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「エリィのアクション」の版間の差分

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{{コンピュータゲーム
{{コンピュータゲーム
|Title = エリィのアクション
|Title = エリィのアクション
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|Genre= 横スクロール[[アクションゲーム]]<br />「すぐやられるアクション」
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『'''エリィのアクション'''』(''Eryi's Action'')は、[[2011年]][[6月6日]]に発売された[[Windows]]用の[[アクションゲーム]]。[[同人ゲーム|インディーズゲーム]]制作チームXTAL SWORDによって公開された作品。[[ダウンロードゲーム]]である。
『'''エリィのアクション'''』(''Eryi's Action'')は、[[同人ゲーム|インディーズゲーム]]制作チームXTAL SWORDによる[[Windows]]用の[[アクションゲーム]]。[[2011年]][[6月6日]]に[[ダウンロード販売]]サイト[[DLsite.com]]において発売され、その後[[PLAYISM]]や[[DiGiket.com]]においてもダウンロード販売が開始されている<ref>[http://xtalsword.com/game/eryi/buy/ エリィのアクション 購入] XTAL SWORD</ref>。[[パッケージ]]版の販売が行われたこともあるが、あまり流通していないという<ref name=ek>[http://xtalsword.com/game/eryi/secret/ エリィのアクション 開発秘話] XTAL SWORD</ref>。[[2013年]][[11月20日]]には{{仮リンク|Nyu Media|en|Nyu Media}}による[[英語]]訳版が[[Steam]]において公開されている<ref>[http://store.steampowered.com/app/261700/?l=japanese Eryi's Action] Steam</ref>。後述するゲーム『'''しょぼんのアクション'''』の「コンセプトをそのままに」製作した作品とされる<ref name=e> [http://xtalsword.com/game/eryi/ エリィのアクション] XTAL SWORD</ref>。公式サイトでは[[体験版]]が公開されている<ref name=a>[http://xtalsword.com/game/eryi/about/ エリィのアクションって?] XTAL SWORD</ref>。
[[Steam]]では{{仮リンク|Nyu Media|en|Nyu Media}}による[[英語]]訳版が販売されている。
過去には国内版パッケージの販売も行われていたことがある(現在は入手困難)


== 概要 ==
== システム ==
本作は即死トラップが満載の超難関鬼畜ゲームとして知られ、[[キャッチコピー]]は「最低のトラップ 最高の手ごたえ」となっており、ジャンルは「すぐやられるアクション」とされ、いわゆる「死にゲー」「鬼畜ゲー」「所見殺しゲー」という[[ジャンル]]に該当する。
[[妖精]]エリィを[[主人公]]とする[[横スクロール]]アクションゲームであり、エリィはダッシュやジャンプのほか物を持ち上げて投げることができる<ref name=m/><ref name=4g/>。[[ステージ (コンピュータゲーム)|ステージ]]中に存在するセーブポイントの旗まで到達すると、ミスとなった際にはその地点から復活し再開となる<ref name=m/><ref name=a/>。またミスによって[[残機]]がなくなっても[[ゲームオーバー]]にはならず、残機は[[負の数|マイナスの値]]で表示される<ref name=m/><ref name=4g/>。[[ストーリー]]はエリィが妖精ファータに奪われた[[メロン]]を取り返すために[[冒険]]するというものであり、エリィの家からゲームが開始される<ref name=4g/><ref name=p>[http://playism.jp/game/156/eryis-action エリィのアクション] PLAYISM</ref>。


この[[ジャンル]]の先駆けである「[[人生オワタ]]の大冒険」<ref> [http://king-soukutu.com/flash/owata.html 人生オワタ\(^o^)/の大冒険 for FLASH - 王の巣窟]</ref>に多大な影響を受けた作品の1つであり、配置された即死障害物やトラップを体験しながら回避方法を模索しゴールを目指すという基本設計やコンセプトはこの流れを模した作りになっている。(同ジャンル作品に[[I Wanna Be the Guy]] がある)
[[ジャンル]]は「すぐやられるアクション」とされ、[[キャッチコピー]]は「最低のトラップ 最高の手ごたえ」となっている<ref name=e/>。[[窓の杜]]のコーナー「週末ゲーム」では「往年の海外製アクションゲームの理不尽さを彷彿させる」作品であり、「[[グラフィック]]、音楽ともに水準は高く、操作性も良好」と評されている<ref name=m>[http://www.forest.impress.co.jp/docs/serial/shumatsu/20110819_471244.html 【週末ゲーム】第458回:理不尽トラップ満載の横スクロールアクションゲーム「エリィのアクション」] 窓の杜 2011年8月19日</ref>。また[[4gamer.net]]のコーナー「インディーズゲームの小部屋」では、「キュートな[[ドット絵]]と、見た目とは裏腹にもほどがある極悪なトラップの数々が特徴の作品」として紹介されている<ref name=4g>[http://www.4gamer.net/games/040/G004096/20110913053/ インディーズゲームの小部屋:Room#197「エリィのアクション」] 4gamer.net 2011年9月14日</ref>。


