アトランティック・エンプレス
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アトランティック・エンプレス | |
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基本情報 | |
経歴 | |
進水 | 1974年2月16日 |
竣工 | 1974年4月 |
その後 | 1979年8月2日沈没 |
要目 | |
総トン数 | 128,398 トン |
載貨重量 | 292,666 トン |
全長 | 347.23 m |
垂線間長 | 330.7 m |
型幅 | 51.87 m |
型深さ | 28.43 m |
喫水 | 22.334 m |
主機関 | 蒸気タービン |
出力 | 23,872kW |
航海速力 | 15.5ノット |
アトランティック・エンプレス (Atlantic Empress) は原油タンカー。1979年に別のタンカーと衝突し石油流出事故を起こした。
概要
[編集]1974年4月にデンマークのオーデンセ・スチール造船所で竣工した。船主はSouth Gulf Sg Co Ltd.で、船籍はリベリアである。
衝突事故
[編集]1979年7月19日、アラブ首長国連邦からアメリカのテキサスへ向けて原油を輸送中、カリブ海トバゴ島沖45kmの海上でタンカー「エーゲアン・キャプテン(Aegean Captain)」(210,257重量トン)と衝突。 両船から大量の原油が流出し炎上、本船乗員29名が死亡した。 トリニダード・トバゴの沿岸警備隊が出動し、「エーゲアン・キャプテン」に乗船して同船乗員と共に消火作業を行い、曳船を用いて両船を引き離した。 その後「エーゲアン・キャプテン」は鎮火したが、本船は21日に外洋に曳航後も爆発・炎上を繰り返し、8月2日に沈没した。 本船は28万7千トンの原油を流出したが、原油は海岸へは到達せず、海岸の汚染はなかった。
参考文献
[編集]- Joachim W. Pein著 『Giganten der Meere Die Grossten Tankschiffe der Welt』 Koehler 2011年 ISBN 978-3-7822-1006-5
- 海人社『世界の艦船』1979年10月号 No.274