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== 著書 ==
== 著書 ==
* 『苦海浄土 わが水俣病』1969年、講談社文庫1972年。
* 『苦海浄土 わが水俣病』1969年、講談社文庫1972年。新装版2004年
* 『天の魚 続・苦海浄土』1969年、講談社文庫1972年。
* 『天の魚 続・苦海浄土』1969年、講談社文庫1972年。完本版・藤原書店 2016年
* 『椿の海の記』朝日新聞社、1977年、河出文庫、2013年
* 『陽のかなしみ』朝日新聞社、1986年。
* 『陽のかなしみ』朝日新聞社、1986年。
* 『西南役伝説』朝日新聞社、1988年。
* 『西南役伝説』朝日選書、1988年。洋泉社新書、2009年。[[講談社文芸文庫]]、2018年
* 『乳の潮』筑摩書房、1988年。
* 『乳の潮』筑摩書房、1988年。
* 『海と空のあいだに - 石牟礼道子歌集 -』葦書房、1989年。
* 『海と空のあいだに - 石牟礼道子歌集』葦書房、1989年。
* 『不知火ひかり凪』筑摩書房、1989年。
* 『不知火ひかり凪』筑摩書房、1989年。
* 『十六夜橋』書房、1992。ちくま文庫1999年。
* 『葛のしとね』朝日新聞社、1994年。
* 『葛のしとね』朝日新聞社、1994年。
* 『食べごしらえおままごと』ドメス出版、1994年。
* 『食べごしらえおままごと』ドメス出版、1994年。[[中公文庫]]、2012年
* 『あやとりの記』世織書房、1995年。
* 『あやとりの記』世織書房、1995年。
* 『蝉和郎』葦書房、1996年。
* 『蝉和郎』葦書房、1996年。
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* 『水はみどろの宮』平凡社、1997年。
* 『水はみどろの宮』平凡社、1997年。
* 『アニマの鳥』筑摩書房、1999年。
* 『アニマの鳥』筑摩書房、1999年。
* 『十六夜橋』筑摩書房、1999年、径書房、1992年。
* 『潮の呼ぶ声』毎日新聞社、2000年。
* 『潮の呼ぶ声』毎日新聞社、2000年。
* 『煤の中のマリア - 島原・椎葉・不知火紀行』平凡社、2001年。
* 『煤の中のマリア - 島原・椎葉・不知火紀行』平凡社、2001年。
* 『はにかみの国 - 石牟礼道子全詩集』石風社、2002年。
* 『はにかみの国 - 石牟礼道子全詩集』石風社、2002年。「妣たちの国」講談社文芸文庫 2004年
* 『石牟礼道子全集 不知火』全17巻・別巻1、藤原書店、2004年 - 。
* 『石牟礼道子全集 不知火』全17巻・別巻1、[[藤原書店]]、2004年 - 。
* 『花いちもんめ』弦書房、2005年。
* 『花いちもんめ』弦書房、2005年。
* 『最後の人 - 詩人高群逸枝』藤原書店、2012年。
* 『最後の人 - 詩人高群逸枝』藤原書店、2012年。
* 『霞の渚 石牟礼道子自伝』藤原書店、2014年。
* 『霞の渚 石牟礼道子自伝』藤原書店、2014年。
* 『祖さまの草の邑』[[思潮社]]、2014年。
* 『祖さまの草の邑』[[思潮社]]、2014年。
* 『ここすぎて水の径』[[弦書房]]、2015年。
* 『無常の使い』藤原書店、2017年。
* 『完本 春の城』藤原書店、2017年。
* 『花びら供養』[[平凡社]]、2017年。


== 受賞歴 ==
== 受賞歴 ==

2018年3月3日 (土) 11:17時点における版

石牟礼 道子
誕生 (1927-03-11) 1927年3月11日
日本の旗 日本熊本県天草郡河浦町
(現・天草市
死没 (2018-02-10) 2018年2月10日(90歳没)
日本の旗 日本・熊本県熊本市
職業 小説家詩人
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 水俣実務学校
活動期間 1969年 - 2018年
ジャンル 小説
主題 水俣病
代表作 『苦海浄土 わが水俣病』(1969年)
『はにかみの国 - 石牟礼道子全詩集』(2002年)
主な受賞歴 マグサイサイ賞(1973年)
紫式部文学賞(1993年)
朝日賞(2002年)
芸術選奨(2003年)
現代詩花椿賞(2014年)
デビュー作 『苦海浄土 わが水俣病』(1969年)
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石牟礼 道子(いしむれ みちこ、1927年3月11日 - 2018年2月10日[1])は、日本作家

