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薬研温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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薬研温泉
温泉情報
所在地 青森県むつ市大畑町薬研
交通 鉄道 : 大湊線下北駅から下北交通バスで約30分で大畑へ。そこでバスを乗り継ぎ約25分
泉質 単純温泉
泉温(摂氏 47 - 72 °C
外部リンク 薬研温泉旅館組合
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奥薬研温泉
温泉情報
所在地 青森県むつ市大畑町奥薬研
交通 薬研温泉から車で県道4号沿いに大畑川上流へ約5分
泉質 単純温泉
泉温(摂氏 67.2 °C
外部リンク okuyagen 奥薬研温泉
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薬研温泉(やげんおんせん)は、青森県むつ市大畑町(旧下北郡大畑町)薬研にある温泉

ここでは、青森県むつ市大畑町(旧下北郡大畑町)奥薬研にある奥薬研温泉(おくやげんおんせん)についても記載する。

アクセス

薬研温泉

  • 鉄道 : 大湊線下北駅から下北交通バスで約30分で大畑へ。そこでバスを乗り継ぎ約25分。下北交通のシャトルバスは薬研温泉付近ではどこでも降車できる。

奥薬研温泉

  • 薬研温泉から車で県道4号沿いに大畑川上流へ約5分。

泉質

薬研温泉

奥薬研温泉

温泉地

薬研温泉

下北半島国定公園内、大畑川沿いに数軒の旅館民宿ホテルが存在する。周りは原生林に囲まれている。 温泉地には「国設薬研野営場」も存在する。

奥薬研温泉

かっぱの湯全景
かっぱの湯湯船

薬研温泉から大畑川上流約2kmの地点に存在する。同地には「かっぱの湯」を冠する3つの露天風呂が存在する。薬研温泉側から来た場合、「隠れ」、「元祖」、「夫婦(めおと)」の順に並ぶ。現在は「夫婦」しか利用できない。

夫婦(めおと)かっぱの湯

県道4号、大畑川沿いに存在する。町営「修景公園奥薬研温泉レストハウス」に併設する男女別の露天風呂。入浴料が必要。

(元祖)かっぱの湯(閉鎖中)

大畑川から分岐する湯ノ股川沿いに存在する混浴の無料露天風呂。県道4号の途中に看板があるので見つけやすい。下北森林管理所からむつ市が借用して管理している。付近の湯ノ股橋ほかから入浴者が見えることや混浴であることが問題となり、市が2010年3月に一時閉鎖し、屋根の設置や脱衣所の改修などの工事を行っている。また、時間制の男女別化が検討されている[1][2][3]。単に「かっぱの湯」という場合ここを指すことが多い。他と区別するため「元祖」をつけることがある。

隠れかっぱの湯(撤去予定)

県道4号、大畑川沿いに存在する混浴の無料露天風呂。近くに龍神が祀ってあるため龍神の湯とも呼ばれる。看板などはなく、現地で情報を収集して探すという楽しみがある。本来はホテルの一施設であったが、ホテルが閉鎖され、風呂だけが残った。それ以来管理者不在であるが、地元の利用者が清掃などを行っていた。県道から入浴者が見えることや混浴であること、公衆浴場法に定められた許可がないこと、管理者不在のため衛生管理不能であることなどが問題となり、下北森林管理所が2010年2月に閉鎖した。2011年2月15日より3月中旬頃まで撤去工事が行われる予定[1][3]

歴史

開湯は1615年慶長20年/元和元年)である。大坂夏の陣で敗れた豊臣側の落武者城大内蔵太郎が当地まで落ち延びてきた際に発見したとされる。温泉名の由来は、湯口の形が漢方薬を作る道具「薬研台」に似ていることに由来する。

一方、奥薬研温泉の開湯はこれよりも古いとされる。862年貞観4年)、恐山を開山した円仁がこの地で道に迷った際に大怪我をした。そのとき、河童に助けられて「かっぱの湯」に浸からせてもらい怪我を治したという。

昭和46年3月23日 - 厚生省告示第55号により、国民保養温泉地に指定。

脚注

  1. ^ a b 混浴露天2カ所“丸見え”で禁止 - Web東奥、東奥日報、2010/04/25
  2. ^ 「かっぱの湯」屋根設置で再開へ - Web東奥、東奥日報、2010/08/25
  3. ^ a b 大畑の「隠れかっぱの湯」撤去へ - どうしんウェブ、北海道新聞、2011/02/08

関連項目

外部リンク

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