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JASMINE (歌手)

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JASMINE
生誕 (1989-05-19) 1989年5月19日(35歳)
出身地 日本の旗 日本東京都
ジャンル R&BJ-POP
職業 シンガーソングライター
担当楽器
活動期間 2009年 - 現在
レーベル ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
公式サイト JASMINE OFFICIAL SITE
宇多田ヒカル[1]

JASMINE(ジャスミン、1989年5月19日 - )[2][1]日本女性シンガーソングライター東京都出身[1]。芸名は本名の「あすみ」に由来する[1]。家族の影響で幼い時から音楽に馴れ親しみ、13歳でゴスペルクワイアに入門する。高校中退後、歌手活動を始め、2007年にソニーミュージックのオーディションで合格し、契約を結ぶ[2]

2009年にシングル『sad to say』でメジャーデビュー。同曲は着うたサイト「レコチョク」で初登場1位を獲得、配信から1位獲得までの史上最短記録を打ちたてレコチョク2009年上半期最優秀新人賞を受賞した他、USENJ-POP年間総合ランキング第1位になるなど商業的に成功した。2010年にファーストアルバム『GOLD』を発表。

来歴

1989年 - 2008年:生い立ちからデビューまで

1989年5月19日、東京都で生まれる。父はロック好きでギターを演奏し、母はブラックミュージック好きのピアノ先生[3][4]、家族全員、楽器が演奏できるという家庭だった[5]。小学校3年生くらいで歌手を志すようになる。勉強運動も不得意で楽器も演奏できないが、音符が読めなくても出来るものがであると気づいたため、目指すようになった[5]

13歳で横田飛行場の一般解放日にゴスペルクワイアのライブを初体験し、その魅力に取り付かれゴスペルクワイア「ゴスペルコネクション」[6]に入門する。15歳の時に所属クワイアのアメリカ遠征に参加し、現地の教会で歌唱した。高校に入学すると「生きているのが楽しくない」「自分には何の取り柄もない」と自暴自棄になり、一年で中退し、ゴスペルの練習も辞めてしまった。その後、親友の励ましがあり、ゴスペルの練習を再開すると同時にクラブでの本格的な歌手活動を開始した[6]。2007年、ソニーミュージックのオーディションでマライヤ・キャリーの『HERO』を歌い注目を集め[7]、メジャー契約を結んだ[1]。なお、オーディションでは審査員に向かって「歌うために生まれてきました」と宣言した[8]

2009年 - 現在:デビュー

芸名は中学校の友人たちから呼ばれていた愛称であり、「あすみ→あすみん→じゃすみん」という風に変化したものである[9]。現在の芸名「JASMINE」はクラブで歌う様になってから付けた[4]2009年6月24日、シングル『sad to say』でメジャーデビュー。CD発売に先駆けて6月17日から着うたフルの配信が開始されたが、レコード協会調べの「着うたフル有料音楽配信チャート」週間チャートで初登場1位を獲得、レコチョクでの配信最短28日間(レコチョクでは6月3日から配信開始)でレコチョク2009年上半期最優秀新人賞を獲得[10]

2009年10月、アメリカ合衆国の歌手ニーヨの日本ツアーのオープニングアクトとしてさいたまスーパーアリーナ日本ガイシホール名古屋)、大阪城ホールで初ライブを行った[11]

2枚目のシングル『NO MORE』の発売後に2010年3月から5月まで3ヶ月連続でシングルを発売することが発表される。その第1弾である『THIS IS NOT A GAME』は2010年2月24日付けのUSEN総合チャートで初登場1位を獲得。これによりデビューから3曲連続で同チャート1位を獲得した初めての歌手になった[12]

2010年5月21日テレビ朝日音楽番組ミュージックステーション』に出演し、地上波のテレビ番組初出演を果たす[13]。これから活躍が期待されるアーティストを紹介する「Young Guns」の枠で出演し、同年5月12日に発売した5枚目のシングルで初のバラード曲『DREAMIN'』を披露した[14]。ナレーションでは「10年に1人の逸材」「魂の歌声を持つ」と紹介された。

6月18日から初の全国5大都市ワンマンライブツアーに乗り出す。ライブは全員無料・完全招待制のプレミアライブである。入場チケットの販売は行われず、3ヶ月連続リリースのシングル購入者特典としてシングルに封入されているハガキを応募すると応募者に先着でチケットが当たるという企画である[15]

