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イブラヒム・ハマト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イブラヒム・ハマト
2015年
基本情報
生年月日 (1973-07-01) 1973年7月1日(51歳)[1]
国籍  エジプト
生誕地  エジプト ディムヤート[2]
出身地  エジプト ディムヤート[2]
身長 168[2]cm
選手情報
最高世界ランク 32[2]位 (2006年10月)
獲得メダル
 エジプト
男子卓球
アフリカパラ卓球選手権英語版
2011 イスマイリア 男子団体 クラス6-8
2013 シャルム・エル・シェイク 男子シングルス クラス6
2015 アガディール 男子シングルス クラス6
■テンプレート ■プロジェクト:卓球 ■選手一覧

イブラヒム・ハマト[3]イブラヒーム エルフセイニ・ハマドトゥ[1] Ibrahim Al Husseini Hamadtou、1973年7月1日[1] - )は、エジプトパラ卓球選手(クラス6)。

ラケットを口で咥えるプレースタイルが特徴で、サーブは床に置いたボールを右足の指でつかんでトスすることで行う[4]

経歴

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1973年7月1日にエジプトのディムヤートで生まれる。

10歳の時に電車のドアからの落下事故で両腕の肘から先を失い、それから1年ほどは「哀れみの目を向けられたくない」として家の中に籠り続ける[4]。その後スポーツを勧められてサッカーを始めるが、バランスが取れないことで何度も怪我をしたため諦める[4]

13歳の時に村のスポーツ施設で見た卓球に興味を持つ[5][4]。ある時、友人たちの卓球の試合の審判をしていると、ジャッジ内容に不満を抱いた友人から「プレーできないくせに口出しするな」と言われる。この言葉が発奮材料となり、卓球に本格的に取り組むようになる[4]

最初はラケットを脇に挟むなどしてプレーするも上手くいかず、試行錯誤の末に、ラケットを口にくわえ、サーブは床に置いたボールを右足でトスすることによって行い[4]、頭を左右に振ってボールを打つという今のプレースタイルにたどりついた[6]

パラリンピックには、2016年リオデジャネイロパラリンピック2020年東京パラリンピックに出場している[4]

備考

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脚注

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  1. ^ a b c 卓球 イブラヒーム エルフセイニ・ハマドトゥ | 東京2020パラリンピック”. NHK. 2021年9月1日閲覧。
  2. ^ a b c d HAMADTOU Ibrahim” (英語). ITTF Para Table Tennis Statistics. 2021年9月1日閲覧。
  3. ^ 口でラケットを操るパラ卓球選手、イブラヒム・ハマト”. Olympics.com. 2021年9月1日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h パラ卓球 くわえたラケットでスマッシュ!独自のスタイルはこう生まれた 東京パラリンピック”. NHKスポーツ (2021年8月27日). 2021年9月1日閲覧。
  5. ^ 不可能を可能に パラ卓球の48歳 口でラケット、鋭いスマッシュ”. 毎日新聞 (2021年8月25日). 2021年9月1日閲覧。
  6. ^ 不可能を可能に パラ卓球の48歳 口でラケット、鋭いスマッシュ”. 毎日新聞. 2023年2月22日閲覧。
  7. ^ SFTエキシビションマッチ in マレーシア”. SPORT FOR TOMORROW. 2021年9月1日閲覧。

外部リンク

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