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ノート:陰核

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これはこのページの過去の版です。Taboo (会話 | 投稿記録) による 2003年6月9日 (月) 17:09個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

う~む。画像はそのまんまですか... 「日本語化」ということで、モザイクをかけてみるとか、裁判の報道に使われる似顔絵っぽい絵に加工するなどの洒落を期待したいところでしたが。 - Sutou 10:42 2003年6月8日 (UTC)

ははは、微妙ですかね。どうせ、元の画像を載せている外国語ページにリンクしてるから、同じかなと思ってそのまま載せました。諸外国のうちで、最もこの手の写真が大っぴらになってるのは、日本じゃないかという気もします(w。ちなみに日本で出ている百科事典などではイラストにしていることが多いようです。2ch 10:58 2003年6月8日 (UTC)

まぁ、「いまさらそんなこと気にしてもなぁ」とは、私も思ったのですが、わざわざ「印刷用バージョン」のリンクとかが用意されていることもありますので、「どうだぁ、これを見ろ」って国内で合法的に流通させられるようにしたいなぁ、と思いまして。 - Sutou 11:12 2003年6月8日 (UTC)
現在の法実務的には、犯罪になる可能性が高いかと。Falcosapiens 16:38 2003年6月8日 (UTC)
そうならないようにするためには、エロサイトを見習って、「このサイトのサーバはアメリカにあり、このページは日本国外に在住する日本人や日系人の方のためのものです。この条件に合う方は、Yesをクリックしてください」とかする必要がありますね...ってそんな馬鹿な。2h氏の言葉を借りれば、「どうせ、元の画像を載せている外国語ページにリンクしてるから、同じかな」ってことで、日本語版からは削除かな? - Sutou 18:14 2003年6月8日 (UTC)

このサイト事態が米国にあることに加えて、通常、日本国内でも学術書なら写真OKですよね。つまり、エロサイトではだめだけど、我々のような目的ならば通常はOKなのでは。エロく考える方が問題かと。また、本来それほど問題ではないものを、あいまいな理由で自主規制しようというのは、タブーな物を排除しようという傾向に繋がりかねません。時代は変わっています。パソコン持ってりゃ小中学生でも、親に内緒でこれぐらいの写真普通は見ています。僕たちも古い認識は変えていかなければ。Taboo

僕も思うところを書いてみます。Tabooさんの意見は重要な点に触れていると感じたので、同じような点について、少し違う考え方をあれこれと。
米国内で完結しているのであればこの写真は合法だろうと思います。英語版で最初にこの画像(は他の人の加工を経ていますが)がアップロードされた際にもいろいろ議論になってましたが、これがわいせつ表現にあたるという人はいなかったように思います。アメリカでは科学的な目的のための表現であれば猥褻表現とは見なされないという原則がある点や、アメリカ国内で出回っているポルノと比べても過激とは言えない点などからだろうと思います。
日本では、科学的な目的なら猥褻性はありえないという規定をしない人(裁判官)が多いようですから事情が違って来ると思いますが。
記事の文章自体は扇情的な類のものではないのですが、学術出版物はイラストを使うと思うので写真がどうなのかはわかりません。また、この写真では被写体の女性が指で陰部を広げて見せるという形をとっていますが、それをとりあげてこの写真が性的興奮を誘うものだとする判断もできるように思います。
個人的には、子供であれ大人であれこの写真をみて性的羞恥心を害される人も多くいるだろうとは思います。仮にパソコンを持っている小中学生がこのような写真を普通は見ているとしても、それを肯定すべきか否定すべきかはたぶん人によって意見が分かれるでしょうし。また、一般人の感覚が麻痺していれば裁判官はそれを採用せずに良識に基づいた判断を下す、という見解が示されたケースもあることが気になります。
更に、仮に何かの理由で合法だということがはっきりしたとしても、多くの人が羞恥心を害するのであれば例えば写真を直接記事内に掲載せずにリンクの形にして説明・警告の類を添えておく、というのが良心的なやり方かなと思います。
僕は管理者として一応責任を問われうるであろう立場にありますし、以上を考え合わせるとはっきりした確証がないかぎりは削除したい気がします。ただ、もちろん他の人の意見をもっと聞きたいですが。Tomos 19:23 2003年6月8日 (UTC)

