オープンハウス・アーキテクト
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(アサカワホームから転送)
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒164-0001 東京都中野区中野4丁目10番2号 中野セントラルパークサウス15F |
設立 | 1991年3月1日 |
業種 | 建設業 |
法人番号 | 9012801003221 |
事業内容 |
建設請負並びに設計施工 建物の内外装工事の設計・企画施工 |
代表者 | 代表取締役社長 長井光夫 |
資本金 | 1億100万円 |
売上高 |
1016億4200万円 (2023年9月期)[1] |
営業利益 |
52億1900万円 (2023年9月期)[1] |
経常利益 |
52億7900万円 (2023年9月期)[1] |
純利益 |
39億5900万円 (2023年9月期)[1] |
純資産 |
183億6800万円 (2023年9月期)[1] |
総資産 |
417億7800万円 (2023年9月期)[1] |
従業員数 | 581名(2020年10月現在) |
決算期 | 9月 |
主要株主 | オープンハウスグループ |
関係する人物 | 日高靖仁(元社長) |
外部リンク | https://oha.openhouse-group.com/ |
株式会社オープンハウス・アーキテクト(Open House Architect Co., Ltd.)は、オープンハウスグループ傘下の建設会社である。
概要
[編集]建設請負・設計施工を主力事業とし、1991年の創業以来「ローコスト・ハイクオリティ」をポリシーに東京多摩地区を中心に年間2000棟以上の住宅を供給していた。
もとは自動車業界誌の記者であった細渕弘之が、転職して内装会社に勤めた後、独立して始めた内装会社が前身にあたる[2]。1991年にはアサカワを設立、ローコストビルダーとして業務を拡大する一方で、シックハウス対策やエコハウスといった付加価値面でも訴求を強めた。2012年には横須賀市で太陽光発電設備の設置を建築条件とする宅地「ライフアソート横須賀サンサタウン」の分譲を他2社と開始[3]、7月までの成約率は8割を超えた[4]。同じ2012年には山梨県で「河口湖ゼロエネルギープロジェクト」と銘打ち、省エネ住宅の実証実験も開始した[5][6][7][8]。この年に設けた甲府営業所をきっかけに地方進出を開始し、2013年には名古屋と[9]千葉県市川市に、2014年には宇都宮と静岡市にそれぞれ支店を設けた[10]。
2014年にはオープンハウス(現オープンハウスグループ)の連結子会社となることを発表[11][12][13][14]、2015年1月には同社による株式取得が完了、連結子会社となった[15]。
沿革
[編集]- 1991年 - 東京都東大和市に「株式会社アサカワ」を設立
- 1999年 - 株式会社アサカワから「株式会社アサカワホーム」へ商号変更
- 2005年 4月 - 株式会社アサカワから「株式会社アサカワホーム」へ商号変更
- 2007年 3月 -「本社」を東京都立川市に移転
- 2013年 7月 -「名古屋支店」を愛知県名古屋市に開設
- 2015年 1月 - 株式会社オープンハウスの連結子会社となる
- 2016年 10月 - 株式会社アサカワホームから「株式会社オープンハウス・アーキテクト」へ商号変更
- 2020年 1月 - 日高靖仁が代表取締役社長に就任、長井光夫が取締役会長に就任
- 2022年 3月 - 「本社」を東京都中野区に移転
- 2023年 3月 - 長井光夫が代表取締役会長 兼 社長に就任
実績
[編集]- 2015年に株式会社オープンハウス・アーキテクト出向時の売上は231.1億円であり、社員数は346名。
- 2019年まで執行役員として勤務し、同年の売上は488.9億円。社員数は507名。
- 2020年に代表取締役社長に就任し、2022年には売上813.2億円となり、社員数は738名に増加。
- 2023年は売上1030億円、社員数は908名を見込んでいる。
許可・認証
[編集]- 国土交通大臣(特-22)第21505号
- 国土交通大臣(2)第7376号
- 東京都知事登録 第49957号
- 木住協会員1種A正会員 (社)日本木造住宅産業協会
- JIO安心ローン取扱ビルダー A0300118
- (社)日本ツーバイフォー建築協会 一種D正会員
特筆事項
[編集]- 社員数は 5年間(2016年~2021年9月期)で社員数が70%以上増加[16]。
- 2022年までの木造住宅の累計完工棟数は約42,000棟[17]。
- 2022年度グッドデザイン賞受賞 スマートフォンアプリ [Architect Jump][18]。
- 第15回キッズデザイン賞受賞 子どもたちを産み育てやすいデザイン部門「LWDK with KIDS」[19]。
- 注文住宅のコンセプトショップ「LIFE DESIGN PARK」を企画開発。2020年には東京・三軒茶屋に、2021年には愛知・名古屋市と大阪・大阪市に、2022年には神奈川・横浜市に開設[20][21][22][23]。
