DVD
DVDは光ディスク技術製品のひとつ。
DVD規格決定時にはDigital Versatile Disc(デジタル多用途ディスク)や、一部ではDigital Video Discの略とされていたが、略称は設けず正式名称がDVDだった。DVDフォーラム設立時にDigital Versatile Discと正式に定められた。 現在は「DVD」という固有名詞として市民権を得ている。一般的に「DVD」という場合は、DVD-Videoを指すことが多い。
2枚の0.6mm厚、直径12cmのポリカーボネート製の円板を貼り合わせたもので、CD(コンパクトディスク)と同サイズを維持しつつ映像などの大量のデジタル情報を記録でき強度も確保している。DVD-Videoだけでなくパソコンの記録媒体としても使用されDVD-VideoプレーヤーやDVD-ROMドライブは、CD-DAやCD-ROMの再生にも対応している。
2001年12月には、DVD-Videoプレーヤーの国内出荷台数がVTRを上回ったが、情報が非常に多く記録できるため、オーディオ分野やコンピュータソフト分野ではまだ必要に迫られずあまり普及していない。
記録型DVD規格として、DVD-R(1回だけ書き込み可能)とDVD-RW、DVD-RAM(複数回の書き込みが可能)がDVDフォーラムによって制定されている。これに対抗するものとして、DVD+RWアライアンスの策定したDVD+RやDVD+RWがある。
さらに、DVDの次世代規格として策定された青色レーザを使用したBlu-ray規格の機器も登場したが、東芝・NECなどは青色レーザを使用する別規格(HD DVD)をDVDフォーラムに提案するなど、規格統一の兆しは見えない。
DVD規格の種類
- DVD Multi(DVD-RAM、DVD-R/RW)
- DVDスーパーマルチ(DVD-RAM、DVD±R/RW)
- DVDデュアル(DVD±R/RW)
利用用途
容量
- 片面1層:4.7GB
- 片面2層:8.5GB
- 両面1層:9.2GB
- 両面2層:17GB
論理フォーマット
関連サイト
- DVDフォーラム(日本)