多くの人が性的羞恥心を害されるという理由でだめだと言うのでは論理性は全くないと思います。つまり、その多くの人もただ感想を述べているだけで、なんら法的根拠を示しているわけではないのですから、数の多さを論拠に上げると逆に、法的根拠もないのにそういうことをいう人間がいかに多いかということの証明にしかなりません。(もちろん変な法解釈や拡大解釈はなしですよ。)

仰っている事は、明らかに論拠と結論にはなんら関係がないように見えます。つまり、ウィキペディアのルールから考えても、仰っている論拠から導びかなくてはならない管理者としての結論は「確証がないかぎりは削除したい気がします。」ではなく、「確証がないかぎりは削除いたしません。」ではないでしょうか?別に問題でもないことに責任どうこうと怯えているのは、不思議です。だれかもっと精神的にしっかりした人に代わってもらった方がよいのでは?Taboo

「違法かどうか」ということは、裁判に持っていかなければ、法の専門家ではない我々には、確実なことは言えません。 そこで、Wikipedia的にはどうなのか、ということを考えてみたいと思います。 Wikipediaには、中立的な観点から記事を書きましょう、という方針があります。 現在のモロ画像つきの記事は、「ああいう写真は、はっきりみせるべきだ」という観点だけから書かれており、「ああいう写真はぼかすべきだ」という観点や、「ああいう写真はリンクで見せれば十分だ」という観点が無視されています。「中立的な観点」からすると、落とし所は、「リンクに留める」というあたりになるのではないでしょうか。どうですか? - Sutou 21:57 2003年6月8日 (UTC)

僕は、中立的な観点とは、できるだけ意見の対立があっても削除せずに載せろという主張だと理解しています。つまり、二つの同様の画像があったとき、どちらかを選ぶのではなくどちらも使いなさいという主張であり、今の場合のように一枚の画像しかないのに存在性を議論するための指針ではない事は明らかです。したがって、中立的な観点を論拠に、「リンクに留める」ことを主張するのは、完全に間違えているし、結局は画像を削除せよという主張の下手なすり替えでしかありません。Taboo

ふむ。まずこの画像を載せることが法的に問題があるのかというのが基本的なことですね。あればもちろん載せることはできません。ないとした上で、今のままそのまま載せていていいのか、説明を付けた上でリンクにするか、削除してしまうかというのが取りうる全ての選択肢です。Taboo さんのおっしゃるように、中立的な観点をこの問題に直接適用するのはやはり無理があると思います。中立的な観点はどのように記事で主張を書くかについて述べられたものであって、画像を載せるかどうかは記事で書かれる主張とは異なる問題だからです。しかし、これを見て気分を害される人がいるのならば、そういうことのないように配慮するのは、単に良心的であるだけではなくて、むしろ当然のことです。この場合の配慮はリンクを付けてそこに置くというのが情報の量を損なうことがないのでもっともよい方法だと思います。結局、「日本の法律で、学術目的においてインターネット上にクリトリスの画像の載せることは許されるか」、「これを見て大きな不快感を感じる人はいるか」という二つの事柄を確認することに問題は集約されると思います。出でやる 23:51 2003年6月8日 (UTC)

一箇所気になるのは、「これを見て気分を害される人がいるのならば、そういうことのないように配慮するのは、単に良心的であるだけではなくて、むしろ当然のことです。」という主張です。前にも述べましたが、こういう主張に論理性は全くないと断言できます。主語を変えてみると良く判ると思いますが、例えば僕が「詳しい写真での説明がなくて気分を害される人がいるのならば、そういうことのないように配慮するのは、単に良心的であるだけではなくて、むしろ当然のことです。」と主張すると、画像に反対の人は同じように感じると思います。この手の主張は、一見論理的に見せるために良く使われる手法ですが、実際には論理における根拠には絶対になりえません。同様に「これを見て大きな不快感を感じる人はいるか」の確認をと言っておられますが、「これがなくて大きな不快感を感じる人はいるか」とは言っていないところに主張のインチキさを感じます。Taboo