基本的には横スクロール[[アクションゲーム]]であり、[[プレイヤーキャラクター]]である草の[[妖精]]エリィは、ダッシュやジャンプのほか物を持ち上げることもできる。
『しょぼんのアクション』(後述)の作者であるちくが「販売できるような形で改めて作成したいと思って」いたこともあって、XTAL SWORDの処女作には「すぐにやられてしまうアクション」というコンセプトが選ばれたという。本作は「レベルデザイン性」を徹底した作品とされ、「高難易度化は、滅びの道をたどってしまう」との考えに基づき「頑張れば、ノーマルはちゃんと全部クリアできる設計」を意図したとされる。また「世界デザイン」は[[スプラッター映画|スプラッター]]アニメ『[[Happy Tree Friends]]』の影響を受けており、「キュートな世界観に、邪悪な鬼畜さという対極を表現」することを目指したという<ref name=ek/>。
操作は[[ゲームパッド]]に対応しており[[キーボード]]でのプレイも可能である。
=== ゲームオーバー ===
本作は基本的にゲーム中のミスによって残機がなくなっても[[ゲームオーバー]]にはならず、[[負の数|マイナスの値]]で表示される。
このためプレイヤーがクリアを諦めない限りは何度ミスをしても[[ゲームオーバー]]になることがないというシステムを採用している。
=== 物を掴む ===
主人公であるエリィはステージ上の一部の障害物やアイテム等を掴みながら移動することが可能であり、持っている物を投げて敵を攻撃する事も出来きる。この[[操作]]がゲームの攻略にも大きく影響する。
=== 二段ジャンプ ===
エリィのジャンプ中、一定のタイミングで再度ジャンプアクションを行う事により二段ジャンプが可能になり通常よりも高くジャンプすることが出来る。
=== セーブ ===
[[ステージ (コンピュータゲーム)|ステージ]]の途中に存在する[[旗]]に触れる事により途中セーブが可能になり、プレイミスとなった場合も何度でもそこから再開することが出来る。
=== ボスバトル ===
本作には複数のボスキャラが存在し多様なバトルを仕掛けてくる。どのバトルも通常のステージとは明確に差別化されておりプレイスタイルやルールが変化するため一筋縄ではいかず各ボス戦特有のバラエティ豊かなシステムを採用している。


== 登場キャラクター ==
== 登場キャラクター ==
(出典:<ref>[http://xtalsword.com/game/eryi/character/ エリィのアクション 登場キャラクタ] XTAL SWORD</ref><ref>[http://xtalsword.com/game/magipon/#character マギポン! 登場キャラクタ] XTAL SWORD</ref>)
;エリィ
;エリィ
:草の妖精。前向きで明るい性格。妖精の中でも弱い方であるが、回復力強く復活が早い。本作の主人公。
:草の妖精。前向きで明るい性格。妖精の中でも弱い方であるが、回復力強く復活が早い。本作の主人公。
;ファータ
;ファータ
:闇の妖精。いたずら好きであるが「黒い部分」もある。強い[[魔力]]を持つ。エリィのことが好き。本作の[[ラストボス]]。
:闇の妖精。いたずら好きであるが「黒い部分」もある。強い[[魔力]]を持つ。エリィのことが好き。本作の[[ラストボス]]。
;クロコ
:[[ワニ]]ではなく[[恐竜]]の一種である。
:エリィがワニと勘違いしてクロコというあだ名をつけてしまった為皆にそう呼ばれることになる。ステージ序盤で登場する。
;スチル
:ダルマの様な丸みのある魔法生命体の一種。
:飛行タイプのキャラクターでありレースでのバトルを挑んでくる。ステージ中盤で登場する。
;アーティ
:敵か味方か不明の魔法生命体の一種。
:戦隊のような装備と仮面をつけており公式のキャラクター説明やイラストでは男性として描かれていることがある。「変態紳士」とされている。
;とらたぬ
:黄色いぬいぐるみで魔法生命体の一種として公式説明されているが曖昧な部分が多く謎のキャラクターである。
;ケロ太
;ケロ太
:[[カエル]]のような姿をした[[宇宙人]]達。話すことはできるが、本作ではセリフがない。
:[[カエル]]のような姿をした[[宇宙人]]達。話すことはできるが、本作ではセリフがない。
;フェリス
;フェリス
:水色の髪を持つ[[魔法使い]]の少女。エリィを持ち上げることができる。
:水色の髪を持つ少女。[[魔法使い]]であるが運動好き。エリィを持ち上げることができる。
;ゼタ
:雪のステージにだけ出現する釣りをしてるお兄さん。魔族の一種とされておりエリィに対しては一切攻撃を行ってこない。
;チトラ
:飛行タイプのキャラクターとして登場する蜂の姿をしたお姉さん。「ゼタ」と雪原に遊びにきていた所でエリィと対面する。ゼタ同様に攻撃を仕掛けてくることはない。
;ラミング
:エリィを見ると只ひたすらに突進してくる紫色のマッチョな謎の生物であり、公式解説でも詳細が語られていない謎のキャラクターである。
(出典:<ref>[http://xtalsword.com/game/eryi/character/ エリィのアクション 登場キャラクタ] XTAL SWORD</ref>)