来歴・人物

熊本県天草郡河浦町(現・天草市)出身。水俣実務学校卒業後、代用教員、主婦を経て1958年谷川雁の「サークル村」に参加、詩歌を中心に文学活動を開始。1956年短歌研究五十首詠(後の短歌研究新人賞)に入選。

代表作『苦海浄土 わが水俣病』は、文明の病としての水俣病を鎮魂の文学として描き出した作品として絶賛された。同作で第1回大宅壮一ノンフィクション賞を与えられたが、受賞を辞退。

週刊金曜日の創刊に参画。編集委員を務めたが「手伝いをしただけ」である事を理由に2年で辞任している。

2002年7月、新作「不知火」を発表。同年東京上演、2003年熊本上演、2004年8月には水俣上演が行われた。

2018年2月10日午前3時14分、パーキンソン病による急性増悪のため、熊本市の介護施設で死去。90歳没[1][2]

著書

  • 『苦海浄土 わが水俣病』1969年、講談社文庫1972年。新装版2004年
  • 『天の魚 続・苦海浄土』1969年、講談社文庫1972年。完本版・藤原書店 2016年
  • 『椿の海の記』朝日新聞社、1977年、河出文庫、2013年
  • 『陽のかなしみ』朝日新聞社、1986年。
  • 『西南役伝説』朝日選書、1988年。洋泉社新書、2009年。講談社文芸文庫、2018年
  • 『乳の潮』筑摩書房、1988年。
  • 『海と空のあいだに - 石牟礼道子歌集』葦書房、1989年。
  • 『不知火ひかり凪』筑摩書房、1989年。
  • 『十六夜橋』径書房、1992年。ちくま文庫、1999年。
  • 『葛のしとね』朝日新聞社、1994年。
  • 『食べごしらえおままごと』ドメス出版、1994年。中公文庫、2012年
  • 『あやとりの記』世織書房、1995年。
  • 『蝉和郎』葦書房、1996年。
  • 『形見の声 - 母層としての風土』筑摩書房、1996年。
  • 『天湖』毎日新聞社、1997年。
  • 『水はみどろの宮』平凡社、1997年。
  • 『アニマの鳥』筑摩書房、1999年。
  • 『潮の呼ぶ声』毎日新聞社、2000年。
  • 『煤の中のマリア - 島原・椎葉・不知火紀行』平凡社、2001年。
  • 『はにかみの国 - 石牟礼道子全詩集』石風社、2002年。「妣たちの国」講談社文芸文庫 2004年
  • 『石牟礼道子全集 不知火』全17巻・別巻1、藤原書店、2004年 - 。
  • 『花いちもんめ』弦書房、2005年。
  • 『最後の人 - 詩人高群逸枝』藤原書店、2012年。
  • 『霞の渚 石牟礼道子自伝』藤原書店、2014年。
  • 『祖さまの草の邑』思潮社、2014年。
  • 『ここすぎて水の径』弦書房、2015年。
  • 『無常の使い』藤原書店、2017年。
  • 『完本 春の城』藤原書店、2017年。
  • 『花びら供養』平凡社、2017年。

受賞歴

備考

  • 武田鉄矢は『苦海浄土』の一部を抜粋して、海援隊のライヴやアルバムのレパートリーに取り上げている。
  • 合唱曲の作曲家として知られる荻久保和明は、水俣病の恐ろしさを表現した絵本「みなまた 海のこえ」(石牟礼道子・丸木 俊・丸木位里、小峰書店刊、1982年)を題材にした合唱組曲「しゅうりりえんえん - みなまた海のこえ -」を制作した。
  • 天湖』は順天堂大学の順天堂大学医学部准教授ブルース・E・アレンにより英訳、出版された。
  • 1973年・1974年に、詩画集『彼岸花』(版画:秀島由己男)が南天子画廊より刊行されている。

関連文献

  • 河野信子・田部光子編『夢劫の人 石牟礼道子の世界』藤原書店、1992年。
  • 石牟礼道子ほか『不知火 - 石牟礼道子のコスモロジー』藤原書店、2004年。
  • 髙山文彦『ふたり 皇后美智子と石牟礼道子』講談社、2015年。
  • 米本浩二『評伝 石牟礼道子 渚に立つひと』新潮社、2017年。
  • 渡辺京二『もうひとつのこの世 石牟礼道子の宇宙』弦書房、2013年。

出典

関連項目

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