わいせつ物か否か。

多くの人が羞恥心を害されるか否かは、法的な適否を議論するうえでは重要な意味をもちます。現在の最高裁判所の判例がわいせつ物を「徒らに性欲を興奮または刺激せしめ、かつ、普通人の正常な制的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反するもの」といえるか否かを基準とするからです。この限りで、多くの人がどのように感じるかを基準とするのには理由があります。
この判断枠組みとの関連では、学術書への写真の掲載が違法の問題を生じないのは、それが性的道義観念に反するものではないからだと考えられます。
問題はこの学術書に関するものと同様の判断が今回の問題についてもできるかどうかです。掲載されている写真は、前後の文脈がなければ、現在の実務上は間違いなくわいせつ物と判断されるでしょう。これが説明文をともなうことによって、わいせつ物でなくなるか否かは微妙な問題です。wikipediaが百科事典を目指す点は、わいせつ性を否定する方向で働くでしょうし、インターネット上で誰もが自由に目にすることができる点は、わいせつ性を肯定する方向で働くものと思われます。
今回の写真がわいせつ物か否かに法的な結論を出すことは、困難でしょう。いずれの結論もとりえるものと考えられます。

サーバーの所在とわいせつ物陳列罪。

wikipediaのサーバーはアメリカにあるようですが、サーバーの所在地と、日本において犯罪が成立するか否かには論理的関連性がありません。現在の実務は、サーバーの所在にかかわらず、行為が日本人によってなされ、かつ、日本国内にいる者を対象にする場合には、日本国内におけるわいせつ物陳列罪の成立を肯定します。

いかに対応するべきか。

記事やこれに関する写真などがあいまいな基準で削除されるべきでないことは、多様な意見を受け入れるwikipediaのポリシー、また客観性を維持する必要のある百科事典の性質からみて、当然のことです。
しかし、今回の問題は、このポリシーの埒外にあります。現在問題とされているのは、意見の多様性ではなく、犯罪を構成する可能性だからです。wikipedia内で行われた行為が犯罪を構成すると判断されることはプロジェクトに致命的なダメージを与えます。とすれば、犯罪を構成する可能性がある場合には、その内容にかかわらず削除をするという考え方も十分に理由があるものと思います。

Falcosapiens 05:53 2003年6月9日 (UTC)

わいせつ物か否かの判断が困難な物に、猥褻物陳列罪は適用できないというのが事実だと思います。現在の実務に関しても、決して日本人向けというそんな小さい意図での活動ではないと言うのが僕の理解です。その上で判断すると、削除は妥当ではないと思います。Taboo

僕は判例などの知識が少ない分自信のない部分がありますが、性的羞恥心の話、わいせつと判断される可能性があるのではないかという意見、「不明確なら削除」についての件、いずれもFalcosapiensさんとほぼ同意見です。
あえて付け加える点があるとすれば、ウィキペディアでは画像は記事の中に埋め込まれているわけではなく、独立したファイルとしてもアクセスできるので、画像を単独でとりあげてわいせつ性の有無を問題にされてしまう可能性もあるように思います。
また、言うまでもないかも知れませんが、僕が管理者として避けたいと考えているのは犯罪だけではなく裁判そのものです。「わいせつ物か否かの判断が困難」なら削除したい、というのはそういう意味です。
ただ、それとは別に、「法に触れるかも知れないコンテンツであっても、例えば裁判で判決が出るまでは削除しないことにする」、というようなポリシーは、自分が管理者をやるとしたら採用したくないですが、そういうウェブサイトもあるようですし、不可能ではないと思います。
また、出でやるさんの議論に対するTabooさんの反論についても、「この画像を見せられることで不快に感じる人と、この画像がないことで不快に感じる人と、どちらを大切にするべきか」という選択の問題だと考えてみれば、どちらを選ぶことも一応可能だろうと思います。
ウィキペディアの管理者は別にプロジェクトの資金提供などとは関係のないボランティアです。選出の過程も、Wikipedia:井戸端会議ログにある通り、少数の賛成票(と多くの人の不投票)によって決まったものです。管理業務も、基本的に他の利用者の合意に基づいて行うものだと理解しています。
そこで、ウィキペディア日本語版の利用者の間で、Tabooさんが提案されているような方針の運営をしよう、ということで意見がまとまれば、僕としては管理者をやめるかその意見に従うかを選ぶことになります。
それから、Tabooさんが述べている「日本人向け」にまつわる論点ですが、日本人の利用者が圧倒的に多いと思われる現状では、日本の法律にも照らして判断するのが適当だと思います。(インド、南米、北米などからの投稿者もいるのでそれらの法律にも照らして考えるのか、という点を考え出すと少々ややこしいですが。)ただ、こういう話を以前ウィキペディア(各国語版)全体用のメーリングリストで議論した時には、そういう運営方針をとることに反対の人もいました。カリフォルニアの基準に照らして合法であれば、そのコンテンツを削除すべきではない、と。こういう意見の人が想定しているのは、例えば中国政府に批判的な観点「も」含んだそれ自体としては中立的な観点から書かれた文章が中国語で中国語版に投稿された場合に、中国語版の管理者がそれを削除してしまう可能性です。(日本同様、削除しないと法的責任を問われる可能性があると前提しての話ですが。)確かに、意見としてはよくわかります。管理者が全員アメリカ国内在住のバイリンガルのアメリカ人だったり、そもそも管理者に削除権限がなかったら問題はないわけですが、まあ現状としてはそうではないのでそういうコンテンツが削除されるのもやむを得ないだろうと思います。
Tomos 08:20 2003年6月9日 (UTC)