== その他 ==
== 音楽 ==
涼雅制作による作中の音楽は本作の世界観にマッチしたものでプレイヤーによる評価も高いく全般的にファンシーで綺麗な曲が多くステージごとに豊富に用意されており全10曲で構成されている。
XTAL SWORDは作品の[[キャラクタ]]や設定について、[[同人活動]]の場合には無許可で利用してかまわないとしている。またプレイ動画の[[アップロード]]については、規約を順守することを条件に容認している<ref>[http://xtalsword.com/faq/ XTAL SWORD FAQ] XTAL SWORD</ref>。なお本作のキャラクタが登場する「姉妹作品」の[[落ち物パズル]]ゲーム『マギポン!』が[[2013年]][[4月2日]]に発売されている<ref>[http://xtalsword.com/game/magipon/ マギポン!] XTAL SWORD</ref>。
過去に『[[みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwiki]]』に掲載されたこともあり今でも多くのファンを持つ。


また『エリィのアクション BGM集』が[[ニコニコ動画]]に投稿されている<ref name=a/>
[[サントラ]]は発売されていないが[[ニコニコ動画]]にて『エリィのアクション BGM集』<ref>[http://www.nicovideo.jp/watch/sm14852696 ニコニコ動画] エリィのアクション BGM集]</ref>というタイトルで無償公開され全曲視聴が可能になっている。