7月21日に1枚目のスタジオ・アルバムGOLD』を発売する。オリコンチャートで初登場及び最高3位を記録した。8月20日、報道番組『NEWS ZERO』で「10代のカリスマJASMINE」と題した特集が組まれ、歌手になるまでの経歴やファーストアルバムに関するインタビューを受けた[6]

11月、ウォークマン「Play You.」のプロジェクト「キミの知らない音project」のメッセンジャーにYUI清水翔太と共に抜擢される[16]

音楽性とイメージ

作詞•作曲

歌詞における日本語英語バランスは、響きで判断している。彼女自身が日本語があまりストレートではないと感じているため、決めたい時に最後に英語を持ってくる。流れが持っている表情によって、使う言葉を決めている[17]

ボーカル

メガデスマーティ・フリードマンは情報誌『日経エンタテインメント!』(日経BP社)で連載している音楽批評のウェブ版『マーティ・フリードマンのJ-POPメタル斬り/延長戦』において、デビュー・シングル『sad to say』を批評した際に、彼女のボーカルについて「声の強さや説得力に、ゴスペルを習っていた影響が感じるね。声がしっかりしていて早口だから、腕がある歌手だって分かる」と言及している[18]

影響

前述の通り、宇多田ヒカルと比較されるがJASMINEは昔から宇多田の曲を聴いており影響を受けたと述べている。宇多田の1枚目のスタジオアルバム『First Love』を「日本人(アーティストの中)で1番聴いたアルバム」として挙げている。また、宇多田に対して尊敬を表している[1]。その他、影響を受けたアルバムとしてクリスティーナ・アギレラの『ストリップト』、ジョーの『シグネチャー』、マイケル・ジャクソンの『キング・オブ・ポップ』、マライヤ・キャリーの『#1'S』、メアリー・J. ブライジの『シェア・マイ・ワールド』、アリシア・キーズの『ソングス・イン・Aマイナー』、ジェニファー・ハドソンの『ジェニファー・ハドソン』、ノトーリアス・B.I.G.の『グレイテスト・ヒッツ』、ニーヨの『I LOVE NE-YO NE-YO SONGS2』、2パックの『トゥパック:レザレクション』、ビヨンセの『デンジャラスリィ・イン・ラヴ』、ジェイ・Zの『ザ・ブループリント3』を挙げている[19]

イメージ

メディア出演やタイアップなしでのヒットや10代から作詞•作曲をこなすという共通点から宇多田ヒカルと比較され、「ポスト宇多田」と称される[1]

人物

身長は158〜159cm[20]。鼻ピアスを開けている[20]。担当の音楽プロデューサーに「今後、音楽やってくうえで、YouTubeとかもあるから、聴く人が日本におさまらないから英語喋れたほうがためになるよ」と言われ、2010年から英会話を習い始めた。歌の歌詞は彼女の多くの楽曲を手がけるJeff Miyaharaや英語が話せる実姉に聞いて勉強している[17]

ディスコグラフィ

シングル

# 発売日 作品名 最高順位 認定 アルバム
オリコン Hot 100 RIAJ
1st 2009年6月24日 sad to say 10 6 1
  • 着うたフル(R):プラチナ[21]
GOLD
2nd 2009年10月28日 NO MORE 15 8 5
  • 着うたフル(R):ゴールド[22]
3rd 2010年3月3日 THIS IS NOT A GAME 23 55 16
4th 2010年4月7日 JEALOUS 20 55 9
5th 2010年5月12日 DREAMIN' 38 50 13
6th 2011年2月2日 ONE
"—"はチャート入りしなかった、チャート対象外、認定を受けなかったことを意味する。

アルバム

発売日 作品名 最高順位 認定
オリコン ビルボード
1st 2010年7月21日 GOLD 3 4

ミュージックビデオ

ビデオ 監督
2009年 sad to say タナカノリユキ[23][24][25][26][27]
NO MORE
2010年 THIS IS NOT A GAME
JEALOUS
DREAMIN'

