アマディアス湖
座標: 南緯24度45分00秒 東経130度55分00秒 / 南緯24.75度 東経130.9167度
アマディアス湖 Lake Amadeus | |
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Pantu | |
1994年撮影の衛星画像 | |
位置 |
オーストラリア大陸中央部 オーストラリア、ノーザンテリトリー準州南西部、ユララ |
種類 | 塩湖 |
国 | オーストラリア |
延長 | 180 km (110 mi) |
最大幅 | 10 km (6.2 mi) |
面積 | 1,032 km2 (398 sq mi) |
主な沿岸自治体 | ユララ |
アマディアス湖[1](アマディアスこ、英: Lake Amadeus) は、オーストラリア大陸のほぼ中央に当たるノーザンテリトリー南西部の角に位置する、ウルル(エアーズロック)地域にある巨大な塩湖である。現地ピチャンチャチャラ語では単に「塩湖」を意味する「パントゥ (Pantu)」の名で呼ばれている。
日本語では、言葉の揺らぎ、表記揺れにより、「アマデウス湖」「アマジアス湖[2]」「アマデュース湖[2]」とも呼ばれる。
概要
[編集]ノーザンテリトリーで最大の塩湖である。時々ほぼ完全に干上がる。雨季に流入する雨水は東進し、最終的にフィンケ川に繋がっている。
最寄りの町「ピーターマン」から名を採ったピーターマン造山運動によって形成された地形の一つである。そう遠くない場所に、上述したウルル(エアーズロック)のほか、カタ・ジュタやコナー山がある。
古来、この湖と周辺地域はアボリジニの土地であり、1979年からはこの年に設立されたカティティ・アボリジニ・ランドトラスト(英:Katiti Aboriginal Land Trust)が、その後、現在は同ランドトラストとピーターマン・アボリジニ・ランドトラスト(英: Petermann Aboriginal Land Trusts)によって保護されている。
名称
[編集]"Lake Amadeus" はエポニムである。1872年、探検家アーネスト・ジャイルズがこの湖を“発見”した。彼は、後援者であるフェルディナント・フォン・ミュラー男爵にちなんでこの湖を「フェルディナント湖 (Lake Ferdinand)」と命名するつもりでいたが、ミュラーは固辞し、この栄誉を時のスペイン王(サボヤ朝スペイン国王)アマデオ1世に捧げるようジャイルズを説得し、かくして、スペイン語で "Lago Amadeo(ラーゴ アマデオ)"、英語で "Lake Amadeus(レイク アマディアス)" と呼ばれることになった。
ギャラリー
[編集]-
最寄りの町、ユララ
脚注
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 谷内達、小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “アマディアス湖”. コトバンク. 2022年10月19日閲覧。
- “amadeus”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2022年10月19日閲覧。
関連項目
[編集]- en:List of lakes of Australia
- ユララ (ノーザンテリトリー) - 真南に位置する最寄りの町。「ユーラーラ」ともいう。
- マッカイ湖 - 北西にある、地域最大の湖。