;かぜはともだち
== しょぼんのアクション ==
:タイトル画面、エリィの家、ステージ6
{{コンピュータゲーム
;とおくひろがるせかい
|Title = しょぼんのアクション
:エリアマップ
|Genre= 横スクロールアクションゲーム<br />「不意打ち覚えゲーアクション」
;ゆらゆらくさばな
|Plat= Microsoft Windows<br/>[[iPhone]]
:ステージ1・7、スタッフロール
|Dev = ちく
;ひびくやまびこ
|Play = 1人
:ステージ2・5
|Media = ダウンロードゲーム
;はらんのよかん
|Date = [[2007年]]12月頃
:会話シーン
|latest release version =
;たいけつ!
|latest release date =
:ステージ3
|Engine =
;あおいくうかん
|etc = [[フリーウェア]]
:ステージ4
}}
;てんくうへとどくしろ
『'''しょぼんのアクション'''』は、[[2007年]]に[[フリーウェア]]として公開された[[スーパーマリオブラザーズ]]の[[クローンゲーム]]。[[Flashゲーム]]『[[人生オワタ]]の大冒険』の影響を受けた作品であり、ジャンルは「不意打ち覚えゲーアクション」とされる<ref name=s>[http://www.geocities.jp/z_gundam_tanosii/Misc/syobon_action_description.html しょぼんのアクションについてのどーでもいい話] レインボーロード</ref>。[[インターネット]]上で話題となった作品であり<ref name=k>[http://www.appps.jp/118625/ 4面では終わらない! 人気ゲームアプリ『しょぼんのアクション』で裏面に行く方法] かみあぷ速報 2014年8月12日 </ref>、[[日本国]]外では"Syobon Action"と呼ばれている<ref>Patton, Ryan "[http://scholarscompass.vcu.edu/jstae/vol30/iss1/7/ Obstructing the View: An Argument for the Use of Obstructions in Art Education Pedagogy]" Journal of Social Theory In Art Education Vol.30(2010)</ref><ref>[http://www.gamasutra.com/view/feature/3579/persuasive_games_video_game_pranks.php?page=4 Persuasive Games: Video Game Pranks] {{仮リンク|Gamasutra|en|Gamasutra}} 2012年8月17日</ref>。[[iPhone]]版も公開されており、「凶悪なトラップが多く難易度は高め」<ref>[http://www.appgaku.com/iphone-app/%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%BC%E3%82%93%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3_%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB 【マリオっぽい】初見殺し満載!イライラするのにやめられない死に覚えゲーム「しょぼんのアクション」] アプリ学園 2014年8月8日</ref>な「死にゲー」<ref name=k/>とされる。作者ちくが[[大学祭]]に出品したゲームがもとになっており、[[2007年]][[11月4日]]にニコニコ動画へ投稿<ref>[http://www.nicovideo.jp/watch/sm1445008 自作のマリオっぽいステージのゲームを先輩方にやらせてみた] ニコニコ動画</ref>したところ人気があったために、新たなステージを追加して同年12月頃<ref>[http://www.nicovideo.jp/watch/sm1820672 自作のマリオっぽいステージのゲームを友人2にやらせてみた 4] ニコニコ動画</ref>に[[フリーゲーム]]として公開したという<ref name=s/>。
:ステージ8・10
;とぎすますかんかく
:ステージ9
;けっせん!
:ファイナル

== 評価と制作背景 ==
[[窓の杜]]のコーナー「週末ゲーム」では「理不尽トラップ満載」の「超クセモノアクション」として紹介され、「往年の海外製アクションゲームの理不尽さを彷彿させる」作品であり、「[[グラフィック]]、音楽ともに水準は高く、操作性も良好」と評されている<ref>[http://www.forest.impress.co.jp/docs/serial/shumatsu/20110819_471244.html 【週末ゲーム】第458回:理不尽トラップ満載の横スクロールアクションゲーム「エリィのアクション」] 窓の杜 2011年8月19日</ref>。また[[4gamer.net]]のコーナー「インディーズゲームの小部屋」では、「キュートな[[ドット絵]]と、見た目とは裏腹にもほどがある極悪なトラップの数々が特徴の作品」として紹介されている<ref>[http://www.4gamer.net/games/040/G004096/20110913053/ インディーズゲームの小部屋:Room#197「エリィのアクション」] 4gamer.net 2011年9月14日</ref>。

本作は制作メンバーちくの個人製作フリーゲーム[[「しょぼんのアクション」]]を再設計した作品とされ、開発当初は[[「しょぼんのアクション」]]の有料版としての配布を予定し制作が開始されたがグラフィックや音楽のクオリティが予想以上の水準に達した為、制作後半で方針が大きく見直された。
また、本作の最大の見どころでもあるゲーム内のトラップネタは制作当時のメンバー内のアイデアを採り入れている。

公式サイトの『開発秘話』<ref name=ek>[http://xtalsword.com/game/eryi/secret/ エリィのアクション 開発秘話] XTAL SWORD</ref>ページ内では更に開発当時の詳細を見ることができる。
[[Steam]]では{{仮リンク|Nyu Media|en|Nyu Media}}による[[英語]]訳版が販売されている。

発売当初は認知率も低かったがその後[[ニコニコ動画]]内でのゲーム実況動画やプレイヤーの口コミにより知名度が上がり再評価されることになる。

なお本作の[[キャラクター]]が登場する「姉妹作品」の[[落ち物パズル|パズルゲーム]]『マギポン!』が、[[2013年]][[4月2日]]に公開されており、こちらは各キャラクターに声優による[[キャラクターボイス]]がつけられている。

== 著作権と二次創作 ==
XTAL SWORDは作品の[[キャラクタ]]や設定について、[[同人活動]]の場合には無許可で利用してかまわないとしている。またプレイ動画の[[アップロード]]については、規約を順守することを条件に容認している<ref>[http://xtalsword.com/faq/ XTAL SWORD FAQ] XTAL SWORD</ref>。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[I Wanna Be the Guy]] - 同様に『人生オワタの大冒険』の影響を受けたゲーム。
* [[I Wanna Be the Guy]] - 同様に『人生オワタの大冒険』の影響を受けたゲーム。
* [[ぼのぼの]] - 『しょぼんのアクション』に影響を与えた作品の一つとされる<ref name=s/>。
* [[シャドウゲイト]] - 同上<ref name=s/>。