メディア出演

ラジオ番組

雑誌連載

ツアー

受賞とノミネート

脚注

  1. ^ a b c d e f g 報知新聞. “ポスト宇多田!JASMINE、デビュー前史上初1位!”. スポーツ報知. http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090629-OHT1T00270.htm 2009年7月3日閲覧。 
  2. ^ a b “プロフィール”. ソニーミュージック. http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/AI/jasmine/ 
  3. ^ 特集&インタビュー JASMINE”. LISMO (2009年). 2010年2月28日閲覧。
  4. ^ a b 歌ネットBlog「JASMINE」スペシャルインタビュー”. Uta-Net (2010年7月). 2010年7月5日閲覧。
  5. ^ a b JASMINE 弱冠ハタチの実力派シンガー・ソングライター登場。インタビュー&PVを!”. WHAT's IN? (2009年6月23日). 2010年2月28日閲覧。
  6. ^ a b c 2010年8月20日放送回『NEWS ZERO』(日本テレビ)の特集「【ZERO CULTURE】10代のカリスマJASMINE 苦悩の日々とは」より
  7. ^ JASMINE sad to say”. HMV (2009年6月). 2009年7月21日閲覧。
  8. ^ JASMINE インタビュー”. so-not Music (2010年3月3日). 2010年3月3日閲覧。
  9. ^ 2010年5月21日放送回『ミュージックステーション』出演時に発言。
  10. ^ “弱冠20歳のアーティストJASMINEがわずか28日間で新人賞を獲得”. @nifty. (2009年7月22日). http://nmn.nifty.com/cs/catalog/nmn_topics/catalog_090722023102_1.htm 2009年7月23日閲覧。 
  11. ^ “NE-YOの関係者も絶賛、驚異の新人JASMINEの初ライヴ”. BARKS. (2009年10月26日). http://www.barks.jp/news/?id=1000054542 2010年2月28日閲覧。 
  12. ^ “JASMINE、4ヶ月ぶりの新曲「This Is Not A Game」でまたもや記録更新”. BARKS. (2010年2月26日). http://www.barks.jp/news/?id=1000058675 2010年2月28日閲覧。 
  13. ^ “今週「Mステ」に地上波初出演JASMINE、RIZE、西野カナら”. ナタリー. (2010年5月17日). http://natalie.mu/music/news/31934 2010年5月22日閲覧。 
  14. ^ “2010/05/21”. ミュージックステーション. (2010年5月21日). http://www.tv-asahi.co.jp/music/contents/m_lineup/1014/index2.html 2010年5月22日閲覧。 
  15. ^ “JASMINE、連続リリース発表”. BARKS. (2010年3月3日). http://www.barks.jp/news/?id=1000058865 2010年3月2日閲覧。 
  16. ^ “YUI、清水翔太、JASMINE、 “ウォークマン”Play You.「キミの知らない音project」に登場”. CDジャーナル. (2010年11月5日). http://www.cdjournal.com/main/news/yui/34964 2010年12月6日閲覧。 
  17. ^ a b “JASMINE特集” (日本語). インタビュー (VIBE-NET.COM). (2010年). http://www.vibe-net.com/musicinfo/topics/jasmine02/interview.html 2010年11月2日閲覧。 
  18. ^ マーティ・フリードマンdate=2009-09-17. “Perfume、alan級の発見!今年No.1の新人はこのバンドかも!?” (日本語). マーティ・フリードマンのJ-POPメタル斬り/延長戦. 日経トレンディネット. pp. pp.2. 2010年11月2日閲覧。
  19. ^ “JASMINE 第2弾シングル発売記念!JASMINEのルーツを知れ!”. HMV. (2009年10月27日). http://www.hmv.co.jp/news/article/910270070/ 2010年4月15日閲覧。 
  20. ^ a b “きゅーえんでーい”. 公式ブログ『Jasmine's blog』. (2009年7月9日). http://ameblo.jp/jasmine-world/entry-10296443194.html 2010年3月3日閲覧。 
  21. ^ “レコード協会調べ 10月度有料音楽配信認定<略称:10月度認定>”. 日本レコード協会. (2009年10月). http://www.riaj.or.jp/data/others/chart/w091120.html#list2 
  22. ^ “レコード協会調べ 10月度有料音楽配信認定<略称:10月度認定>”. 日本レコード協会. (2010年10月). http://www.riaj.or.jp/data/others/chart/w101122.html 
  23. ^ “sad to say”. スペースシャワーTV. http://www.spaceshowertv.com/search/detail.cgi?mu=0074041&ch=0 
  24. ^ “NO MORE”. スペースシャワーTV. http://www.spaceshowertv.com/search/detail.cgi?mu=0076725&ch=0 
  25. ^ “THIS IS NOT A GAME”. スペースシャワーTV. (2010年). http://www.spaceshowertv.com/search/detail.cgi?mu=0079097&ch=0 
  26. ^ “JEALOUS”. スペースシャワーTV. (2010年). http://www.spaceshowertv.com/search/detail.cgi?mu=0079370&ch=0 
  27. ^ “DREAMIN'”. スペースシャワーTV. (2010年). http://www.spaceshowertv.com/search/detail.cgi?mu=0080024&ch=0 

外部リンク

インタビュー


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