「ドボン」の版間の差分
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点数計算のルールで、2(2がなければ山から2枚引く)や8(スートを指定できる)について負けた時手札にあったら手札の合計を2倍、という指定がされている場合、どぼんで引き取った札もその計算の対象になる。2が4枚という手札で8を出した相手にどぼんしたらそれで相手の手札は少なくとも32倍である。 |
点数計算のルールで、2(2がなければ山から2枚引く)や8(スートを指定できる)について負けた時手札にあったら手札の合計を2倍、という指定がされている場合、どぼんで引き取った札もその計算の対象になる。2が4枚という手札で8を出した相手にどぼんしたらそれで相手の手札は少なくとも32倍である。 |
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==ローカルルールの例== |
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ローカルルールの例として、下記のようなものがある。 |
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*「ページワン」以外で捨てられた札に対しても、「どぼん」をすることができる。 |
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*「ページワン」の上がりがなく、「どぼん」のみを上がりとする。プレイヤーは手持ちが最後の一枚の状態で自分の順番が回ってきたら、かならず山札から一枚ひかなければならない。 |
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*手持ちのカードが2枚の時のみ、その2枚のカードの数値を加算乗除した値であがることができる。たとえば、「2」と「6」があったときには、2+6で「8」、6-2で「4」、6×2で「12」、6÷2で「3」と、4種類の数字に対してあがることができる。これは、どぼん返しする側も同様である。 |
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== どぼんとページワン == |
== どぼんとページワン == |
2006年12月9日 (土) 08:35時点における版
どぼんは、トランプゲームの一つで、ページワンまたはアメリカンページワンにどぼんという上がり方を加えたものである。どぼん上がりを含むゲームが、そのままページワンと呼ばれていることも多い。
遊び方
ゲームのルールはページワンまたはアメリカンページワンと同じである。プレイされている場所によってページワンのルールであったりアメリカンページワンのルールであったりするし、さまざまなローカルルールも存在するであろう。通常の「ページワン」と宣言してから最後の一枚を出す上がり方のほかに、「どぼん」という、手札をいきなり全部出して上がる上がり方がある点のみにちがいがある。
どぼんという上がり方は、ページワンで場に出された一枚のカードの数と、自分が持っている複数のカードの数の合計が同じだったときに成立する。例えば、あるプレイヤーによって場に9が出された時、手持ちに1と2と6を持っていた別のプレイヤーは、「どぼん」あるいは「どっぼーん」さらには「どっかーん」などと言いながら手札を全部自分の前にさらして勝ちを宣言するのである(場に出されたのが出したプレイヤーにとって最後の1枚の上がりのカードだったとしても成立)。この場合の点数は、どぼんをされた9を出したプレイヤーに、そのプレイヤーが出した9とどぼんをしたプレイヤーが出した1と2と6が戻されて、そのプレイヤーの手札と合わせて計算される。
複数のプレイヤーが一枚の捨て札に対して同時にどぼんすることも可能である。この場合、どぼんをされたプレイヤーは、複数のどぼん札をすべて自分で引き取って手札として計算しなくてはならない。
ところが、どぼんによる上がりは最終的に勝利を確定するものではない。どぼんされたプレイヤーが、残った複数の手札でどぼんされたのと同じ数を持っていた場合、どぼんをやり返すことができ、これをどぼん返しと呼ぶ。上記のケースで言えば、9を捨ててどぼんされたプレイヤーが、手札に1と8を残していた場合、どぼん返しができる。この場合の点数は、最初の9、どぼんの1と2と6、どぼん返しの1と8が、どぼんを返されたプレイヤーに戻されて手札として計算される。
点数計算のルールで、2(2がなければ山から2枚引く)や8(スートを指定できる)について負けた時手札にあったら手札の合計を2倍、という指定がされている場合、どぼんで引き取った札もその計算の対象になる。2が4枚という手札で8を出した相手にどぼんしたらそれで相手の手札は少なくとも32倍である。
ローカルルールの例
ローカルルールの例として、下記のようなものがある。
- 「ページワン」以外で捨てられた札に対しても、「どぼん」をすることができる。
- 「ページワン」の上がりがなく、「どぼん」のみを上がりとする。プレイヤーは手持ちが最後の一枚の状態で自分の順番が回ってきたら、かならず山札から一枚ひかなければならない。
- 手持ちのカードが2枚の時のみ、その2枚のカードの数値を加算乗除した値であがることができる。たとえば、「2」と「6」があったときには、2+6で「8」、6-2で「4」、6×2で「12」、6÷2で「3」と、4種類の数字に対してあがることができる。これは、どぼん返しする側も同様である。
どぼんとページワン
どぼんはページワンに緊張感とギャンブル性を与えるルールである。プレイヤーは、あと1枚を予告されるページワンとは違い、自分以外のプレイヤーが残り3-4枚になった時点でどぼんをケアし始めなくてはならず、絵札のようなどぼんされやすい大きい数のカードが出しづらくなる。また、負けが込んだ者は手札に2や8を仕込んでどぼんで上がろうとするだろうし、勝っている者はその危険を避けて相手のそうした仕込みが整う前にさっさと普通のページワンから上がってしまおうとするだろう。どぼんがありそうな場面で、手札に2と6と8を持ち、最初から2と6でどぼんを返すつもりで8を場に出してどぼんを誘うような作戦も当然ある。
本来のページワン(あるいはアメリカンページワンルールのページワン)は子供から気軽に参加可能な和めるゲームであるので、参加するメンツや場の雰囲気によってどぼんのあるなしは適宜選択されるべきだろう。