マジック (バンド)
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MAGIC | |
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別名 | 魔法 |
ジャンル |
ロック ロカビリー ガレージ・ロック |
活動期間 | 1988年~1999年 |
レーベル |
メルダック(1990年~1996年) トーラスレコード(1997年) バンダイ・ミュージックエンタテインメント(1998年) |
共同作業者 |
今井裕(編曲) 船橋孝樹(作詞) |
メンバー |
上澤津孝(ボーカル) 谷田部憲昭(ウッドベース) |
旧メンバー |
山口憲一(ギター) 久米浩司(ドラム) 炭谷貴士(ウッドベース) 高橋琢巳(ウッドベース) 小阪浩人(ギター) 菅井敏昭(ドラム) |
MAGICは1988年から1999年にかけて活動した日本のロカビリーバンド。
来歴
1988年5月に上澤津孝と炭谷貴士が結成、渋谷を拠点に活動開始。メジャーデビュー前からストリートライブが評判を呼び、全国ライブハウスツアーも成功を収める。1990年メジャーデビュー。
当時はまだタブーであったTATOOをメンバー全員が彫っていたことでも有名だった。結成当時から『男臭さ』を前面に押し出し、富山県や石川県などロカビリー人気の高い北陸地方で圧倒的な人気を誇り、コンサートは常にSOLD OUT状態であった。ベースの炭谷貴士が脱退し高橋琢巳が加入。山口憲一と久米浩司が脱退し小坂浩人と菅井敏昭が加入。2度のメンバーチェンジを行っている。
後期は織田哲郎やNOBODYをプロデューサーに迎えてファン層を拡大したが、1997年に長年所属したメルダックからトーラスレコードに移籍。直後に同レーベルが倒産し、バンダイ・ミュージックエンタテインメントへ移籍。しかし同レーベルも作品発表直後に倒産と、CD業界の不振に煽られて活動が失速した。ラストシングル「バーニング・ブルー」やラストアルバム「再会」はレーベル倒産により発売直後に廃盤。レアアイテムとなっている。
メンバー
前期
- 高橋琢己 - ベース(炭谷貴士脱退後に加入)
- 谷田部憲昭 - ベース(高橋琢己脱退後にコンバート)
後期
- 上澤津孝 - ボーカル
- 小坂浩人 - ギター
- 谷田部憲昭 - ベース
- 菅井敏昭 - ドラム
エピソード
- 炭谷は脱退後、地元富山で衣料品・雑貨店を経営。2005年にソロアルバムを発売し、約15年ぶりに音楽活動を再開。
- 山口、久米は、脱退後、「RODEO」を結成、2000年に解散。後に山口は谷田部と「JOHNNY COOL」を結成し、久米は「CROSSFIRE」を結成した。
- ボーカルの上澤津は沖縄へ移住して株式会社オキロックを設立、ドクターマーチン沖縄などを経営している。個人のfacebookでは2013年にソロ活動のスタートを発表した。
代表曲
- GOLDEN SUMMER
- 作詞は船橋孝樹、作曲は久米浩司・魚海洋司、編曲は魚海洋司・MAGIC。テレビ朝日系「TVタイムマシン」のエンディングテーマ曲。PVに出てくる女性は、「BLUE ANGEL」(炭谷も前身バンド「ANGEL」に在籍)のボーカル・浦江アキコ。
- 東京バーニング・タウン
- 作詞は船橋孝樹、作曲は山口憲一・久米浩司・魚海洋司、編曲は魚海洋司・MAGIC。日本テレビ系ドラマ「刑事貴族3」のオープニングテーマ曲。カップリングは同曲の英語バージョン。
- あの夏が聴こえてくる
- 作詞は小田佳奈子、作曲・編曲は織田哲郎。織田によるプロデュース作。アルバムのタイトルにもなった曲。
- Someday/Somewhere
- 作詞・作曲・編曲は織田哲郎。織田の曲をMAGICがカバーした。アルバム「あの夏が聴こえてくる」に収録。
- MAGIC~俺たちのGroly Days
- 作詞・作曲は上澤津孝、編曲は織田哲郎。アルバム「あの夏が聴こえてくる」に収録、後に「パステルカラーに染めてくれ」のカップリングにてシングルカット。PVはMAGICの歴史を振り返る内容。
ディスコグラフィー
シングル
リリース日 | タイトル | |||
