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高橋うらら

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高橋 うらら(たかはし うらら、1962年 - )は、日本女性児童文学作家日本児童文芸家協会理事)。

東京都杉並区出身。鎌倉女子大学初等部フェリス女学院中学校慶應義塾女子高等学校を経て[1]慶應義塾大学経済学部卒業。慶應義塾体育会合気道部出身。児童向けノンフィクションを中心に執筆。

人物

1993年の毎日児童小説優秀賞受賞、1999年宝塚ファミリーランド童話コンクール特賞日本アンデルセン協会賞受賞を経て2001年、『いい天気』でデビュー。2021年、『災害にあったペットを救え 獣医師チームVMAT』で第3回児童文芸ノンフィクション文学賞受賞。

東京大空襲カンボジア地雷被害、動物福祉などをテーマとして取り上げるなど、「命の大切さ」を執筆活動の主題として位置づける。また、自らの実妹が聴覚ハンディキャップを負っていることから、障害者への関心が高く、作品にも多く登場させている。

所属する日本児童文芸家協会で理事を務め、読売・日本テレビ文化センター童話エッセイ教室の講師をするなど、文化振興の分野でも意欲的に活動する。大妻女子大学短期大学部国文科では、児童文学や童話の創作を教えている。

著作

ノンフィクション

長編

  • 『犬たちがくれた音 聴導犬誕生物語』(金の星社、2007年)
  • 『ありがとうチョビ 命を救われた捨て犬たちの物語』(くもん出版、2009年)
  • 『左手がなくてもぼくは負けない! カンボジア、地雷と子どもたち』(学研、2009年)
  • 『野鳥も、ネコもすくいたい! 』(学習研究社、2011年)
  • 『ホッキョクグマの赤ちゃんを育てる! 円山動物園のねがい』(ポプラ社、2012年)
  • 『おかえり!アンジー 東日本大震災を生きぬいた犬の物語』(集英社みらい文庫、2014年)
  • 『夜やってくる動物のお医者さん』(フレーベル館、2016年)
  • 『可能性は無限大ー視覚障がい者マラソン道下美里)(新日本出版社、2018年)
  • 『シャンシャンと上野動物園パンダ物語』(土居利光監修 フレーベル館、2018年)
  • 『やさしく読めるビジュアル伝記5巻 ナイチンゲール』(学研、2018年)
  • 『聴導犬こんちゃんがくれた勇気 難病のパートナーを支えて』(岩崎書店、2018年)
  • 『災害にあったペットを救え 獣医師チームVMAT』(小峰書店、2019年)
  • 『「お手伝いしましょうか?」 うれしかった、そのひとこと』(講談社、2019年)
  • 『風を切って走りたい! 夢をかなえるバリアフリー自転車』(金の星社、2019年) 
  • 『みんなちがってみんなステキ─LGBTの子どもたちに届けたい未来─』(新日本出版社、2021年)
  • 『夜の獣医さん 往診専門の動物病院』(講談社青い鳥文庫、2021年)

共著

  • 『宇宙への夢、力いっぱい!』(若田光一と共著)(PHP、2014年)
  • 『まもりたいこの小さな命』(原田京子写真 集英社みらい文庫、2016年)
  • 『ぼくの毎日をかえた合氣道』(藤平信一監修 岩崎書店、2018年)

