蒲原郡
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蒲原郡(かんばらぐん)は越後国にかつて存在した郡である。古代の文献には「かむはら」の訓もみられ、また中世には「神原」と記載されることもあった。現在の下越地方南部と中越地方北部、およそ信濃川・阿賀野川の下流域がその範囲にあたる。
歴史
当初は越中国に属していたが、大宝2年(702年)に頸城郡・魚沼郡・古志郡とともに越後国に管轄を移された。古代から中世にかけてのある時期に北部の沼垂郡(北蒲原郡にほぼ相当する地域)を編入したが、その時期は明らかでない。
1878年(明治11年)の郡区町村編制法によって北蒲原郡・南蒲原郡・西蒲原郡・東蒲原郡・中蒲原郡(約128年後の2006年(平成18年)1月1日消滅)、そして新潟区(現新潟市の中心市街地)が設置されたことにより、消滅した。