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マグネシウム硫黄二次電池

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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マグネシウム硫黄二次電池(マグネシウム硫黄二次電池、magnesium - sulfur rechargeable battery)とは、 マグネシウムと硫黄を使った二次電池で、電解質中のマグネシウムイオンが電気伝導を担う二次電池である。正極には 有機硫黄などを用い、負極にマグネシウムを使うことが想定されている。

このマグネシウム硫黄二次電池は、マグネシウムが負極にあることで充電され、マグネシウムイオンが正極と反応することで放電される。 硫黄が電解液に溶けないように有機硫黄を用いる必要がある。

マグネシウムイオンはリチウムイオンと大きさはほぼ同じだが、1価のリチウムイオンとは違い、 2価のイオンを運び、貯蔵することが出来るので、エネルギー密度を大きく高めることが出来る

エネルギー密度は、従来のリチウムイオン二次電池の約6~7倍と高く、 マグネシウムは豊富で安価な資源であり、硫黄も石油精製時に生じる副産物なので資源を有効活用できるという利点もある。

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