== 脚注 ==
== 脚注 ==
73行目: 124行目:


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://xtalsword.com/ XTAL SWORD]
* [http://xtalsword.com/ XTAL SWORD] XTAL SWORD
* [http://xtalsword.com/game/eryi/ エリィのアクション] XTAL SWORD
{{リダイレクトの所属カテゴリ
* [http://www.nicovideo.jp/watch/sm14852696 ニコニコ動画] エリィのアクション BGM集
| header =
* [http://king-soukutu.com/flash/owata.html 人生オワタ\(^o^)/の大冒険 for FLASH - 王の巣窟
| redirect1 = しょぼんのアクション
* [http://www.geocities.jp/z_gundam_tanosii/home/Main.html しょぼんのアクション]
| 1-1 = 2007年のコンピュータゲーム
| 1-2 = フリーゲーム
}}
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[[Category:2011年のコンピュータゲーム]]
[[Category:2011年のコンピュータゲーム]]

2016年1月17日 (日) 10:57時点における版

エリィのアクション
ジャンル 横スクロールアクションゲーム
「すぐやられるアクション」
対応機種 Microsoft Windows(7/XP)
開発元 XTAL SWORD
プログラマー ちく
音楽 涼雅
美術 やなぎ
OZU
ライセンス XTAL SWORD
人数 1人
メディア ダウンロードゲーム
発売日 2011年6月6日
英語訳版:2013年11月20日
必要環境 CPU:1GHz以上
Memory:160MB程度の空き
エンジン DXライブラリ
その他 体験版あり
テンプレートを表示

エリィのアクション』(Eryi's Action)は、2011年6月6日に発売されたWindows用のアクションゲームインディーズゲーム制作チームXTAL SWORDによって公開された作品。ダウンロードゲームである。 SteamではNyu Media英語版による英語訳版が販売されている。 過去には国内版パッケージの販売も行われていたことがある(現在は入手困難)

システム

本作は即死トラップが満載の超難関鬼畜ゲームとして知られ、キャッチコピーは「最低のトラップ 最高の手ごたえ」となっており、ジャンルは「すぐやられるアクション」とされ、いわゆる「死にゲー」「鬼畜ゲー」「所見殺しゲー」というジャンルに該当する。

このジャンルの先駆けである「人生オワタの大冒険」[1]に多大な影響を受けた作品の1つであり、配置された即死障害物やトラップを体験しながら回避方法を模索しゴールを目指すという基本設計やコンセプトはこの流れを模した作りになっている。(同ジャンル作品にI Wanna Be the Guy がある)

基本的には横スクロールアクションゲームであり、プレイヤーキャラクターである草の妖精エリィは、ダッシュやジャンプのほか物を持ち上げることもできる。 操作はゲームパッドに対応しておりキーボードでのプレイも可能である。

ゲームオーバー

本作は基本的にゲーム中のミスによって残機がなくなってもゲームオーバーにはならず、マイナスの値で表示される。 このためプレイヤーがクリアを諦めない限りは何度ミスをしてもゲームオーバーになることがないというシステムを採用している。

物を掴む

主人公であるエリィはステージ上の一部の障害物やアイテム等を掴みながら移動することが可能であり、持っている物を投げて敵を攻撃する事も出来きる。この操作がゲームの攻略にも大きく影響する。

二段ジャンプ

エリィのジャンプ中、一定のタイミングで再度ジャンプアクションを行う事により二段ジャンプが可能になり通常よりも高くジャンプすることが出来る。

セーブ

ステージの途中に存在するに触れる事により途中セーブが可能になり、プレイミスとなった場合も何度でもそこから再開することが出来る。

ボスバトル

本作には複数のボスキャラが存在し多様なバトルを仕掛けてくる。どのバトルも通常のステージとは明確に差別化されておりプレイスタイルやルールが変化するため一筋縄ではいかず各ボス戦特有のバラエティ豊かなシステムを採用している。

