エアワン
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設立 | 1983年 | |||
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ハブ空港 | ミラノ・マルペンサ空港 | |||
マイレージサービス | Alitalia MilleMiglia | |||
親会社 | アリタリア-イタリア航空 | |||
保有機材数 | 10機 | |||
就航地 | 34地点 | |||
本拠地 | イタリア・ローマ県フィウミチーノ | |||
外部リンク | http://www.flyairone.it |
エア・ワン(Air One S.p.A.)はイタリアに存在した格安航空会社。旧アリタリアの破産に伴い経営統合し、その受け皿会社であるアリタリア-イタリア航空の傘下となった後、2014年10月30日をもって運航を終了した。
沿革
[編集]1983年にイタリア・アドリア海側のペスカーラ(Pescara)で航空学校兼エアタクシー会社「アリアドリアティカ(Aliadriatica)」として創業。その後、地方航空会社として操業開始。1988年より、イタリアのゼネコン、トト(Toto)企業グループ傘下に入る。1995年11月より、社名を「エア・ワン」と改称、ローマ〜ミラノ間で定期便の運航を開始した。
2000年より、ルフトハンザグループと提携、スターアライアンス傘下の地方航空会社として運航。2006年6月には、国内線など近距離路線を運航する子会社エアワン・シティライナー(アリタリア・シティライナーを経て現・アリタリア・エクスプレス)を設立し、エア・ワンのブランドとしては長距離路線の運航に乗り出した。
2007年にはエールフランス-KLMグループと共にアリタリアの買収に名乗りを上げたが、アリタリアは買収交渉相手としてエールフランス-KLMグループを選んだ。
2008年6月には、それまでのイタリア国内、ヨーロッパ域内路線に加えて、大西洋路線の運航を開始し、2008年6月時点では、イタリア国内22都市、国外26都市に就航。主な就航都市は、ボストン、シカゴ、フランクフルト、ミュンヘン、ニース、アテネ、ミラノ、ローマ、ナポリ、ヴェネツィア、ボローニャ、ジェノヴァ、トリノ、アルゲーロなど。
アリタリアとの経営統合以降
[編集]2009年1月13日、経営破綻をきたしたアリタリアと経営統合し、同社の受け皿会社であるイタリア航空(CAI)の傘下に入った。[1] 経営統合に伴い、ルフトハンザ航空との業務提携も2009年3月28日限りで解消され[2]、従来加盟していたルフトハンザ航空のマイレージプログラム・Miles & Moreからも脱退する事となった[3]。
経営統合により、エア・ワンは格安航空会社(LCC)に衣替えの上で運航を継続したが、2014年9月30日、アリタリアへのブランド統一に伴いエア・ワンとしての運航を終了した[4]。
保有機材
[編集]運航終了直前の段階では、10機のエアバスA320を保有していた。
過去の機材
[編集]- エアバスA320-200
- エアバスA330-200
- ボーイング 737-200
- ボーイング 737-300
- ボーイング 737-400
- ボーイング 737-800
- Avro RJ70
出典
[編集]- ^ [1] - エア・ワン公式サイトより(英語)[リンク切れ]
- ^ THE INTEGRATION OF AIR ONE AND ALITALIA CONTINUES ITS COURSE - エア・ワン公式サイトの2009年2月13日付プレスリリース(英語)[リンク切れ]
- ^ [2] - Miles & More公式サイトより(日本語)[リンク切れ]
- ^ “OPERATIONAL UPDATES AIR ONE FLIGHTS”. アリタリア-イタリア航空. 2014年10月5日閲覧。