ミツトヨ
本社・川崎工場 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒213-8533 神奈川県川崎市高津区坂戸一丁目20番1号 |
設立 |
1938年(昭和13年)2月 (株式会社三豊製作所) |
業種 | 精密機器 |
法人番号 | 7020001067105 |
事業内容 | 精密測定機器、試験機器の製造・販売 |
代表者 | 沼田恵明(代表取締役社長兼社長執行役員) |
資本金 | 3億91百万円 |
発行済株式総数 | 782万9,140株 |
売上高 |
連結:1192億2266万2千円 単独:735億755万2千円 (2017年12月期) |
営業利益 |
連結:191億7216万1千円 単独:103億6311万2千円 (2017年12月期) |
純利益 |
連結:129億6271万0千円 単独:82億7305万5千円 (2017年12月期) |
純資産 |
連結:1877億5533万8千円 単独:1310億8731万4千円 (2017年12月期) |
総資産 |
連結:2244億7476万8千円 単独:1566億3988万7千円 (2017年12月期) |
従業員数 |
連結:5,082人 単独:2,662人 (2017年12月期) |
決算期 | 12月31日 |
主要株主 |
ミツトヨ持株会 17.3% (財)仏教伝道協会 14.0% 宗教法人惠光寺 10.0% (2017年12月期) |
主要子会社 |
(株)ミツトヨフーズ 100% (株)高知ミツトヨ 100% |
関係する人物 |
沼田恵範(創業者) 中川徹(元代表取締役会長) |
外部リンク | www.mitutoyo.co.jp |
株式会社ミツトヨ(英: Mitutoyo Corporation)は、神奈川県川崎市高津区に本社を置く測定機器メーカー。ノギス、マイクロメータの日本国内シェアは約90%、日本国外でも高いシェアを占める。 社是は「良い環境 良い人間 良い技術」、社訓は「誠実 深慮 敢闘」。
主な取り扱い製品
- ノギス・マイクロメータ・ダイヤルゲージ・ハイトゲージ・デプスゲージ・内径測定器
- ブロックゲージ・校正機器
- 三次元測定機・画像測定機
- 表面粗さ測定機・輪郭形状測定器・真円度測定器
- 測定顕微鏡・対物レンズ・投影機
- 地震計
- 硬さ試験機
- リニアエンコーダ
沿革
- 1934年 - 創業者沼田恵範がマイクロメータ国産化のため、現在の東京都大田区蒲田に研究所を開設。
- 1936年 - 蒲田に工場を開設。社名を三豊製作所とする。
- 1937年 - マイクロメータの国産化に成功。
- 1938年 - 株式会社に組織変更。
- 1940年 - 神奈川県川崎市高津区坂戸に溝の口工場を建設、マイクロメーターの生産を開始。
- 1944年 - 宇都宮工場を操業開始。
- 1945年 - 蒲田本社が戦火により焼失、本社を現在地(溝の口工場内)に移転。
- 1947年 - 広島研究所を開設。
- 1949年 - ノギスの生産を開始。
- 1959年 - 販売部門を分社化(三豊商事株式会社)、広島工場操業(研究所を吸収)。
- 1969年 - 三次元測定器の生産を開始。
- 1977年 - 広島⼯場のマイクロメータ部品加⼯⼯場として株式会社⼤野⾒精密を高知県高岡郡大野見村(現 中土佐町)に設立。
- 1982年 - リニヤスケール専門工場として清原工場、操業開始。
- 1986年 - 株式会社三豊食品設立。(1992年株式会社ミツトヨフーズに社名変更)
- 1987年 - 三豊商事株式会社を吸収合併し、商号を株式会社ミツトヨに変更。
- 1989年 - 株式会社⼤野⾒精密を株式会社高知ミツトヨへ社名変更し、株式会社ミツトヨの連結⼦会社となる。
- 2004年 - アカシ、明豊エンジニアリング、明旺技研を経営統合。
- 2022年 - 事業拡大の為、高知ミツトヨの現工場を香南市へ移転予定(2020年土地取得済)。
ミツトヨロゴ
ミツトヨではMとyの文字が二重線になったロゴ(通称:ミツトヨロゴ)を製品に用いている(小さな製品には頭文字のMだけをとって表記されることもある
)。
表記はローマ字でMitutoyoであり(ツの部分が「tsu」にはならない)、英語での発音はミツトヨよりミトゥトヨに近い。
その他にも、今はあまり使われないが、瓢箪マークというものがあり、ミツトヨ(三豊)の社名の由来でもある「仏・法・僧」「天・地・人」「智・仁・勇」の3つの組み合わせが3つの合わさったという意味合いで3つの瓢箪が合わさったマークが使われることもある(社章ではない)。
なお、この瓢箪は、三豊の「豊」から豊臣秀吉の千成瓢箪を連想して作られたものといわれている。
仏教との関わり
創業者・沼田恵範が仏教伝道のためにザ・パシフィック・ワールドを刊行するも資金難のため廃刊。そこから、継続的な仏教伝道のために資金源が必要であることを学び、工業化が進む日本において基幹技術となる測定器に着目した。 科学技術による貢献と仏教布教による貢献の2つの柱で社会貢献することを目的とし、前身となる三豊製作所を設立する。(三豊の名前は、3つの漢字からなる熟語の天地人、智仁勇に仏教用語の仏法僧を加えた3つから来ている)
仏教伝道協会を作り、世界各国に無償で配布(日本でもホテルや旅館で読むことが可能)したり、ミツトヨフーズでは僧侶のタンパク源である湯葉や湯葉関連商品(湯葉スムージーなど)を生産・販売している。
仏教伝道には測定器メーカーの親会社のミツトヨとしても力を入れており、会社案内のパンフレットに仏教の話が書かれていたり、社内の行事で仏教の大切さ・祖先を敬う心を育むことを目的として、月に1回祖先祭という行事を行っている。
不祥事・事件
不正輸出
2006年(平成18年)8月26日、同社が核開発に転用可能な三次元測定器数台を、現地法人や子会社を通じマレーシア、シンガポール、イラン、リビアに不正に輸出していたことが判明し、当時の社長など4名が逮捕された(不正輸出された設備の総数は3000台を超える)。
関連項目
- 仏教伝道協会
- 川崎ブレイブサンダース - ユニフォームスポンサーを務める。
- ミツトヨ・ミュージック・トゥデイ - FM東京で放送された提供番組。