さよなら 海腹川背
ジャンル | ラバーリングアクション |
---|---|
対応機種 | ニンテンドー3DS |
開発元 | スタジオ最前線 |
発売元 | アガツマ・エンタテインメント |
デザイナー |
酒井潔 近藤敏信 |
プログラマー | 酒井潔 |
人数 | 1人 |
メディア | 3DSカード, ダウンロード |
発売日 | 2013年6月20日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
その他 | インターネット対応 |
ジャンル | ラバーリングアクション |
---|---|
対応機種 |
PlayStation Vita Microsoft Windows |
開発元 | スタジオ最前線 |
発売元 |
アガツマ・エンタテインメント →デジカ[1] |
デザイナー |
酒井潔 近藤敏信 |
プログラマー | 酒井潔 |
人数 | 1人 |
メディア |
PS Vita : PS Vitaカード, ダウンロード PC : Steam |
発売日 |
PlayStation Vita 2015年4月23日 Microsoft Windows 2015年10月6日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
その他 |
PS Vita : PSN℠対応 PC : Steam 実績, Steam トレーディングカード, Steam ワークショップ, Steam クラウド, Steam ランキング対応 |
『さよなら 海腹川背』(さよなら うみはらかわせ、Sayonara UmiharaKawase[注釈 1]; Yumi's Odd Odyssey[注釈 2])は、アガツマ・エンタテインメントより2013年6月20日に発売されたニンテンドー3DS用アクションゲーム。
また、画質の向上や新要素の追加など数多くの改良が行われたリメイク版、『さよなら 海腹川背 ちらり』(さよなら うみはらかわせ ちらり、Sayonara UmiharaKawase +[注釈 3])も本記事で扱う。 ちらりは2015年4月23日にPlayStation Vita版が発売され、2015年10月6日にはMicrosoft Windows版が発売された[2][3][4]。Microsoft Windows版のサポート言語は日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ブラジルポルトガル語およびロシア語であり[5]、日本国内からも購入が可能である[6]。また、タイトルはSayonara UmiharaKawaseであるが、ちらりをベースとしている[5]。
概要
[編集]伸縮自在のゴムロープつきルアーを駆使する「ラバーリングアクション」で障害を越えて進んでいく、面クリア型アクションゲーム。
シリーズの完全新作としては『海腹川背・旬』以来16年ぶり。初のニンテンドー3DS用タイトルだが、動きの激しいゲームであるため、全体的に立体視を使用しない状態を基準に調整されている[7]。開発にはキャラクターデザインの近藤敏信やゲームデザインの酒井潔をはじめ旧シリーズ作品のスタッフが多数参加している。
近藤敏信は当初シリーズのファンアイテムを構想していたが、アガツマ・エンタテインメントに話を持ちかけた所、「新作でいこう」と言われたため、現在の形になった。作品名の「さよなら」は、ファンアイテムとしての最後の『海腹川背』を考えていた頃の名残で、インパクトがあるためそのまま使用された。これで最後になってもいいという覚悟と同時に、また帰ってきたいという希望も込められている[8]。
全50フィールド。旧作では、ゲームを全面クリアしてもそれが『海腹川背』の全てでは無いという意を込めてフィールド番号に欠番が設けられていたが、インターネットでの情報共有が当然となった時代ではその意味が薄れたため、今作には欠番はない[7]。
キャラクター
[編集]プレイアブルキャラクター
[編集]シリーズ初の要素として、主人公・海腹川背以外のプレイアブルキャラクターが追加された。キャラクターは以下の通り。
- 海腹川背
- これまでは移植中心だったため、年齢設定は19歳のままだったが、完全新作の今回は20歳になり、キャラクターデザインも刷新された[8]。
- また、従来作では裏設定として伏せられていた「日本全国を放浪する流しの板前」という肩書きが正式なキャラクター設定となった。
- 横山埜鼓
- 通称「ノッコ」。未来から来た川背の子孫で、18歳。時間を遅くする、つまりスローモーション能力を持つ。これは、斜め入力がしやすいよう実装されていたストップモーション機能を発展させたもの[7]。
- 川背ちゃん
- 9歳のころの川背。主人公の川背が成長したため薄れた少女成分を抽出して設定された[8]。ミスしてもチェックポイントから再開できる初心者向けキャラクター。
- 江美子ちゃん
- 川背の小学生時代の友達。9歳。ミスしてもチェックポイントから再開できる初心者向けキャラクター。
世界観
[編集]本作の舞台となる世界は、究極の食材を探し求める流しの板前女性・海腹川背の心象風景を描いたものとなっている[8]。足の生えた魚たちが邪魔しに現れるのも、海腹川背のイメージの中の世界であるため[7]。
これはもともとSFC版において世界観とキャラクターのイメージを伝えるために書かれた裏設定として公には伏せられていたもので、シリーズ通しての共通事項である。また、キャラクター周りの設定の内、「流しの板前」という主人公の肩書きのみ、本作では公式サイトでも正式なキャラクター設定として紹介されている。(主人公の家族関係に纏わる設定に関しては公式上でも触れられていない。[9])。
注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 「デジカが「海腹川背」シリーズ3作品の再販をSteamで開始。2月6日から2月13日まで30%オフに」 4Gamer.net、2016年2月6日閲覧。
- ^ Agatsuma Entertainment (2015年9月9日). "Sayonara UmiharaKawase - Video gaming history coming to PC October 2015" (Press release). UBM Tech. Games Press. Gamasutraより2015年9月11日閲覧。
- ^ Gueed (2015年9月10日). “PC版「さよなら 海腹川背」が海外で10月にリリース。アガツマ・エンタテインメントが海外向けに発表”. 4Gamer.net (Aetas) 2015年9月11日閲覧。
- ^ Ishimoto, Shuji (2015年9月9日). “アガツマ、PC版『さよなら海腹川背』をSteamにてリリースへ。初代『海腹川背』や『海腹川背・旬』も今年の終わりに”. AUTOMATON日本版 (アクティブゲーミングメディア) 2015年9月11日閲覧。
- ^ a b Gueed (2015年9月24日). “Steam版「さよなら 海腹川背」が正式発表。PS Vita“ちらり”をベースにSteamの各種機能に対応し,10月6日配信開始”. 4Gamer.net (Aetas) 2015年10月12日閲覧。
- ^ Ishimoto, Shuji (2015年9月11日). “PC版『さよなら海腹川背』は日本国内からもSteamで購入可能、次回の最新情報で収録言語も明らかに”. AUTOMATON日本版 (アクティブゲーミングメディア) 2015年9月11日閲覧。
- ^ a b c d 『アクションゲームサイド』VOL.02、p.52
- ^ a b c d 『アクションゲームサイド』VOL.02、p.51
- ^ 川背ちゃんのキャラ解説では「引っ越しが多く同年代の友だちとの思い出が少ない」と語られているのみ。
参考文献
[編集]- 『アクションゲームサイド』VOL.02、マイクロマガジン社、2013年7月、pp.49 - 52。ISBN 978-4-89637-429-2
- 「『さよなら 海腹川背』伸縮自在のロープを使ってゴールを目指せ」 ファミ通.com
- 3DS「さよなら 海腹川背」クリエイターインタビュー “さよなら”とタイトルにつけた意味とは? GAME Watch、2013年5月29日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- さよなら海腹川背 - ウェイバックマシン(2021年6月20日アーカイブ分)
- さよなら海腹川背ちらり - ウェイバックマシン(2021年12月1日アーカイブ分)
- Sayonara UmiharaKawase - Steam