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ウィシュトシワトル (アステカ神話)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィシュトシワトルから転送)

ウィシュトシワトルHuixtocihuatlもしくはUixtochihuatlUixtociuatl)はアステカ神話においての海水地母神で、トラロックの娘とされる[1]

解釈によっては、トラロケ(トラロックに従う神々)との争いの際に、持ちうる全ての海水を投げつけられ、その内の一人であり、トラロックの妻もしくは妹とされるチャルチウィトリクエに溺れさせられそうになった過程で海水を司る能力を得たとされる。

伝承によってはテスカトリポカの配偶神とも言われている。

6月に彼女を記念する祭が10日間実施され、女性1名がウィシュトシワトルの化身となり、祭の最後に生贄となった。[2]製塩業を営むものは、この期間中に彼女へ捧げる舞を踊ったとされる。[3]

脚注

[編集]
  1. ^ Turner, Coulter, Patricia, Charles Russell (2001). Dictionary of Ancient Deities. Oxford University Press US 
  2. ^ Monaghan, Patricia (2009). Encyclopedia of Goddesses and Heroines. ABC-CLIO 
  3. ^ The Aztec Festivals”. Amoxtli.org. 2013年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月29日閲覧。