コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

イェスパー・ストロムブラード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イェスパー・ストロムブラード
Jesper Strömblad
2013年
基本情報
出生名 クラス・ホーカン・イェスパー・ストロムブラード (Clas Håkan Jesper Strömblad)[1]
生誕 (1972-11-28) 1972年11月28日(51歳)
出身地  スウェーデン
イェーテボリ・ブーヒュース県
イェーテボリ
ジャンル メロディックデスメタル
オルタナティヴ・メタル
デスラッシュ
パワーメタル
ヘヴィメタル
ハードロック
職業 ギタリスト
ベーシスト
ドラマー
キーボーディスト
作曲家
レコーディング・エンジニア
担当楽器 ギター
ベース
ドラムス
キーボード
活動期間 1989年 -
共同作業者 イン・フレイムス
ディメンション・ゼロ
ハンマーフォール
シナジー
オール・エンズ
セレモニアル・オース
ザ・レジスタンス
サイラ
ザ・ヘイロー・エフェクト
著名使用楽器
ギブソン・エクスプローラー
ESP Jesper Stromblad EX

クラス・ホーカン・イェスパー・ストロムブラード(Clas Håkan Jesper Strömblad1972年11月28日 - )は、スウェーデンイェーテボリ出身のヘヴィメタルミュージシャン。主にイン・フレイムスや、ディメンション・ゼロなどに於けるギタリストとしての活動で著名。現在はサイラ、ザ・ヘイロー・エフェクトのギタリストとして活動している。また、ギター以外にもベースドラムスキーボードも演奏し、マルチプレイヤーとしても知られる。

2004年にギターワールド誌の『GUITAR WORLD's 100 Greatest Heavy Metal Guitarists Of All Time』では、イン・フレイムスで同僚のビョーン・イエロッテと共に、70位に選出された[2]。これは、メロディックデスメタル系のギタリストとしては最上位である。

来歴

[編集]

4歳からヴァイオリンを弾き始める。ヴァイオリンは12歳まで続けるが、その頃にギターに興味を持ち、ヴァイオリンをやめギターを弾くようになった。

1990年イン・フレイムスを結成する。同バンドは当初メンバーが流動的で、イェスパー自身はギターに加えてドラムスキーボードを兼任することになった。その後1stアルバム『Lunar Strain』までドラムスを兼任し、キーボードは3rdアルバム『Whoracle』まで兼任が続いた。

イン・フレイムスでは多くの楽曲の作曲に携わり、バンドの中心メンバーとして活動していた。しかし、2009年3月にイン・フレイムス公式ウェブサイト上で、イェスパーがアルコールに関する問題の治療のためにツアーに参加しないことが発表された。このツアーには元イン・フレイムス、現エンゲルニクラス・エンゲリンが参加することとなった。2010年2月12日にはイン・フレイムスからの正式な脱退が発表された。ライブツアーには引き続きニクラスが参加し、2011年になってニクラスがイェスパーの後任として正式にイン・フレイムスに加入した。

イェスパーはイン・フレイムス以外のバンドでも活動を行っていた。イン・フレイムスを結成した1990年にはセレモニアル・オースベーシストとして加入し、1stアルバム『The Book of Truth』に参加した。セレモニアル・オースを脱退した1993年には、セレモニアル・オースで共に活動していたオスカー・ドロニャックと共にハンマーフォールを結成する。ハンマーフォールでの担当楽器はドラムスであった。しかしイン・フレイムスの活動に専念するために1997年にハンマーフォールから脱退している。そのためハンマーフォールのアルバムには楽曲提供(3作目の『レネゲイド』まで)及びゲストプレイヤーとしてギターを一部で弾くに留まっている(1作目~2作目)。

また1995年に、イン・フレイムスを脱退したギタリスト、グレン・ユングストロームと共にデスラッシュバンド、ディメンション・ゼロ(結成時はAgent Orange)を結成し、1枚のEPと3枚のアルバムを発表している。またフィンランドヘヴィメタルバンド、シナジーにも加入し、1stアルバム『Beware the Heavens』に参加した。更に2003年にはオール・エンズにも参加した。