前期 | 1st | 1990年8月21日 | STREET ANGEL | 作詞:上澤津孝 作曲:久米浩司 編曲:MAGIC |
2nd | 1991年4月21日 | ブラッディ・マリーの夜 | 作詞:上澤津孝 作曲:山口憲一 編曲:MAGIC | |
3rd | 1991年12月16日 | さらば青春の光 | 作詞:すぎやまこうたろう 作曲:山口憲一 編曲:魚海洋司・MAGIC | |
4th | 1992年8月18日 | GOLDEN SUMMER |
作詞:船橋孝樹 作曲:久米浩司・魚海洋司 編曲:魚海洋司・MAGIC | |
5th | 1992年6月25日 | 東京バーニング・タウン | 作詞:舟橋孝樹 作曲:山口憲一・久米浩司・魚海洋司 編曲:魚海洋司・MAGIC | |
6th | 1993年11月30日 | 天使のジェラシー | 作詞:舟橋孝樹 作曲:久米浩司・魚海洋司 編曲:魚海洋司・MAGIC | |
7th | 1993年10月21日 | マリアのように抱きしめてくれ | 作詞:上澤津孝 作曲:山口憲一・久米浩司 編曲:MAGIC | |
後期 | 8th | 1995年4月21日 | あの夏が聴こえてくる | 作詞:小田佳奈子 作曲・編曲:織田哲郎 |
9th | 1995年7月21日 | SUMMER ROSE | 作詞:松井五郎 作曲・編曲:魚海洋司 | |
10th | 1995年10月21日 | パステルカラーに染めてくれ | 作詞:上澤津孝・松井五郎 作曲・編曲:織田哲郎 | |
11th | 1996年8月21日 | STAND UP, BOY |
作詞:竜真知子 作曲・編曲:NOBODY | |
12th | 1997年4月25日 | BABY MAGIC EYES | 作詞:相澤由美子・NOBODY 作曲・編曲:NOBODY | |
13th | 1998年11月5日 | バーニング・ブルー | 作詞・作曲:上澤津孝 編曲:今井裕・MAGIC |
アルバム
前期
- ROCK'A BEAT (1990/08/21)
- NOWHERE (1991/04/21)
- MAGIC (1992/02/21)
- Speed Star (1992/11/21)
- ROCK'A BEAT CAFE (1993/10/21)
後期
- あの夏が聴こえてくる (1995/05/21)
- 織田哲郎プロデュース
- FOOLY COOLLY (1996/08/21)
- NOBODYプロデュース
- BABY MAGIC (1997/06/21)
- NOBODYプロデュース
- 再会 (1998/08/21)
ベストアルバム
- 天使のジェラシー〜MAGIC Best Collection (1993/06/09)
- パステルカラーに染めてくれ〜MAGIC BEST COLLECTION (1995/11/22)
- MAGIC SINGLES (1997/07/24)
- MAGIC SUPER BEST (2006/08/23)
- MAGIC コンプリートBOX(2007)
コラボレーションアルバム
- Levi Dexter & MAGIC (1993/12/16)
ビデオ
- クリームソーダ伝説(1992/11/21)
- MAGIC LIVE 龍が降りた夜(1994/03/21)
- TEDS(1995/07/21)
DVD
- PV COLLECTION(2005/09/21)
- PV制作がなかった「STAND UP, BOY」を除く全シングル、「MAGIC~俺たちのGroly Days」、ボーナスクリップ2曲を収録。
未発表曲
- STREET ANGEL(インディーズ・バージョン)
- ROCKユA BEAT(インディーズ・バージョン)
- バンコックの夜(インディーズ・バージョン)
- 追憶
- 19の夏(結成当時のデモ音源)
- Motorcycle Boy(結成当時のデモ音源)
- 陽炎(3rdシングル候補曲としてスタジオレコーディング)
- 涙の長距離電話(8thシングル候補曲としてスタジオレコーディング)
- 熱いKISSではじめよう(8thシングル候補曲としてスタジオレコーディング、後の9thシングル「Summer Rose」)