アレクサンダー広場
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アレクサンダー広場(アレクサンダーひろば、ドイツ語: Alexanderplatz)は、ドイツの首都ベルリンのミッテ区にある広場。同市の交通の要衝でもあり、近くにはベルリン大聖堂や赤の市庁舎がありシュプレー川が流れている。
概要
[編集]元は牛の市場であった。ロシア皇帝のアレクサンドル1世が、1805年10月25日にベルリンを訪れたことを祝って、名づけられた[1]。19世紀には、近くに建設された同名の駅や私設の市場と共に、重要な役割を果たすようになり、主要な商業センターとなった。1920年代には、ポツダム広場と共にベルリンのナイトライフの中心となった。
広場は何度か再開発され、分断時代では1960年代に東ドイツによって行われた。この時にベルリンテレビ塔、 高層ビルのホテル・シュタット・ベルリンや国営デパートのツェントルムなどが広場に面して建てられ、西側に東ドイツの高い経済成長ぶりを見せるショールーム的存在となった[2]
2006年には広場の模様や作りを変える工場が行われ、南東側に新しく建物が建設されている。
広場にはウーラニアー世界時計があり、待ち合わせ場所に利用されている[3]。
脚注
[編集]- ^ 『新ドイツの街角から』 2011, p. 23.
- ^ ドイツ文壇から30年 両首都の表情 実績誇示する指導部『朝日新聞』1979年(昭和54年)10月1日朝刊 13版 6面
- ^ 『観光コースでないベルリン』 2009, p. 197.
参考文献
[編集]- 高橋憲『新ドイツの街角から ドイツ文化事情』郁文堂、2011年。ISBN 978-4-261-01240-8。
- 熊谷徹『観光コースでないベルリン ヨーロッパ現代史の十字路』高文研、2009年。ISBN 978-4-87498-420-8。