短編

  • 「シラス漁にチャレンジ!」(『高木くんのカレー研究 (ごちそう大集合2)』(偕成社)掲載、2003年)
  • 「食べ物はありあわせの材料で」(『子どもにおくる戦争があったころの話』(らくだ出版)掲載、2006年)
  • 「野鳥の命とねこの命と」(『短編!ほんとうにあった感動物語(4)』(学研マーケティング)掲載、2009年)
  • 「五百人のお母さん」(『短編!ほんとうにあった感動物語(5)』(学研マーケティング)掲載、2009年)
  • 「コロッケおじさんの愛情プレゼント」(『短編!ほんとうにあった感動物語(7)』(学研マーケティング)掲載、2009年)
  • 「報道カメラマン 吉川綾美」(『お仕事熱血ストーリー 感動する仕事!泣ける仕事!』(学研)掲載、2010年)
  • 「山岳警備隊 町田和彦」(『お仕事熱血ストーリー 感動する仕事!泣ける仕事!』(学研)掲載、2010年)
  • 「おむかえに来ました」(『わたしたちの戦争体験 9引揚』(学研)掲載、2010年)
  • 「「東京大空襲」を語りつぐ 東京大空襲・戦災資料センター」(『ちゃぐりん3月号』(家の光協会)掲載、2011年)
  • 「小さな一歩が世界を変える」(『感動する仕事!泣ける仕事! 第2期』(学研教育出版)掲載、2012年)
  • 「大切にしたい! 自然のチカラ」(『感動する仕事!泣ける仕事! 第2期』(学研教育出版)掲載、2012年)
  • 「日本一の卒業式」(『語りつぎお話絵本3月11日-4』(学研教育出版)掲載、2013年)
  • 「アウトドア義援隊出動!」(『語りつぎお話絵本3月11日-6』(学研教育出版)掲載、2013年)
  • 「五百人のお母さん」(『せんそうってなんだったの?2』(学研教育出版)掲載、2014年)
  • 「ほりょになった中学生たち」(『せんそうってなんだったの?2』(学研教育出版)掲載、2014年)
  • 「お姉ちゃんが買った、ねじ巻きパン 原和子さんの満州体験」(日本児童文学)掲載、2016年1・2月号)
  • 「オードリー・ヘップバーン」「ガンジー」「市川房枝」「アンネ・フランク」(『みんなに贈りたい伝記』(PHP)掲載、2016年)
  • 『ノーベル賞感動物語』(集英社みらい文庫、2016年)
  • 「南極で生きぬいたタロとジロ」「ごめんねトンキー」「ホッキョクグマの赤ちゃんを育てる!」「すてられた犬や猫を助けたい」(『どうぶつだいすき!』(主婦の友社)掲載、2017年)

フィクション

長編

  • 『いい天気』(けやき書房、2001年)
  • 『カバンにつめたゆうれい』(けやき書房、2002年)
  • 『いつも見ていて』(けやき書房、2002年)
  • 『犬たちからのプレゼント ショコラがくれたはじめの一歩』(集英社みらい文庫、2014年)
  • 『猫たちからのプレゼント ケガしたミィミィが教えてくれたこと』(集英社みらい文庫、2014年)
  • 『犬たちからのプレゼント 動物ぎゃくたい大反対!』(集英社みらい文庫、2015年)
  • 『猫たちからのプレゼント 捨てネコたちを助けたい!』(集英社みらい文庫、2015年)
  • 『犬たちからのプレゼント 天国のペットを思い出す日』(集英社みらい文庫、2015年)
  • 『動物たちからのプレゼント 命をありがとう! 動物園ものがたり』(集英社みらい文庫、2016年)
  • 『動物たちからのプレゼント さよなら、ハムハム!』(集英社みらい文庫、2016年)
  • 『幽霊少年シャン』(新日本出版社、2016年)