基本的なことを確認したいのですが。(既出の話もありますが、念のためもういちど)

  • ①ウィキペディアは日本語版も含めて、日本法人ではなく米国の団体によって運営されているわけですが、その内容に関してどこまでも日本国の法律に従う義務があるのかどうか?
  • ②くだんの画像は、おそらくドイツ人によってドイツ語版にアップされ、他国語版にコピーされていったと思われる。このとき、

日本国籍でない人が日本語版にコピーした場合はどうなのか? 日本人が他国語版にコピーしても問題ではないのか?

  • ③日本語版が元の画像を載せている外国語版にリンクしていることは問題ではないのか?
  • ④日本で流通している医学書(日本語・外国語)に同様の写真が掲載されていることがあるが、これと明確にどうちがうのか?
  • ⑤百科事典ではイラストにしていることが多いが、イラストなら問題ないのか? 表現によるのか?

多くの人々の心象を害するというなら、Sutouさんの言われるようなリンクの落とし所もあると思います。 しかし、ほとぼりがさめたころにこっそり削除というのはやめてほしいです。2ch 08:42 2003年6月9日 (UTC)

2ch氏は心配する必要ないですよ。ほとんどが感情論で、議論にも値しない意見です。明確に答えられないから量でカバーしているが、内容は無いですよ。論理的に考えると削除する理由など見つからないので、不安感を煽っているのです。Taboo

「知りたい人は知ることができる」「見たくない人には見えない」この2つを単純に両立させるために、画像へのリンクのみを張る、と言う方法が一番妥当に思います。
削除する必要は法に触るかどうかという点で発生し得ますが……私はむしろ、「この画像で本当に適当なのか?」が気になっています。Tomosさんが上の方で書かれている点に関連しますが、この手の当て方はエロ画像の流用と指摘されても反論できません。学術的には、体の一部を単純に拡大した写真ないし図解で充分で、今回の画像はそういう写真である必要があると思います。そうであれば、学術目的として胸を張って載せられるのではないですか?
- Gombe 09:18 2003年6月9日 (UTC)
掲載されている図画などがわいせつか否かについては、ウィキペディアが決めるべきことではなく、警察がとりあえずの判断をおこない、その後は裁判所が決定をするんですよね。
これによって、ウィキペディアが猥褻図画陳列をおこない、Tomosさんを始めとする管理者のみなさんがが警察に逮捕され裁判をするとなると、お金はかかりますし、個人の生活を犠牲にしなかければならないこともあるでしょう。だとしたら、最終的な決定は管理者の方がするべきことだと思います(感情論と言われるとそうかもしれません)。それとも、管理者や他の執筆者に迷惑をかけずに、すべて2chさんが責任を取ることができるのでしょうか?だとしたら、話は別なんでしょうが....
--おが 09:33 2003年6月9日 (UTC)

