アースキン・コールドウェル
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(アースキン・コールドウエルから転送)
アースキン・コールドウェル Erskine Caldwell | |
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誕生 |
アースキン・プレストン・コールドウェル 1903年12月17日 アメリカ合衆国 ジョージア州モアランド郊外 |
死没 |
1987年4月11日(83歳没) アメリカ合衆国 アリゾナ州パラダイスバレー |
職業 | 小説家、劇作家 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
代表作 |
『タバコ・ロード』 『神の小さな土地』 |
配偶者 |
マーガレット・バーク=ホワイト (1939年-1942年) |
ウィキポータル 文学 |
アースキン・プレストン・コールドウェル(Erskine Preston Caldwell, 1903年12月17日 - 1987年4月11日)は、アメリカ合衆国の小説家、劇作家。
生涯・人物
[編集]コールドウェルはジョージア州モアランド郊外の森の中の家で生まれた。父親は改革長老派教会アソシエーション(英Associate Reformed Presbyterian Church)の聖職者。 アースキン・カレッジに入学したが、卒業はしていない。体育会系の人物で、フットボールを行い、身長は6フィートあった。
コールドウェルは非常に温和な顔立ちをしている、と形容した出版者がいる。また、"天使のような外見"と形容した人もいる。
ブルーカラーの人々、労働者たちに共感し、若い頃は次から次へと職を渡り歩き、普通の労働者達と過ごした経験をもとに、自身よりも運のない人々の質素な生活を賞賛する物語を書いた。後半生においては、アメリカ南部に住む低収入の小作人向けのセミナーを開いている。
代表作として、小説『タバコ・ロード』と『神の小さな土地』が挙げられる。
コールドウェルは、1939年から1942年まで、写真家のマーガレット・バーク=ホワイトと結婚しており、二人で写真集『You Have Seen Their Faces』(1937年)を共同制作している。
作品
[編集]- 『タバコ・ロード』 - Tobacco Road 1932年
- 『神の小さな土地』 - God's Little Acre 1933年
- 『昇る太陽に脆く』 - Kneel to the Rising Sun 1935年
- 『南部かたぎ』 - Southways 1938年
- 白井泰四郎訳 ダヴィッド社〈ダヴィッド選書〉1954年
- 『七月の騒動』 - Trouble in July 1940年
- 龍口直太郎訳 新潮社〈新潮文庫〉1955年
- 『ジョージア ボーイ』 - Georgia Boy 1943年
- 『神の確かな手』 - The Sure Hand of God 1947年
- 龍口直太郎訳 三笠書房 1953年
- Place Called Estherville 1949年
- 『コールドウェル自伝(わが体験)』 - Call It Experience 1951年
- 金勝久訳 『わが体験』三興出版(愛育社より発売)1977年
- 『恋と金』 - Love and Money 1954年
- 龍口直太郎訳 新潮社〈新鋭海外文学叢書〉1955年
- 『孤独なアメリカ人たち』 - Certain Women 1957年
- 青木久男訳 南雲堂 1985年
- 『噂の女クローデル』 - Claudelle Inglish 1958年
- 青木久男訳 南雲堂〈双書・20世紀の珠玉〉1976年
- 『ビスコを尋ねて』 - In Search of Bisco 1965年
- 『ビスコを尋ねて : アメリカ深南部の黒人地帯を往く』横尾定理訳 金星堂 1973年
短編集
[編集]- We Are the Living 1933年
- When You Think of Me 1959年
- The Seduction Of Emily Brown 1965年
- The Seduction Of Mr. Sears 1965年