短編

  • 「心のペンキやさん」(『童話』(日本童話会)掲載、1990年)
  • 「ロバにのった王子さま」(『童話』(日本童話会)掲載、1990年)
  • 「ヒラヒラ星人のひみつ」(『童話』(日本童話会)掲載、1991年)
  • 「ミスターSによろしく」(『毎日小学生新聞』(毎日新聞社)連載 1993年)
  • 「あの鳥みたいにやさしく」(『児童文芸5月号』(銀の鈴社)掲載、2000年)
  • 「ゆきだるまくん」(『母の友9月号』(福音館)掲載、2003年)
  • 「公園の神かくし」(『マジックショーは死のかおり―平成うわさの怪談〈9〉』(岩崎書店)掲載、2004年。2009年に「うわさの怪談BUNKO」から文庫化)
  • 「消しゴムくんのなみだ」(『児童文芸8・9月号』(銀の鈴社)掲載、2004年)
  • 「忍者村卍のたたり」(『のろわれたコインゲーム(平成うわさの怪談13)』(岩崎書店)掲載、2005年)
  • 「ねこのゆうびんやさん」(『児童文芸12・1月号』(銀の鈴社)掲載、2005年。宝塚ファミリーコンサート童話コンクール特賞日本アンデルセン協会賞受賞作品。後に受賞作品集『クリーニングやさんのせっけん』掲載)
  • 「のろいのタロットカード」(『のろいのタロットカード(平成うわさの怪談19)』(岩崎書店)掲載、2006年)
  • 「マルコのサッカーボール」(『扉を開けて』(新日本出版社)掲載、2006年)
  • 「ぼくの宝もの」(『児童文芸8・9月号』(銀の鈴社)掲載、2007年)
  • 「カレンダーでその日の天気がわかる人」(『児童文芸12・1月号』(銀の鈴社)掲載、2009年)
  • 「気をつかう自転車」(『たぬきの縁むすび』(岩崎書店)掲載、2009年)
  • 「ホラー遊園地で待ってる」(『ホラー遊園地で待ってる (怪談図書館)』(国土社)掲載、2009年)
  • 「3.11が教えてくれた防災の本〈1〉地震(絵本の文章)」(『3.11が教えてくれた防災の本〈1〉地震』(かもがわ出版)掲載、2011年)
  • 「青空のランドセル」(『白いガーベラ』(今人舎)掲載、2011年)
  • 「ノットリオニ」(『だれがアケる? 恐怖の扉』(PHP)掲載、2014年)
  • 「メールで釣り上げられた少女」(『ネットホラー スマホの中には悪魔がいる』(集英社みらい文庫)掲載、2015年)
  • 「運命逆転スイッチ」(『世にも不思議なお話』(PHP)掲載、2017年)

エッセイ

  • 「大好きなあなたへ」(『児童文芸2・3月号』(銀の鈴社)掲載、2002年)
  • 「駅」(『児童文芸10・11月号』(銀の鈴社)掲載、2004年)
  • 「おばあちゃんのクリーム」(『ほんとうに心があったかくなる話 2年生』(ポプラ社)掲載、2005年)
  • 「名作の風土「樋口一葉」」(『児童文芸6・7月号』(銀の鈴社)掲載、2005年)
  • 「大どろぼうホッツェンプロッツ」(『子どもにおくるいっさつの本』(らくだ出版)、2006年)
  • 「ごめんね」(『子どもにおくる私の友だちの話』(らくだ出版)掲載、2006年)
  • 「お母さんの入院」(『子どもにおくる私のお手伝いの話』(らくだ出版)掲載、2007年)
  • 「私の新刊」(『子どもの本』(日本児童図書出版協会)掲載、2008年)
  • 「犬たちがくれた音の誕生物語」(『児童文芸8・9月号』(銀の鈴社)掲載、2008年)
  • 「やさしい先生に教えられたこと」(『子どもにおくる私の先生の話』(らくだ主出版)掲載、2008年)
  • 「リカちゃん人形あそび」(『子どもにおくる私の遊びの話』(らくだ出版)掲載、2009年)
  • 「五百人のお母さん」(『子どもにおくる 私の心にのこる話』(らくだ出版)掲載、2010年)
  • 「地球温暖化とわたしたちの暮らし」(『地球のやさしさ・こわさ』掲載、2011年)
  • 「アンネの日記に寄せて」(「三田評論」掲載、2017年6月号)

  • 「お空のキャンディー」(『子どもための少年詩集』(銀の鈴社)掲載、2004年)
  • 「はらぺこ仮面」(『子どものための少年詩集』(銀の鈴社)掲載、2005年)
  • 「お空をください」(『子どものための少年詩集』(銀の鈴社)掲載、2006年) - 「まなびピア埼玉2009」の閉会式で、子どもたちによって群読。
  • 「みかんの気持ち」(『子どものための少年詩集』(銀の鈴社)掲載、2007年)
  • 「小さな勇気」(『子どものための少年詩集』(銀の鈴社)掲載、2008年)
  • 「エコかあさん」(『児童文芸4・5月号』(銀の鈴社)掲載、2009年)
  • 「ほのお」(『子どものための少年詩集』(銀の鈴社)掲載、2009年)
  • 「ふみしめる」(『子どものための少年詩集』(銀の鈴社)掲載、2010年)
  • 「希望の街」(『子どものための少年詩集』(銀の鈴社)掲載、2011年)

脚注

  1. ^ 講師公募サービスkoens『高橋うらら』”. 講師公募サービスkoens『高橋うらら』. 2021年10月9日閲覧。

関連項目

外部リンク

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