釧路市民球場
釧路市民球場 ウインドヒルひがし北海道スタジアム WINDHILL EAST HOKKAIDO STADIUM | |
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施設データ | |
所在地 | 北海道釧路市広里6 |
座標 | 北緯43度01分35秒 東経144度24分56秒 / 北緯43.02639度 東経144.41556度座標: 北緯43度01分35秒 東経144度24分56秒 / 北緯43.02639度 東経144.41556度 |
開場 | 1983年7月25日[1] |
修繕 | 2014年 - 2016年 |
所有者 | 釧路市 |
管理・運用者 | 釧路市スポーツ振興財団(指定管理者) |
グラウンド | 野球専用人工芝「MS Craft Baseball Turf」 |
スコアボード | 発光ダイオード(LED)[2] |
照明 | なし |
使用チーム • 開催試合 | |
使用チーム
大会・試合 | |
収容人員 | |
17,988人(内野スタンド5,988人、外野スタンド12,000人) | |
グラウンドデータ | |
球場規模 | 両翼:97.6m、センター:122.0m |
フェンス | 2.8m(ラバーフェンス1.8m、ネットフェンス1.0m) |
釧路市民球場(くしろしみんきゅうじょう)は、北海道釧路市にある野球場。
概要
[編集]東北海道の拠点となる総合運動公園を目指して整備している釧路大規模運動公園にあり、附属球場・屋内練習場を併設している。
施設の老朽化による大規模な改修工事を2014年(平成26年)から3年間行い[10][11]、ドームでない野球場としては北海道内初となる全面人工芝を導入した[12]。人工芝はすでにベルーナドームでも導入されていた野球専用人工芝「MS Craft Baseball Turf」を使用した[13]。
改修後の2017年7月25日に北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズのプロ野球公式戦が開催された[14]。札幌ドームの試合と同様に、ホームチームであるファイターズが三塁側ベンチを使用した。
改修後も照明設備がないため、平日開催でもデーゲームで試合が開催され、2019年8月28日の日本ハム対埼玉西武ライオンズ戦では濃霧注意報が発令されていた影響もあり[15]、8回表無死をもって日没によるコールドゲームが宣告される事態となった。プロ野球公式戦の日没コールドゲームは1999年6月20日のオリックスブルーウェーブ対大阪近鉄バファローズ戦(札幌市円山球場)以来20年ぶりとされる[16]。また、2022年8月23日の日本ハム対オリックス・バファローズ戦でも16時7分に7回終了で日没によるコールドゲームが宣告された[17]。当球場は現状ナイター設備が設置されていないうえ、天候の悪化などによっては日没時刻よりも2時間前に試合が打ち切られることもあり、インターネット上では開催時期や、試合開始時間を問題視する投稿が相次いだとされている[18]。
屋内練習場は雨天時や冬期間の練習施設として市民球場と附属球場の間に建設された。地元産カラマツ材を生かした木造平屋建ての内部は人工芝で覆われており、投球練習のほかトスバッティングのような打撃練習も可能。硬式・軟式野球とソフトボールで利用することができ、マウンドの距離も少年・大人問わず対応可能で、通年利用できる[3]。
2021年4月1日よりネーミングライツを導入し、地元の不動産会社・ウインドヒルの名称を冠したウインドヒルひがし北海道スタジアムを愛称とする。期間は同日より3年間の予定。[19]
プロ野球公式戦開催実績
[編集]- 北海道日本ハムファイターズ ― 1992年、2005年、2007年、2008年、2017年-2019年、2021年、2022年
- 横浜DeNAベイスターズ ― 1995年、1997年、1998年、2001年、2003年
- 当時の横浜ベイスターズはマルハ(現:マルハニチロ)が親会社として保有していた時代に子会社本社が釧路市にあり、道東シリーズとして数試合開催された。釧路で主催した試合は引き分けを除き全て勝利している。
- 千葉ロッテマリーンズ ― 1985年、1987年-1991年
- いずれもロッテオリオンズ時代。
- オリックス・バファローズ ― 1986年
- いずれも阪急ブレーブス時代。
- 東京ヤクルトスワローズ ― 2006年
施設概要
[編集]- グラウンド面積:14,021㎡(内野:3,346㎡、外野:10,675㎡)
- 両翼:97.6m、中堅:122.0m
- 内野、外野:野球専用人工芝「MS Craft Baseball Turf」
- 発光ダイオード(LED)
- 照明設備:なし
