ウィンキーソフト
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒564-0051 大阪府吹田市豊津町11-34 第10マイダビル505号 |
設立 | 1983年1月 |
法人番号 | 4120901005486 |
代表者 | 破産管財人 中山務 |
資本金 | 1000万円 |
従業員数 | 30人 |
株式会社ウィンキーソフト(Winkysoft)は、大阪府吹田市豊津町に所在していたコンピュータゲーム開発会社である。1983年1月創業、2016年2月破産手続開始。
歴史
[編集]当初はパーソナルコンピュータ用ソフトを自社開発、販売していたが、ファミリーコンピュータ登場以降はゲームソフトの開発元として参入する[1]。1991年4月20日に代表作『スーパーロボット大戦』を開発した[1]。以降、スーパーロボット大戦シリーズ本編では『スーパーロボット大戦コンプリートボックス』、関連作では『リアルロボット戦線』までシリーズおよび関連作と深く関わっており、その間に作られた設定などは後のシリーズでも何らかの形で残っていた。
また、『第2次スーパーロボット大戦』での開発経緯から登場した架空作品『魔装機神サイバスター』は、シリーズの続編の制作を経て設定が練られ、『スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』として単独作品化された。なお、ウィンキーソフトがスーパーロボット大戦シリーズに関わらなくなってしまって以降も、同作はキャラクターライブラリに原作作品として記載されていた。その後2010年発売のリメイク作品『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』で、『コンプリートボックス』以来約11年振りにスーパーロボット大戦の開発に参加している。 またスーパーロボット大戦シリーズに関与していなかった期間には、魔装機神の設定を流用して作られた『聖霊機ライブレード』を自社開発および販売、また主にコナミが販売するソフトの開発元として携わっていた。
上述の通り2010年からは再び魔装機神シリーズに開発に携わり、2014年発売の『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END』で18年越しのシリーズ完結を果たす。その一方で2013年リリースのブラウザゲーム『ブレイブストーン』などブラウザゲームならびにスマートフォンゲームも精力的に開発していたが、2015年8月24日に楽天アプリ市場でリリースした『バンパイアカフェ』が最後の作品となった。2015年11月10日、資金繰りの悪化により事業を停止し[1]、2016年2月5日に大阪地方裁判所から破産手続開始決定を受け[2]、同年11月16日に法人格が消滅した[3]。破産後の一部の知的財産権はD4エンタープライズが引き継いでいる[4]。
おもな開発ソフト
[編集]- ウィンブルドン ゴールデンテニス(1984年)※デビュー作
- タッチダウン(1984年)
- テニスフリーク(1985年)
- アークスロード(1985年)
- ロストパワー(1986年)
- ルーイン(1987年)
- あかんべドラゴン(1988年)
- オルテウス(1991年)
- マイライフマイラブ ぼくの夢わたしの願いボクノユメワタシノネガイ(1991年)
- ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス(1992年)
- ぷよぷよ(GB版)(1994年)
- バトルロボット烈伝(1995年)
- リアルロボット戦線(1999年)
- 聖霊機ライブレード(2000年)
- Z.O.E 2173 TESTAMENT(2001年)
- 新世紀勇者大戦(2005年)
- ドクターロートレックと忘却の騎士団(2011年)
- ブレイブストーン(2013年)
- HappyRestaurant(2013年)
- RUSH MONEY(2014年)
- バンパイアカフェ(2015年)
- キャラクターゲーム
- 天地を喰らう -魔界三国志-(1988年)
- ジョジョの奇妙な冒険(1993年)
- 超時空要塞マクロス スクランブルバルキリー(1993年)
- はめパネ 東京ミュウミュウ(2002年)
- 東京ミュウミュウ 登場 新ミュウミュウ! みんないっしょにご奉仕するにゃん♥(2002年)
- ゲゲゲの鬼太郎 異聞妖怪奇譚(2003年)
- サンデー&マガジン WHITE COMIC(2009年)
- スーパーロボット大戦シリーズ
- スーパーロボット大戦(1991年)
- 第2次スーパーロボット大戦(1991年)
- 第3次スーパーロボット大戦(1993年)
- スーパーロボット大戦EX(1994年)
- 第4次スーパーロボット大戦(1995年)
- 第2次スーパーロボット大戦G(1995年)
- 第4次スーパーロボット大戦S(1996年)
- スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL(1996年)
- 新スーパーロボット大戦(1996年)
- 新スーパーロボット大戦スペシャルディスク(1997年)
- スーパーロボット大戦F(1997年)
- スーパーロボット大戦F完結編(1998年)
- 全スーパーロボット大戦 電視大百科(1998年)
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス(1999年)
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL(2010年)
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD(2012年)
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE(2013年)
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END(2014年)
- 第2次スーパーロボット大戦(3DS版)(2015年)
脚注
[編集]- ^ a b c “大人気ゲームソフト「スーパーロボット大戦」シリーズの初期作を開発したウィンキーソフト、近年はヒット作に恵まれず破産申請へ”. 帝国データバンク (2015年11月30日). 2015年11月30日閲覧。
- ^ 大型倒産速報 ウィンキーソフト東京商工リサーチ 2016年2月18日
- ^ 株式会社ウィンキーソフト国税庁法人番号公表サイト
- ^ “株式会社D4エンタープライズ、地位継承済ゲームソフトウェア・コンテンツのご案内”. D4エンタープライズ. (2019年3月4日)
外部リンク
[編集]- ウィンキーソフト - ウェイバックマシン(2015年3月15日のキャッシュ)
- ウィンキーソフト - メディア芸術データベース