僕は、ウィキペディアは学術書なんだから、警察ですら取り上げるのは不可能だといっているのです。そもそも、日本中に数限りないエロサイトがあり、それが完全に放任されているのに、ウィキペディアのようなまじめなサイトが取り締まり対象になるなど、絶対にありえません(児童ポルノの問題と混乱されているのでは)。不安感を煽るのもいい加減にして下さい。それからOga氏の最後のフレーズは2ch氏に対する脅迫に近い意見だと思います。Taboo

2chさんの疑問にお答えして。(機種依存対応されてますよね?)

wikipediaにいかなる法律が適用されるかは、その場面によってことなります。現在の問題はわいせつ物陳列罪(平仮名で書いているのは条文が平仮名だからです)の成否ですから、刑法の適用の問題です。わいせつ物陳列罪は、国外犯規定がありませんので国内犯(刑法1条1項)のみが処罰されます。刑法1条1項は「国内において罪を犯した」場合に処罰すると規定しています。そして、判例、通説は「国内において罪を犯した」とは、行為が日本国内で行われたか、結果が日本国内で発生した場合をいうとしています。
今回の場合、画像のリンクをはる行為(法的にはリンクをはるのも掲載するのも大差ありません)が日本国内で行われた場合には、他国語版であっても犯罪を構成しますし、リンクをはった人が国外にいる場合やリンクの対象が国外にもともと存在する場合であっても、日本においてそれが閲覧されることを想定している場合には犯罪を構成することになります(リンクをはる行為が陳列にあたるとの裁判例があります)。以上①~③。
④と⑤は、わいせつ性判断という点では同じ問題ですね。学術書の場合には、一般人の性的道義心を害するところが少ないため、イラストの場合には、羞恥心を害するところが少ないためにわいせつ物と判断されにくいだけで、これらといわゆる猥褻物との間に明確な違いはありません。Falcosapiens 10:00 2003年6月9日 (UTC)

Tabooさん、最後に書き込んでらっしゃる部分を見ると、意見が硬直しているのはあなたの方かも知れませんよ。
それに、世の中には、少なくともこの手のグレーな問題には、「絶対」はないのではないでしょうか。
思い付く限りの可能性への注意と、当事者または第三者へのできる限りの配慮を、はらって下さいますようお願いいたします。
- Gombe 10:27 2003年6月9日 (UTC)

で、自分の考えを言えば。(繰り返しになりますが)
私はこの手の画像でも必要に応じ載せていいと思いますが、見たくない人へ選択肢を与え、かつ今のままのではない別の画像にすることを、提案します。
もちろんここには、「そこまですれば法的にも『シロに近いグレー』に見なしてもらえるのではないか」と言う期待が根底にあります。(^^;
- Gombe 10:31 2003年6月9日 (UTC)

Falcosapiensさんが既に投稿された後ですが、合法性についての2chさんの質問について個人的に補足したい点を書いてみます。仮にこの画像が猥褻であるという前提に立って考えるとして、投稿者と、管理者と、プロジェクト全体の法的責任に分けてみます。

投稿者が「日本から海外のサーバーに猥褻な画像を送信し、日本人がアクセスできるようにする」ことは、日本の法でわいせつ物の陳列とされるのではないかと思います。2chさんが海外から投稿されたのであれば、あるいは問題ないかも知れません。

ご参考までに、例えば警視庁の以下のページには、海外のサーバで日本人相手にわいせつ画像を公開していた日本人が逮捕された例が記されています。 http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/jiken/kenkyo/kenkyo.htm

また、新潟県警の以下のページを見ると、掲示板にわいせつ画像を投稿した人々を検挙したケースも示されています。 http://www.police.pref.niigata.jp/osirase/hightech/hightechcrime.html

Tabooさんはエロサイトについて「完全に放任」と言われていますが、少なくとも僕にはそうではないように思えます。

プロジェクトのサーバーはカリフォルニアにあり、アメリカ人が100%出資しているので、コンテンツを保持していること自体は日本の法では問題にされないのではないかと思います。ただ、アメリカのヤフーのオークションにかけられていたナチ関連のアイテムがフランスの法律に照らして違法だという理由でヤフーが訴えられたようなケースもある(オーストラリアなど他国でも似たようなことがあったように思います)ので、訴訟が起こらないと断言は出来ませんが。

