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マリンハンター

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マリンハンター』は、2007年36・37合併号から週刊少年サンデーで連載されている漫画。作者は大塚志郎。もとは同年の10号から13号まで掲載されていた短期連載だったが、好評につき少し間を開けた後、連載に昇格した。

あらすじ

21世紀末、世界が海に沈んだ。それにより陸地のない海洋新世界の時代を迎えることになる。サメのフィッシュハーフであるシャークとその仲間は帝国海軍本部を目指して旅していた。

登場人物

主要人物

シャーク
ホオジロザメのフィッシュハーフ。16歳。元々は少数民族の若長だったが、ブルー・ホエールに妹を目の前で殺害されたことをきっかけにFHとして覚醒、サメの力を得てしまったために強力な拘束具・ツリバリを付けられる。その後脱走し、特A級賞金首となる。ツリバリの糸の先にあるサオを破壊し、ツリバリを外すために糸の先を目指して旅をしている。性格はクールで皮肉屋。女性の裸に興味は無いらしい。鮫ゆえの怪力と、鮫の鱗「楯鱗」による高い防御力を持つ。多量の血の匂いを嗅ぐと理性が飛び、辺りの人間を区別なく殺してしまう。特に自分の血の匂いを嗅ぐと即暴走状態となる。食料の調達は主に彼がしているが、グッピー達からはとても不味いと不評。
短期集中連載ではやや設定が異なり、食料島を護衛させられたことがあると言っていたことから、帝国海軍に所属していた時期もあった模様。
グッピー
人間の少女。14歳。人工島に住んでいたが海賊に襲われ、誘拐されていた所を偶然シャークに助けられる。ふざけてシャークのツリバリに触れてしまった事から、シャークのツリバリの主になる。ツリバリの糸を引っ張るとシャークが吹っ飛ぶ事から、本人は主に彼が増長したときのおしおき的な意味合いで使っている。しかし、あまりにも理不尽に見えるときでも使うことがある。血を見て理性を失ったシャークが人を殺している様を間近で見てしまったため、それ以降シャークが理性を失う事を恐れており、シャークの暴走を止める役目もある。性格は能天気でわがまま。シャークにはよく馬鹿扱いされている。
シジミ
ヤドカリのフィッシュハーフ。外見が中性的でわかりにくいが女の子。幼少の頃、海を漂っている所を食料島に住むジジィに拾われた。ジジィの死後一人で畑を耕していたが、ある日帝国海軍の中佐、トノに島を破壊されてしまう。それ以後、ジジィの夢を叶えるため、シャーク達と共に本物の大地があるという帝国海軍本部を目指す。シャークに対してはかなり生意気で毒舌だが、心の奥では彼の事を認めているフシもある。ちなみに、シジミという名前は育ての親であるジジィがつけたもの。シジミは貝でありヤドカリではないので単純にジジィの勘違いなのだが、その事を馬鹿にされると怒り、金的に向かって「金魚のクソくらえっ!!」と言いながら回転して体当たりすることもある。尚、この回転アタックはシャーク以外にも技として使用する。貝殻はシャークの皮膚よりも固い。語尾は「~カイ」。

帝国海軍

ブルー・ホエール
シロナガスクジラのセタシアン。帝国海軍の英雄とされる。階級は少将。大佐時代にデボン島民を皆殺しにした上、FHとして覚醒したシャークにツリバリをつけた。
オルカ
シャチのセタシアン。帝国海軍の凄腕剣士。まだ少年だが階級は大尉。両足と背中に刀を計4本、両腰に西洋剣を1本ずつ携えている。過去にサメのフィッシュハーフと因縁があるらしく、暴走したサメを殺すことに固執している。独断でシャークを追うが敗北、彼を見逃した。ブルー・ホエールに憧れている。
ハリー
ハリセンボンのフィッシュハーフ。階級は少佐。自称・帝国一の策略家。非常に慎重な性格。嘘をつくのを嫌う。
マキマキ
回遊魚シイラのフィッシュハーフ。筋骨隆々の大男だが、女性にも容赦なく手を上げる非常に粗暴な人物。度重なる上官殺しの疑惑があり、それが原因で検問所に飛ばされた。
アゴシリー
コブダイのフィッシュハーフ。帝国海軍少佐。巨大外輪軍艦・クロフネの主。得意技は頭突きで、本人曰く岩石をも砕くコブらしい。ツリバリの秘密を知っており、シャークを拘束しようとしていたがグッピーが先にツリバリに触れていたため失敗。力ずくでシャークを捕らえようとするが、逆に自分の血を見て理性を失った彼に殺されてしまう。
トノ
マラプテルルス(デンキナマズ)のフィッシュハーフ。帝国海軍中佐。電気を使った攻撃が得意。大食漢でデブ。オカマ言葉で話す。シジミの食料島に上陸した際、彼女が食料の供給を拒んだ事に腹を立て、食料島を破壊した。最後はシャークに倒される。

その他

モンガラー
カワハギのフィッシュハーフ。パイレー島の盗賊の頭で、拷問で相手をいたぶるのが趣味。縄張り意識が強く、気に入らない者は自分の部下でも拷問にかける残忍な性格。特に女性の拷問を好む。ツリバリについて調べて欲しいと言うハリーの依頼によりグッピーをさらい、拷問にかけるが、助けにきたシャークにより瞬殺されてしまった。
蛮人老(ばじんろう)
ウミガメのフィッシュハーフ。海鮮戦法の使い手。
マネキ
シオマネキのフィッシュハーフ。蛮人老の弟子。女には弱い。
タコスネイク
海賊団。グッピーの住んでいた人工島を襲い、彼女を連れさらった。シャークにケンカを売ったために返り討ちにあい、気絶している所をアゴシリーの部下に見つかり処刑される。


用語

ツリバリ
帝国海軍が開発した強力な拘束具。装着された者は帝国海軍本部の「サオ」と見えない糸で繋がり、帝国近海から出られなくなる。また、最初にツリバリに触れた者とも見えない糸で繋がり、死ぬまで服従を強いられる。最初にツリバリに触れた者に危害を加えようとしたり、無理に外そうとすると高圧電流が流れる。主従間の糸は手繰り寄せることもできる。
フィッシュハーフ
海の生物の力を手に入れた人間を指す。略称はFH。生まれながらの能力者と、秘薬「オーシャンドラッグ」により後天的に力を手に入れた者がいる。強力な力を持つ者はほとんどが秘薬によるもの。
セタシアン
鯨類種のフィッシュハーフを指す。全身の毛穴から空気を放出することができ、それを一転に集中することで「ブロウ」と呼ばれる衝撃波を放つことができる。帝国海軍の特殊部隊に所属していることが多い。
オーシャンドラッグ
海の秘薬。強い毒性を持つが、それに耐えた者は海の神秘的な力を得ることができる。

外部リンク


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