- 2022年、注文住宅のバーチャル展示場を開設[24]。
- 内定者の資格取得に注力、2020~2022年木造HC試験の成績優秀者に選出[25]。
不祥事・事件
[編集]代表取締役社長によるパワハラ・暴言
[編集]- 2023年2月17日、当時オープンハウスグループ執行役員でオープンハウス・アーキテクト代表取締役社長だった日高靖仁が会議中、椅子を蹴った上で部下の首根っこを押さえつけ、「辞めれば?」「お前何してんの?」など“暴言”を吐いていたことが「週刊文春」の取材で分かった。オープンハウスグループの広報宣伝部にも経緯の確認や見解を求めたところ、「事実関係を確認し、適切に対応してまいります」と回答するのみだった[26]。
- 3月20日、日高はオープンハウスグループ執行役員を辞任、アーキテクト社でも取締役に降格していたことが分かった[27]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f 株式会社オープンハウス・アーキテクト 第33期決算公告
- ^ 「トップインタビュー 人と環境にやさしい 家づくりを通じて 社会と経済の変革に貢献する 株式会社アサカワホーム 代表取締役 細渕弘之氏」『りそなーれ』第1巻第8号、りそな総合研究所、2003年11月、3-6ページ。
- ^ 「「太陽光住宅」条件に分譲 リビングライフなど 横須賀の238区画」『日本経済新聞』2012年2月16日付地方経済面(神奈川)。
- ^ 「環境配慮型の街を整備 太陽光発電と蓄電池搭載 藤沢でパナソニック 1000戸と商業施設 工場跡再開発の手法に 相模原・横須賀でも進む」『日本経済新聞』2012年10月12日付地方経済面(神奈川)。
- ^ 「省エネ実験住宅完成 富士河口湖 太陽光など利用」『読売新聞』2012年(平成24年)6月23日付東京本社朝刊33面(山梨)。
- ^ 『山梨日日新聞』2012年(平成24年)6月21日付7面。
- ^ 「アサカワホーム ゼロエネ住宅PJの実験棟建築 価格低減や高度化に 認知拡大狙い体験宿泊型 躯体は高気密・高断熱」『住宅産業新聞』2012年(平成24年)6月28日付3面。
- ^ 下田健太郎「アサカワがゼロエネ実験に着手」『日経ホームビルダー』第158号、2012年8月、22ページ。
- ^ 「アサカワホーム 地方展開に着手 第1弾の名古屋皮切りに 栃木の宇都宮や静岡も」『住宅産業新聞』2013年(平成25年)7月18日付11面。
- ^ 「今夏に壁倍率認定取得へ アサカワホーム 地方など業容拡大の基盤」『住宅産業新聞』2014年(平成26年)3月20日付3面。
- ^ 株式会社オープンハウスの連結子会社となることが決まりました。
- ^ 株式会社アサカワホームの株式取得に関するお知らせ
- ^ 「オープンハウス アサカワホームを子会社化 戸建て商品開発を強化」『住宅新報』2014年11月11日付5面。
- ^ 「オープンハウス 施工・技術力確保でM&A アサカワホーム 新社長に疋田氏内定 今後の市場見据え対策具体化 コスト圧縮や新規展開の布石」『住宅産業新聞』2014年(平成26年)11月20日付3面。
- ^ 『住宅新報』2015年1月20日付5面。
- ^ 「受注拡大背景に積極採用 オープンハウス・アーキテクト」『住宅産業新聞』、住宅産業新聞社、2022年6月21日付3面。
- ^ “『大工さん・施工業者さん大募集!名古屋でも受注拡大中のオープンハウス・アーキテクトがラジオ CM 放送開始』”. PRTIMES. 2022年11月25日閲覧。
- ^ “スマートフォンアプリ [Architect Jump]”. グッドデザイン賞. 2022年10月7日閲覧。
- ^ “LWDK with KIDS”. キッズデザイン賞サイト. 2021年8月25日閲覧。
- ^ “『コロナ禍でも事業拡大中のオープンハウス・アーキテクトがオンライン接客に対応した新店舗を開設。』”. PRTIMES. 2020年5月29日閲覧。
- ^ “注文住宅ニーズが高まる名古屋に、暮らしが広がるショールーム『LIFE DESIGN PARK 久屋大通』をオープン。”. PRTIMES. 2021年7月21日閲覧。
- ^ “オープンハウスが関西初進出。ショールーム『LIFE DESIGN PARK 大阪梅田』をオープン”. PRTIMES. 2021年10月1日閲覧。
- ^ “オープンハウスG、神奈川エリアに注力。大型ショールーム「LIFE DESIGN PARKみなとみらい」の開設と仕入強化”. PRTIMES. 2022年2月1日閲覧。
- ^ “オープンハウス・アーキテクト、注文住宅の3D展示場”. 日経電子版. 2022年10月3日閲覧。
- ^ “オープンハウス・アーキテクトが内定者の資格取得に注力、木住協・木造HC試験に38人が受験”. 住宅産業新聞. 2021年2月3日閲覧。
- ^ “椅子を蹴って「辞めれば?」「クソ弱すぎる」オープンハウス執行役員(41)のパワハラ・暴言〈音声入手〉”. 文春オンライン. 2023年3月16日閲覧。
- ^ ““椅子蹴りパワハラ叱責”オープンハウス執行役員(41)が辞任、子会社社長から取締役に降格していた”. 文春オンライン. 2023年3月22日閲覧。