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'''不破 亨'''(ふわ とおる 1940年1月27日-)は、日本の薬学者。湧永製薬株式会社取締役。東京都小石川区(現・文京区)出身。<br /> |
'''不破 亨'''(ふわ とおる 1940年1月27日-)は、日本の薬学者。湧永製薬株式会社取締役副会長。東京都小石川区(現・文京区)出身。<br /> |
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* [[東京大学薬学部]]製剤学教室助手を経て、湧永製薬株式会社に入社 |
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* 1983年 中央研究所長、開発部長を務め、取締役 |
* 1983年 中央研究所長、開発本部長などを務め、取締役副社長となる |
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* 2007年 取締役副会長 |
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== 業績 == |
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2014年9月8日 (月) 07:39時点における版
不破 亨(ふわ とおる 1940年1月27日-)は、日本の薬学者。湧永製薬株式会社取締役副会長。東京都小石川区(現・文京区)出身。
不破 亨 | |
---|---|
生誕 | 1940年1月27日 |
居住 |
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国籍 |
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研究分野 | 薬学 |
研究機関 | 湧永製薬株式会社 |
出身校 | 東京大学大学院 |
主な業績 |
DNA標識法及び遺伝子診断技術の開発 |
プロジェクト:人物伝 |
略歴
- 1969年 東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了
- 東京大学薬学部製剤学教室助手を経て、湧永製薬株式会社に入社
- 1983年 中央研究所長、開発本部長などを務め、取締役副社長となる
- 2007年 取締役副会長
業績
紫綬褒章受章の対象となった業績は、「DNA標識法及び遺伝子診断技術の開発」に関するものである。
従来、遺伝子の解析には、放射性物質で標識されたDNAが用いられていたが、取扱いの困難さや被曝・汚染の危険性など研究の発展に大きな制約があった。 不破享は、非放射性物質によるDNA標識法を開発し、それを利用したMRSA診断薬やHLAタイピング試薬等の遺伝子検査薬を開発した。
また、このDNA標識法は、国内外13社にライセンスされ、世界中の遺伝子解析研究やゲノム解読研究にも利用されている。
不破が開発した、安全で汎用性のある非放射性DNA標識法の開発によって、迅速・簡易で効率的な遺伝子検査が実現し、世界の遺伝子解析研究やヒトゲノム解析プロジェクトの推進に貢献した[1]。
1977年、合成遺伝子によってヒトのたんぱく質ソマトスタチンを大腸菌で生産した City of Hope National Institute 教授、板倉啓壱は不破亨の親友で、彼との長年にわたる共同研究は、「遺伝子工学」の確立と展開に寄与した。
栄典
生い立ち
父親は不破龍登代(東京薬科大学教授、三楽病院薬局長で、日本病院薬剤師会長、及び日本公定書協会の初代会長を務め、「調剤学、薬剤学」を体系化した功労者、日本薬学会有功会員)で、長男として生まれた不破亨は、薬学に興味をもち、研究者として活動することを目指した。
義兄の原昭二も薬学者で、「薬化学」を専攻、日本薬学会有功会員、紫綬褒章を受賞している。
脚注
- ^ “平成15年度 紫綬褒章受章について”. 湧永製薬 (2004年5月13日). 2014年3月4日閲覧。