登場キャラクター

エリィ
草の妖精。前向きで明るい性格。妖精の中でも弱い方であるが、回復力が強く復活が早い。本作の主人公。
ファータ
闇の妖精。いたずら好きであるが「黒い部分」もある。強い魔力を持つ。エリィのことが好き。本作のラストボス
クロコ
ワニではなく恐竜の一種である。
エリィがワニと勘違いしてクロコというあだ名をつけてしまった為皆にそう呼ばれることになる。ステージ序盤で登場する。
スチル
ダルマの様な丸みのある魔法生命体の一種。
飛行タイプのキャラクターでありレースでのバトルを挑んでくる。ステージ中盤で登場する。
アーティ
敵か味方か不明の魔法生命体の一種。
戦隊のような装備と仮面をつけており公式のキャラクター説明やイラストでは男性として描かれていることがある。「変態紳士」とされている。
とらたぬ
黄色いぬいぐるみで魔法生命体の一種として公式説明されているが曖昧な部分が多く謎のキャラクターである。
ケロ太
カエルのような姿をした宇宙人達。話すことはできるが、本作ではセリフがない。
フェリス
水色の髪を持つ少女。魔法使いであるが運動好き。エリィを持ち上げることができる。
ゼタ
雪のステージにだけ出現する釣りをしてるお兄さん。魔族の一種とされておりエリィに対しては一切攻撃を行ってこない。
チトラ
飛行タイプのキャラクターとして登場する蜂の姿をしたお姉さん。「ゼタ」と雪原に遊びにきていた所でエリィと対面する。ゼタ同様に攻撃を仕掛けてくることはない。
ラミング
エリィを見ると只ひたすらに突進してくる紫色のマッチョな謎の生物であり、公式解説でも詳細が語られていない謎のキャラクターである。

(出典:[2]

音楽

涼雅制作による作中の音楽は本作の世界観にマッチしたものでプレイヤーによる評価も高いく全般的にファンシーで綺麗な曲が多くステージごとに豊富に用意されており全10曲で構成されている。 過去に『みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwiki』に掲載されたこともあり今でも多くのファンを持つ。

サントラは発売されていないがニコニコ動画にて『エリィのアクション BGM集』[3]というタイトルで無償公開され全曲視聴が可能になっている。

かぜはともだち
タイトル画面、エリィの家、ステージ6
とおくひろがるせかい
エリアマップ
ゆらゆらくさばな
ステージ1・7、スタッフロール
ひびくやまびこ
ステージ2・5
はらんのよかん
会話シーン
たいけつ!
ステージ3
あおいくうかん
ステージ4
てんくうへとどくしろ
ステージ8・10
とぎすますかんかく
ステージ9
けっせん!
ファイナル

評価と制作背景

窓の杜のコーナー「週末ゲーム」では「理不尽トラップ満載」の「超クセモノアクション」として紹介され、「往年の海外製アクションゲームの理不尽さを彷彿させる」作品であり、「グラフィック、音楽ともに水準は高く、操作性も良好」と評されている[4]。また4gamer.netのコーナー「インディーズゲームの小部屋」では、「キュートなドット絵と、見た目とは裏腹にもほどがある極悪なトラップの数々が特徴の作品」として紹介されている[5]

本作は制作メンバーちくの個人製作フリーゲーム「しょぼんのアクション」を再設計した作品とされ、開発当初は「しょぼんのアクション」の有料版としての配布を予定し制作が開始されたがグラフィックや音楽のクオリティが予想以上の水準に達した為、制作後半で方針が大きく見直された。 また、本作の最大の見どころでもあるゲーム内のトラップネタは制作当時のメンバー内のアイデアを採り入れている。

公式サイトの『開発秘話』[6]ページ内では更に開発当時の詳細を見ることができる。 SteamではNyu Media英語版による英語訳版が販売されている。

発売当初は認知率も低かったがその後ニコニコ動画内でのゲーム実況動画やプレイヤーの口コミにより知名度が上がり再評価されることになる。

なお本作のキャラクターが登場する「姉妹作品」のパズルゲーム『マギポン!』が、2013年4月2日に公開されており、こちらは各キャラクターに声優によるキャラクターボイスがつけられている。

著作権と二次創作

XTAL SWORDは作品のキャラクタや設定について、同人活動の場合には無許可で利用してかまわないとしている。またプレイ動画のアップロードについては、規約を順守することを条件に容認している[7]

関連項目

  • I Wanna Be the Guy - 同様に『人生オワタの大冒険』の影響を受けたゲーム。

脚注

外部リンク

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