アサヒスタイニー
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(アサヒスーパードライスタイニーから転送)
アサヒスタイニーとは、アサヒビールから発売されていた小型瓶ビールである。
歴史
[編集]諸外国で「スタッビー」と呼ばれる小瓶が普及しているのを見て、1964年に初めて発売されたもので、スタイニーは「陶器製ジョッキ」を意味する「Stein」を捩って、ジョッキでビールを飲むように、小さな瓶を片手に、場所を問わずあらゆるシーンで飲めることを意識したという。
中身は1960年にアサヒビールが開発した「瞬間殺菌法」(フレッシュ・パストリゼーション)による、熱処理時間を短くした「生ビール風熱処理ビール」で、1963年に夏期限定で売りだした「アサヒビール びん生」「特大びん生」(当時は「生ビール風」でも「生ビール」として販売していた)を、通年販売として売り出した物である。
その後いったん終売するが、1998年に同社の看板商品である『アサヒスーパードライ』でスタイニーボトルが発売された。スタイニーボトルの発売に際しては、ユーザーのアンケートで4割以上が「できれば家庭でも缶ビールより瓶ビールを飲みたい」というデーターが出たことや、環境面への配慮があったとされており、リターナブル瓶タイプの小型瓶ビールとして新たに発売された。
しかし2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で、当時スタイニーボトルを生産していた福島工場が被災したため、結果的に復旧を断念しそのまま生産打ち切りとなった。
商品
[編集]- アサヒスタイニー
- アサヒスタイニーブラック(1969年)
- アサヒ本生スタイニー(1978年)
- アサヒスーパードライスタイニー(1998年 - 2011年)
- アサヒ黒生スタイニー(1999年)
- アサヒDANKスタイニー(1999年)
キャッチフレーズ
[編集]- マイペースで飲もう(1964年)
- アサヒスタイニー、あ!(1964年。当時流行の5秒CM)
その他
[編集]出典
[編集]- 「アサヒビールの120年 その感動を、わかちあう。」(アサヒビール社史。2010年発刊)
- アサヒビール「アサヒスーパードライ・スタイニー開発物語」
- アースディー「1998年6号~特集「スタイニーボトル」はどこに行ってるの?