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サムライ8 八丸伝

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サムライ8 八丸伝
ジャンル 少年漫画
SF漫画
漫画
原作・原案など 岸本斉史
作画 大久保彰
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2019年24号 - 連載中
巻数 既刊4巻(2020年3月4日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

サムライ8 八丸伝』(サムライエイト はちまるでん)は、岸本斉史(原作)・大久保彰(作画)による日本漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2019年24号より連載中。

ストーリー

生命維持装置なしでは生きられない虚弱体質の少年・八丸は、オンラインゲームに明け暮れていた。ある日、自らを「侍」と称する猫のような男が現れ、そこへやってきた浪人が八丸の命を狙う。

登場キャラクター

主要人物

八丸(ハチマル)
本作の主人公。不健康な少年。生命維持装置を繋ぎ、血吸とよばれた童子切高綱なる侍魂の宝刀のエネルギーで生きている。リンゴと流動食しか食べられない。父親のことが好きだが素直になれず反抗ばかりしている。先端恐怖症。
父親を助けるために切腹し、不動明王から三輪身の力を得て侍となる。
早太郎(はやたろう)
犬のペットホルダー。ニャンと鳴く。八丸の覚醒時にキーホルダーとなる。
達麻(ダルマ)
八丸の師匠。伝説の侍。金剛夜叉流免許皆伝。千人斬りの流離の一匹狼。星砕きの侍犬。猫。
盲目で心眼でものを見る。糸目。説明が多い。かつては魔噛みをホルダーとしていた。星々を救うため50年かけて旅をする。
アン姫
吃音の少女。八丸の姫。名前の由来は阿吽。自分の名前が言いにくい。作る料理の見た目は悪いが、味はおいしい。
骨河(こつが)
竜と行動を共にする侍。竜の発言に度々ツッコミを入れている。
竜(りゅう)
骨河と行動を共にする侍。記憶喪失で、自分の素性を分からず度々聞き返している。

八丸の育った星の住民

フルタ博士
八丸の父。八丸に反抗ばかりされているが、本人は八丸のことを大切にしている。合鍵計画の元主任。出来損ないの八角を処分しようとするも、懸命に生きる姿を見て心変わりし、彼を連れて逃げ出し息子として育てる。
アタを道連れにしようとするも失敗し、亡くなる。
ナナシ
引きこもり。性別が不明瞭。左右の手がしゃべる。右手は男性の人格で、左手は女性で、それぞれけんかする。夜叉流忠道場にいるが、無視されている。八丸の最初の友達。
無尽(ムジン)
金翅鳥不死身。守護侍。星位大将軍。キーホルダーはカルラテン。
浪人
「武士じゃねえ侍だ、浪人だがな」と語る男。八丸に散体させられた。
盗賊
道場を襲うも八丸とナナシに撃退された3人組。

アタの仲間

アタ
金剛夜叉流→烏枢沙魔流の侍。無比力のアタ。達麻の元弟子。八丸たちの敵。烏枢沙魔を除く4流派の殲滅とその息がかかった宇宙域の消滅を企む。
ニリ姫
アタの姫。
一角(イッカク)、二角、三角、四角、五角、六角、七角
「7人の侍」。マンダラの箱を開けるのに必要な7つの鍵として作られた人造人間。意図せず八丸が生まれたことでその力は不完全となり、鍵としての効力は薄れてしまった。

その他

不動明王(ふどうみょうおう)
武神。かつて「願いを叶える流星」とよばれた。パンドラの箱を作り、星星を救う方法を記した。ロッカーボールを作った。

用語

武士
姫達が住む城で星を守るために働く侍候補の人間。明確に侍とは別の存在と描写されており、サイボーグである侍のような本人の素養以上の特別な力を持ってはいない。
浪人
姫と共に行動せず、特定の城にも属さない侍や野武士を指す。特に侍はその能力の優位性を利用し、強盗など暴力で他人を害する者が居る。
ホルダー
動物などの形態を持つ、機械生命体と思われる存在。プログラムを入力し行動を制御でき、ペットとして飼われたりしている。
パンドラの箱
かつて武神・不動明王が星々を救う方法を収めたと伝えられる立方体の箱。開けるには定められた七人の侍の鍵が必要とされている。
マンダラの箱
パンドラの箱と同じく不動明王が残したと伝わる球状の箱。こちらには銀河を滅ぼす力が納められているとされ、同じく開封には七人の侍の鍵を必要とする。