- 収容人数:17,988人(内野スタンド:5,988人、外野スタンド:12,000人)[20]
関連施設
[編集]- 付属スタジアム(第2球場相当)
- 両翼92m・中堅110m
- 照明塔あり
- 利用期間 原則として5月1日-10月10日
- 屋内練習場
- 投手用マウンド5レーン
- 照明14基
- 打撃・フィールド練習用グラウンド(打撃練習は全面利用に限り使用可能)
- 通年利用可能(年末年始は除く)
交通
[編集]脚注
[編集]- ^ “円山抜いて全道一 釧路市民球場オープン”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1983年7月25日)
- ^ “電光掲示板、姿現す/釧路市民球場”. 釧路新聞 (釧路新聞社). (2015年11月28日) 2015年12月19日閲覧。
- ^ a b “釧路市民球場屋内練習場が完成”. 釧路新聞 (全国郷土紙連合). (2010年7月30日) 2015年12月18日閲覧。
- ^ “亜細亜大学野球部5年連続夏合宿”. 釧路新聞 (釧路新聞社). (2014年8月7日) 2015年12月19日閲覧。
- ^ “試合日程・結果 2008年7月”. 北海道日本ハムファイターズ. 2015年12月19日閲覧。
- ^ “1部リーグ試合日程・結果”. 日本女子ソフトボールリーグ機構. 2015年12月19日閲覧。
- ^ “釧路でソフト日本女子リーグ公式戦”. 釧路新聞 (釧路新聞社). (2014年6月8日) 2015年12月19日閲覧。
- ^ “ファーム試合日程・結果 2014年7月”. 北海道日本ハムファイターズ. 2015年12月19日閲覧。
- ^ “ファーム試合日程・結果 2015年6月”. 北海道日本ハムファイターズ. 2015年12月19日閲覧。
- ^ “釧路市が市民球場を大規模改修へ-6億円投じ14年度から3カ年で”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2013年2月7日) 2015年12月18日閲覧。
- ^ “市民球場大改修スタート”. 釧路新聞 (釧路新聞社). (2014年8月28日) 2015年12月19日閲覧。
- ^ “釧路市民球場を総人工芝化”. 釧路新聞 (釧路新聞社). (2015年9月11日) 2015年12月18日閲覧。
- ^ “全面人工芝フィールドがお目見え 釧路市民球場 道内の屋外野球場で初”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2017年7月20日) 2019年8月29日閲覧。
- ^ “2017年7月25日(火)北海道日本ハム vs 千葉ロッテマリーンズ インタビュー”. 北海道日本ハムファイターズ. 2019年8月28日閲覧。
- ^ "痛恨の日没コールド 釧路で日ハム". 中日スポーツ. 28 August 2019. 2019年8月28日閲覧。
- ^ “日本ハム-西武が日没コールド、20年ぶり珍事 森審判員「初めての経験」”. SANSPO.COM. (2019年8月28日) 2019年8月28日閲覧。
- ^ "【日本ハム】釧路開催のオリックス戦7回で終了 ナイター設備なく日没コールド 午後4時7分". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 23 August 2022. 2022年8月23日閲覧。
- ^ 日本ハム戦「日没コールド」で賛否 釧路のFファン「また来てほしい」切実な声も(デイリースポーツ)
- ^ “釧路市民球場の愛称が「ウインドヒルひがし北海道スタジアム」になります”. 釧路市 2020年12月9日閲覧。
- ^ “市民球場・附属球場 | (一財)釧路市スポーツ振興財団”. business4.plala.or.jp. 2022年7月13日閲覧。
参考資料
[編集]- “釧路市大規模運動公園体育施設条例”. 釧路市例規類集. 釧路市. 2015年12月18日閲覧。
- “釧路市大規模運動公園体育施設条例施行規則”. 釧路市例規類集. 釧路市. 2015年12月18日閲覧。
- “釧路市スポーツ施設要覧” (PDF). 釧路市. 2015年12月17日閲覧。
- “釧路市民球場の改修工事について”. 釧路市. 2015年12月18日閲覧。
関連項目
[編集]- 釧路市富士見球場(旧名称:釧路市営球場)
- 日本の野球場一覧
- 北海道日本ハムファイターズ主催試合の地方球場一覧
- 千葉ロッテマリーンズ主催試合の地方球場一覧
- オリックス・バファローズ主催試合の地方球場一覧
- 東京ヤクルトスワローズ主催試合の地方球場一覧
- 横浜DeNAベイスターズ主催試合の地方球場一覧