日本語版の管理者の責任は、削除することができる画像を放置したことで責任を問われる可能性があると思います。これは、日本語版のコンテンツであれば、海外から合法的に投稿されたものであっても削除するべき義務を負うのか、海外からの投稿なら放置してよいのか、という辺りはわかりません。他国語版のコンテンツは、そもそも削除権限がないので、責任を問われることもないと思います。

まだまだ勉強中なので誤解などもあるかも知れませんが以上です。

Tomos 10:36 2003年6月9日 (UTC)

脅迫のつもりはまったくなかったのですが、脅迫と取られてしまったのであれば、謝ります。ごめんなさい。
たしかにウィキペディアは学術書(というよりは、やっぱり百科事典)だと思っています。しかしながら、Tabooさんが「学術書だから警察が取り上げることができない」というのは、あくまでTabooさんの認識であって、警察や裁判所は独自の判断をするんです。なので、「オレは学術書だと思っているんだ!」といくら力説しても裁判を受けることがあるわけです。しかも、それは管理者のみなさんが被告人ということになってしまう可能性があるわけでして、それらに対して金銭的、時間的な負担をしなければならないわけですよね。
Tomosさんの書かれているように、過去にWebサイトの管理者がその責任を問われた例はあるわけです。その辺りを考慮していただければと思っています。--おが 10:41 2003年6月9日 (UTC)

補則の補則(段落ごとにばらばら)

違法な行為は、現実的な取締りの可能性を別として、違法です。取締りの可能性が低いからやってもよいということにはなりませんし、wikipediaのプロジェクト自体を危険に晒すものならばなおさらです。(例えば、日本での犯罪成立を理由に、アメリカでwikipediaのハードディスクを差し押さえることも場合によっては可能です。)
海外から合法的に投稿されたものであっても、それを放置しておくことが陳列と同視しうる場合には、わいせつ物陳列罪が成立する可能性はあります(不真正不作為犯)。
被告人とされる可能性のあるものは、現実的には管理者でしょうが、法理論的には、wikipedia参加者全員に記事を改変する権限がある以上、全員に犯罪を成立させることができます。Falcosapiens 11:02 2003年6月9日 (UTC)

Tomos氏の指摘された警視庁のページ見ましたけど、捕まっているのは明らかにわいせつ目的のものばかりですよね。問題は、実際に学術書として出版されたもので近年検挙された物があるのかという点です。Falcosapiens氏、この点はどうでしょうか。実際に1件でも、ここ数年に取り締まられた物があるなら、削除も理解できますが、ないなら削除すべきでないと思います。Taboo

某法医学教室のサイトで、教授が起訴猶予になったというのはありますが。Falcosapiens 11:28 2003年6月9日 (UTC)

そういう情報が、いま本当に議論に必要な物だと思います。法医学とわいせつが結びつく理由がいまいちよく判らないので、ぜひより詳細を教えてください。それから皆がその情報の信憑性を判断できるソースもお願いします。Taboo

ウィキペディアは一体のものだと思っていたので、どの他国語もあの画像の掲載かリンクをしているし、問題なかろうと判断して載せました。が実際には、各国語ごとにコンテンツの削除権限も別々だし、これによって日本語版の管理者が責任を問われる可能性があると言われるなら、画像処置の最終的な判断は管理者の方々にお任せするしかないでしょう。あの画像が「わいせつ」なのかどうかは私には全く判りません。Tabooさんほかみなさん、助言ありがとうございます。

しかし、あの画像がわいせつだと仮定して、(また日本語版から削除したとして)日本語版から同じ画像を載せている各国語版へリンクしていること、つまり日本人が簡単にあの画像を閲覧できるということにおいて、ウィキペディアの他の版は日本の法律には問われないんですかね。2ch 12:16 2003年6月9日 (UTC)