2006年には、デビュー前のデグレイデッドを発掘している[3]。デグレイデッドは、イン・フレイムスのメンバーがレコーディング・エンジニアとしてバックアップし、デビューを果たしている[3]

イン・フレイムス脱退後、ザ・レジスタンスというバンドを結成。ザ・レジスタンスでもギターを担当する。ザ・レジスタンスには、マルコ・アロ (Vo: フェイス・ダウン、元ザ・ホーンテッド)、グレン・ユングストローム (G: 元イン・フレイムス、元ディメンション・ゼロ)、アレックス・ロスバック・ホルスタッド (B: 元デスパイト、元デカメロン、元カーディナル・シン)、クリス・バーケンショー (Ds: カーナル・フォージ、フェイス・ダウン、コンストラクデッド)が参加している[4]。また、2012年には、16年前に解散したセレモニアル・オースの再結成に参加。脱退時と同じく、ベースを担当する[5]

2013年より、オロフ・モルクが脱退したナイトレイジにセッションギタリストとして参加。ナイトレイジがヘッドライナーの日本ツアー「Extreme Metal Over Japan Vol.2」にも、セッションギタリストとして参加することが決定したが[6]、ツアー開始前日に、体調不良による入院のため、ツアーに不参加となったことが発表された[7]。その後、体調は回復し、ナイトレイジのサポートを続けている。

2016年にザ・レジスタンスの脱退を表明し、これがきっかけとなってザ・レジスタンスは解散することとなった。ザ・レジスタンス脱退後、同年にイン・フレイムスを脱退したピーター・イワース (B)、当時アマランスのジェイク・E (Vo)、ルカ・トゥリッリズ・ラプソディーのアレックス・ランデンブルク (Ds)と共にヘヴィメタル/ハードロックバンドのサイラを結成した。

2021年11月には、イェスパーのほか、元イン・フレイムスのミカエル・スタンネ(ボーカル)、ニクラス・エンゲリン(ギター)、ピーター・イワース(ベース)、ダニエル・スヴェンソン(ドラム)が参加する新バンド『ザ・ヘイロー・エフェクト (The Halo Effect)』のデビュー曲「Shadowminds」を発表[8]。また2022年6月11日には、スウェーデンの音楽フェス『Sweden Rock festival』に出演。同バンドとしての初ライブを行った[9]

イェスパーはオンラインゲームWorld of Warcraftの熱心なプレイヤーとしても有名で、World of WarcraftのTシャツを着てライブに参加することもあった。

ディスコグラフィ

[編集]

イン・フレイムス (In Flames)

[編集]

アルバム

[編集]

シングル・ミニアルバム

[編集]

ライブ

[編集]

コンピレーション

[編集]
  • 1995年 V.A. / W.A.R. Compilation Vol.1

ビデオ

[編集]

デモ

[編集]
  • 1993年 Demo '93

ディメンション・ゼロ (Dimension Zero)

[編集]

アルバム

[編集]

ミニアルバム

[編集]
  • 1997年 Penetrations From The Lost World
    2003年にボーナストラックとして、2002年の来日公演のライブトラックを追加して再発された。

シナジー (Sinergy)

[編集]

アルバム

[編集]

セレモニアル・オース (Ceremonial Oath)

[編集]

アルバム

[編集]

ミニアルバム

[編集]
  • 1992年 Lost Name of God

デモ

[編集]
  • 1991年 Promo 1991

ザ・レジスタンス (The Resistance)

[編集]

アルバム

[編集]
  • 2013年 Scars
  • 2016年 Coup de grâce

EP

[編集]
  • 2013年 Rise from Treason
  • 2015年 Torture Tactics

サイラ (CyHra)

[編集]

アルバム

[編集]
  • 2017年 Letters to Myself

シングル

[編集]
  • 2017年 Karma
  • 2017年 Letter to Myself
  • 2018年 Heartrage

ザ・ヘイロー・エフェクト (The Halo Effect)

[編集]

参加バンド

[編集]

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]