お菓子系
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お菓子系(おかしけい)は、アイドルグラビアのジャンルのひとつ。
ブルセラが社会現象となっていた1990年代前半は単にブルセラグラビアと呼ばれていたが、1992年創刊の『クリーム』を嚆矢とし、1990年代後半には『ホイップ』、『ワッフル』、『ラッキークレープ』、『ジューシープレス』と菓子名を誌名に使用するノンヌード美少女雑誌が相次いで創刊された[1]ことから「お菓子系」の名がついた[2]。これらの雑誌は「お菓子系雑誌」と呼ばれ、お菓子系雑誌に登場するグラビアアイドルは「お菓子系アイドル」と呼ばれる[3]。
お菓子系メディア
[編集]お菓子系雑誌
[編集]お菓子系グラビアを掲載する雑誌は「お菓子系雑誌」と呼ばれる。このジャンルの雑誌としては、『クリーム』(ワイレア出版)が最もよく知られている[4]。
この通称の由来は前述の通り誌名の傾向によるものである。
お菓子系雑誌の多くは通常の制服や制服系着エロ、水着やヌードグラビアなどの内のいくつかまたはすべてを掲載しているため、アイドル雑誌の側面とアダルト雑誌の側面の両方の性格を併せ持つ。一般の週刊誌や漫画雑誌、あるいはヌードグラビア中心の雑誌がお菓子系アイドルを掲載することも多いため、明確な定義があるわけではなく境界は限りなく曖昧である。
最盛期には25万部以上が売られた[3]。
お菓子系写真集・ビデオ
[編集]各お菓子系アイドル単独の写真集・イメージビデオは数多く発売されているが、お菓子系を専門的に扱うシリーズとしては写真集における『クリーム写真集』(ワイレア出版)、イメージビデオにおける『美少女ソナタ』(英知出版)、『平成女学園』(ソフト・オン・デマンド)などが知られている。
お菓子系アイドル
[編集]お菓子系グラビアで活動するグラビアアイドルは「お菓子系アイドル」と呼ばれる。谷口ともみ、相川みさお、江沢規予、久保亜沙香[3]、浅川千裕、高木美貴、萩原舞、升水美奈子などが知られるが、人気は多くのモデルに分散しているため、本当の意味での「代表者」を挙げるのは難しい。
脚注
[編集]- ^ 安田理央、雨宮まみ『エロの敵 ─今、アダルトメディアに起こりつつあること』翔泳社、2006年、49頁。ISBN 4-7981-1108-2。
- ^ “お菓子系雑誌/ お菓子系アイドル”. 同人用語の基礎知識. 2012年3月11日閲覧。
- ^ a b c “知る人ぞ知る、元お菓子系アイドル・岡部玲子が結婚!”. メンズサイゾー (2010年4月3日). 2012年3月10日閲覧。
- ^ “クリーム、ワッフル・・・90年代に流行した「お菓子系雑誌」の数々!!”. Middle Edge(ミドルエッジ) (2021年4月13日). 2022年8月5日閲覧。