侍関連

ロッカーボール
星の地中に埋まっている球状の物体。不動明王が残したプログラム装置。
人間の腰ほどの大きさがある。備え付けられた小刀を人間に刺すことで適合を試す。適合すれば肉体が変化し侍となるが、適合できなければ死んでしまう。その希少さ故か高額で取引される。
ロッカーボールに適合し、肉体をサイボーグへと変化させた人間。鍵侍とも呼ばれる。
身体は脊柱に似た鍵(キー)と呼ばれるメモリーユニットを中心に機械へ再構成されており、宇宙空間ですら自由に行動できる。また身体を切られても死ぬことは無く、素粒子を繋げる力を操り自らの体やキーホルダーを周辺の物質を使い修復、メタモルフォーゼ(変形)させられる。鍵や身体からはコードの様な紐を伸ばし、他の侍と接続し情報をダウンロードしたり、人間相手でも記憶を読み取るなどの様々な機能がある。「義」を失う、「勇」を失う、不動明王に見放されるなどの条件(詳細不明)で鍵を残しロッカーボールへと回帰する「散体」という現象が起きる。
侍魂
侍になる際に体内に生成される人魂状の球体。「魂」と呼称されるものの、自我や意思などの精神的な物が宿っている訳ではなく、高エネルギーの塊にすぎない。切り離されても侍本体の行動に支障はなく、また侍魂単体を他の機械のエネルギー源とすることも可能。
キーホルダーの持つ柄骨と組み合わせることで形状を変化させることができ、これにより作られた武器は侍が鎧として纏ったキーホルダーを切断するほどの切れ味を誇る。使用に際し本人確認などは必要なく、赤の他人であっても自由に扱える。高名な侍の侍魂は羨望の的となり狙われる時がある。
キーユニット
侍になる際に元の肉体が変化すして生み出される脊柱に似たユニット。侍の再生の核となる部分であり、頭と胴が分断された場合はキーユニットのある頭側から再生され、胴体は消滅する。肉体同様に再生が可能であり、傷つけられても思考や行動には一切支障はない。
自分の意志で開頭し体外に露出させることができ、他の侍との有線接続やプロジェクターとしての機能も果たす。更にそのまま引き抜いてしまう事も可能であり、この場合は再生は起こらず残された抜け殻のボディが自我を保ったまま行動できる。
地中に眠るロッカーボールを感知する能力を持った女性。また運命により巡り合った侍に祈りによって力を与える能力も持つ。普段は武士や侍達に守られた城に住み、生け花などの修行を行う。ロッカーボールは侍という強力な戦力を作り出す装置のため、それを感知できる姫達は敵対勢力から狙われ、過去には侍同士で姫を奪い合う死闘が起きていた。
運命の侍
姫が最初に見つけたロッカーボールから誕生した侍。三身一体を為す重要な存在。ただしその関係は永遠のものではなく、関係を解消し別の侍を運命の相手とすることもできる。
キーホルダー
ホルダーの中でも侍が持つホルダーをキーホルダーと呼称する。侍の持つ素粒子操作能力によってホルダーの身体も武器や鎧、乗り物として扱える。
柄骨
ホルダーに内蔵されている侍魂の形状変化装置。ホルダーはこれを引き抜いた侍を主と認め付き従う。ロッカーボールを作り出した武神・不動明王との関係は不明。
三身一体(さんみいったい)
侍、姫、キーホルダーの三者が協力し一つの力となった状態を表す心得。姫は侍に力を与え、キーホルダーは侍の戦力となる。

流派

流派ごとにさまざまな技があり、ステータスが規定値に達することで習得が可能。技の発動にはキーユニットのライフ値が必要であり、消耗したライフ値は時間経過や食料の摂取で回復できる。

金剛夜叉流
降三世流
大威徳流
軍荼利流
烏枢沙魔流

地理

八丸の育った星
城下町、夜叉流忠道場がある。
無雲(むうん)
衛星。アタに破壊される。

書誌情報

脚注

注釈

出典

以下の出典は『集英社の本』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

外部リンク

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