Tabooさん。

すみません。職務上知りえた秘密にあたりますので詳細はご勘弁を。流してください。

2chさん。

他の板の場合、行為者が日本国外にいる場合が多く、また、日本人を対象としていると見られない場合が多いために(おそらく故意を欠くか、違法性の意識を欠くか)現在の法解釈上は日本法に触れないのでしょう。法の規定如何によっては、処罰が可能かと。Falcosapiens 13:20 2003年6月9日 (UTC)
>2chさん。
いわゆるエロ本やエロサイトがわいせつか否かの議論と、ここで為されていることの議論は別だと思っています。わいせつの物差しを作ってみるということは、社会的にも重要なことのひとつであると思っていますが、私がいくら学術的であると力説しても、逮捕されるときには逮捕されるわけでして、そうなるとウィキペディアやその管理者が被らなければならないこともでてくるのが現実です。
先ほど書いたように、なにをもってわいせつなのか(ペドフィリアは保育園を見ただけでわいせつだと思うでしょうし、ネクロフィリアは死体を見ればわいせつなんでしょう)は、いろいろな解釈があると思います。ウィキペディアを百科事典として残していくためには、そういうものに挑戦をしていくことよりもやるべきことが多いように思います(なんだか、じじいの話みたいでごめんなさい)。
>Tabooさん。ウィキペディアでいくら議論をしても結果はでないことだと思います。わいせつの基準はわたしたちが議論をするものではないですし、ましてやウィキペディアから問題定義をするものでもないでしょう(わいせつ画に関しては、さまざまな裁判がなされていたと思います)。我々執筆者は議論を呼び起こすのではなく、あくまで「客観的」に記事を書くのがいいのではないでしょうか?
--おが 14:56 2003年6月9日 (UTC)

かなり遅くなりましたが、以下への返事を書いておきます。改行は私がつけました。

>僕は、中立的な観点とは、できるだけ意見の対立があっても削除せずに載せろという主張だと理解しています。
>つまり、二つの同様の画像があったとき、どちらかを選ぶのではなくどちらも使いなさいという主張であり、
>今の場合のように一枚の画像しかないのに存在性を議論するための指針ではない事は明らかです。
>したがって、中立的な観点を論拠に、「リンクに留める」ことを主張するのは、完全に間違えているし、
>結局は画像を削除せよという主張の下手なすり替えでしかありません。Taboo

まず、「中立的な観点」ですが、上記のように「削除せずに載せる」という事はもちろん大事です。しかし重要な点はそれだけではありません。申し訳ありませんが、もう一度中立的な観点をご覧ください。私が強調したいのは、真ん中ぐらいのところにある、「ひとつの帰結:敵のために書く」という文句です。私は、私とは意見の相違があるTaboo氏の、「削除せずに載せる」という観点のために、削除するのではなく「リンクに留める(リンクによって示す)」という提案をいたしました。次は、Taboo氏が「モロの表示はやめるべきだ」という私の観点のために、どうすればよいのかの提案をしていただける番だと考えます。いかがですか? - Sutou 15:28 2003年6月9日 (UTC)

いささかあきれています。べつに僕は、貴方の画像の掲載反対という意見を批判しているのではないです。批判しているのは、ここで使うべきではない「中立的な観点」に結び付けている点です。この意見は別に僕だけのものではないです。現にIdeal氏も貴方の解釈には無理があるといっているでしょ。また、今の議論において他に中立的な観点という言葉を使っている人がいますか?

それから「モロの表示はやめるべきだ」という貴方の観点ですが、根拠を全く書かずにそんな意見通るとお思いですか?いくら貴方が法律の専門家ではないといっても、理論武将もせずに議論を挑んできて第三者を納得させられる訳がないでしょ。僕は、学術的なサイトだから、削除はおかしいと言っているのです。そして、学術的な書籍(サイト)で近年、わいせつだという理由で検挙された例が本当にあるのかと聞いております。結局、未だ明確にその対象となった物が挙げられていないというのが現状です。僕は「実際に1件でも、ここ数年に学術目的で出版されたもので猥褻という理由で取り締まられた物があるなら、削除も理解できますが、ないなら削除すべきでないと思います。」 と提案しております。したがって取り締まり対象となった例が実際にあったなら、削除もしかたがないと思っています。仮にもし削除したほうがよいと仰るなら、不安感を煽るのではなく、検挙された例と信憑性を判断できる客観的な情報源を挙げてください。Taboo

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