 | KO | マルコム・テリー | アメリカ合衆国 | |
5 | 2014年10月4日 | ☆ | 2R 1:42 | TKO | オースティン・マーカム | アメリカ合衆国 | |
6 | 2014年12月6日 | ☆ | 5R 1:31 | TKO | レニー・ダルダール | アメリカ合衆国 | |
7 | 2015年2月28日 | ☆ | 2R 2:22 | TKO | マイク・ツファリエッロ | アメリカ合衆国 | |
8 | 2015年4月11日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | オマル・ロハス | アメリカ合衆国 | |
9 | 2015年5月8日 | ☆ | 3R 終了 | TKO | ポール・ハーネス | アメリカ合衆国 | |
10 | 2015年6月26日 | ☆ | 4R 0:45 | TKO | アーロン・ドレイク | アメリカ合衆国 | |
11 | 2015年9月26日 | ☆ | 2R 1:50 | KO | ゾルタン・パップ | ハンガリー | |
12 | 2015年12月12日 | ☆ | 4R 2:26 | TKO | ヘクター・ムニョス | アメリカ合衆国 | |
13 | 2016年3月19日 | ☆ | 5R 1:48 | TKO | ジョー・マクリーディー | アメリカ合衆国 | |
14 | 2016年5月14日 | ☆ | 4R 1:31 | TKO | パウル・バレンスエラ・ジュニア | メキシコ | |
15 | 2016年10月28日 | ☆ | 6R 終了 | TKO | ホスエ・オバンドー | メキシコ | |
16 | 2016年12月2日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | ルイス・エルナンデス | プエルトリコ | |
17 | 2017年2月17日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | ハイメ・バルボッサ | コスタリカ | |
18 | 2017年8月5日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | ノルベルト・ゴンサレス | メキシコ | |
19 | 2017年11月3日 | ☆ | 7R 2:43 | TKO | ホセ・ミゲル・ファンディーニョ | スペイン | |
20 | 2018年3月10日 | ☆ | 1R 2:06 | KO | セルリム・ラルビ | フランス | |
21 | 2018年7月28日 | ☆ | 1R 1:38 | KO | ホナタン・タビラ | メキシコ | |
22 | 2018年10月20日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ギド・ニコラス・ピット | アルゼンチン | |
23 | 2019年3月31日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ホルヘ・ダニエル・ミランダ | アルゼンチン | |
24 | 2019年7月19日 | ☆ | 8R 1:35 | TKO | ヘスス・アントニオ・グティエレス | メキシコ | |
25 | 2019年11月9日 | ☆ | 3R 2:18 | KO | マニー・ウッズ | アメリカ合衆国 | |
26 | 2020年2月29日 | ☆ | 5R 終了 | TKO | ホルヘ・ダニエル・ミランダ | アルゼンチン | |
27 | 2020年8月29日 | ☆ | 1R 1:12 | TKO | モラマ・デイスワ・デ・アラウホ・サントス | ブラジル | |
28 | 2021年2月20日 | ☆ | 4R 終了 | TKO | アルツール・アカボフ | ロシア | |
29 | 2021年11月20日 | ☆ | 6R 2:18 | 負傷判定2-1 | パトリス・ボルニー | カナダ | IBF世界ミドル級挑戦者決定戦 |
30 | 2022年5月29日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | クリスティアン・ファビアン・リオス | アルゼンチン | |
31 | 2023年7月1日 | ★ | 12R | 判定0-3 | ビンセンツォ・グアルティエリ | ドイツ | IBF世界ミドル級王座決定戦 |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]脚注
[編集]- ^ “2.AIBA Presidents Cup - Baku, Azerbaijan - December 8-11 2009”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年5月18日閲覧。
- ^ “1.Panamerican Games Qualifier - Cumana,Venezuela - March 25-30 2011”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年5月18日閲覧。
- ^ “16.AIBA World Championships - Baku, Azerbaijan -September 26 - October 8 2011”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年5月18日閲覧。
- ^ “30.Olympic Games - London, Great Britain - July 28 - August 12 2012”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年5月18日閲覧。
- ^ “17.World Championships Baluan Sholak Sports Palace, Almaty, Kazakhstan October 14-26, 2013”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “Gennadiy Golovkin To Relinquish IBF Middleweight Title; Esquiva Falcao First In Line For Vacant Belt”. Boxing Scene.com (2023年2月8日). 2023年2月12日閲覧。
- ^ “Gennadiy Golovkin vacates IBF middleweight title, to fight on”. ESPN.com (2023年2月8日). 2023年2月12日閲覧。
- ^ “Esquiva Falcao-Vincenzo Gualtieri: AGON Sports Outbids Top Rank, Claims Rights To IBF Title Fight”. Boxing Scene.com. 2023年5月2日閲覧。
- ^ “Notebook: WBC wants Haney pick: Shakur at 135 or Prograis at 140?”. DAN RAFAEL (2023年7月18日). 2023年7月21日閲覧。
- ^ “BOXING FULL FIGHT ESQUIVA FALCAO vs PATRICE VOLNY IBS WORLD BOXING CHAMPIONSHIP @sportsgeneral9839”. YouTube. 2024年1月14日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- エスキバ・ファルカオ (@esquivafalcao) - Instagram
- エスキバ・ファルカオ (@esquivafalcao) - X(旧Twitter)
- エスキバ・ファルカオの戦績 - BoxRec
- エスキバ・ファルカオ - Olympedia