コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

詠時感〜時へのロマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この夢の果てまでから転送)
『詠時感〜時へのロマン』
エイジアスタジオ・アルバム
リリース
録音 1981年6月-11月
ジャンル プログレッシブ・ロックポップ・ロックハードロックアート・ロック
時間
レーベル ゲフィン・レコード
プロデュース マイク・ストーン英語版
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 1位(米国・ビルボードチャート
  • 11位(英国・オフィシャルチャート)
  • 15位(日本・オリコンチャート
  • ゴールドディスク
  • 400万枚(米国・RIAA
  • エイジア アルバム 年表
    詠時感〜時へのロマン
    (1982年)
    アルファ
    1983年
    テンプレートを表示

    詠時感〜時へのロマン』(エイジア〜ときへのロマン、原題:Asia)は、エイジアデビューアルバム。1982年にゲフィン・レコードから発売された。本作で全米ビルボード・チャートで第1位を9週間獲得し、年間アルバム・チャートでもナンバー1に輝いた大ヒット作である(イギリスでは最高11位)。

    概要

    [編集]

    エイジアは、プログレッシブ・ロックの大御所ミュージシャン達が集まり、1980年代初頭に結成されたスーパーグループであるが、ここで聴かれる彼らの音楽は非常にポップでコンパクトなものばかりで、かつての壮大な音作りは影を潜めている。いかにも1980年代的なサウンドで、その音楽性から産業ロックと呼ばれ、往年のプログレ・ファンや音楽評論家からは批判の声も多かった。

    タイトで短めなポップ・サウンドとキャッチーなメロディと的を射た演奏により、全世界で大ヒットを記録した。シングルでも「ヒート・オブ・ザ・モーメント」が全米シングルチャート・トップ100に4位でランクインするヒットとなった。楽曲制作に関しては、ジョン・ウェットンジェフリー・ダウンズスティーヴ・ハウの3人が中心になっている。結果的には本作がエイジアにとって最大のヒットとなり、1980年代を代表するアルバムのひとつとして今でも紹介される。

    「ヒート・オブ・ザ・モーメント」

    [編集]

    「ヒート・オブ・ザ・モーメント」はエイジアの代表的な曲の一つとなっている。ウェットンはこの曲を持ち歌とし、ソロのライブでも演奏するようになった。後年、ウェットン&ダウンズ(アイコン)で再録音も行なっている。また、エイジアもジョン・ペインがボーカルの時期に再録音を行なっている他、グレッグ・レイクがボーカルで在籍していた時期のライブ録音も存在する。

    収録アルバム

    • オリジナル・バージョン
      • エイジア/『詠時感〜時へのロマン』、他
    • ウェットン&ダウンズ・バージョン
      • ウェットン&ダウンズ/『Icon』 (ボーナス・トラック)
    • ジョン・ペイン・バージョン
      • エイジア/『The Best of Asia 1982~1997 "Anthology"』 (オリジナル・バージョンも収録)

    収録曲

    [編集]
    サイド1
    1. ヒート・オブ・ザ・モーメント - "Heat Of The Moment" (John Wetton, Geoff Downes)
    2. 時へのロマン - "Only Time Will Tell" (Wetton, Downes)
    3. 孤独のサヴァイヴァー - "Sole Survivor" (Wetton, Downes)
    4. ワン・ステップ・クローサー - "One Step Closer" (Wetton, Steve Howe)
    5. タイム・アゲイン - "Time Again" (Downes, Howe, Carl Palmer, Wetton)
    サイド2
    1. この夢の果てまで - "Wildest Dreams" (Wetton, Downes)
    2. ウィズアウト・ユー - "Without You" (Wetton, Howe)
    3. 流れのままに - "Cutting It Fine" (Wetton, Downes, Howe)
    4. ときめきの面影 - "Here Comes The Feeling" (Wetton, Howe)

    パーソネル

    [編集]

    脚注

    [編集]