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2011年7月10日 (日) 03:01時点における版
三国 一夫(みくに かずお、1975年2月4日 - )は、新潟県栃尾市(現・長岡市)出身の俳優、EBAプロダクション演技講師。マーキュリーマネイジメント所属。劇団 球 副主宰。血液型はA型。身長187cm。
来歴・人物
新潟県立長岡商業高等学校、横浜商科大学卒業。高校時代はバレー部に所属。
両親は稲作農家で、後継者にならないことを押し切る形で横浜の大学に進学。そのため生活費の仕送りはなく、夜間にカラオケ店・居酒屋などでアルバイトをして生計を建てていた。1994年12月30日に、バイト先の炉端焼き居酒屋に来店した事務所のマネージャーにスカウトされる。[1][2]当時、ローンで購入したバイクが盗まれたため正月返上で働いていたという。[3]
1995年に男性を前提としたNHK連続テレビ小説の主役オーディションで1000人の中から選ばれ、『走らんか!』でデビュー。このとき3年目だった大学を休学し、1年留年している。
番組終了後の1996年に歌手活動を行い、シングルを2作リリース。
大学卒業から2001年にかけ、フリーターで生計を建てながらドラマや映画に脇役として出演を続けていた。この頃に客室乗務員の女性と結婚。 2002年の「うきは」の出演をもって引退状態となり、東京で一般企業に就職した。引退に際しては「目に見えるように歯車が狂い始めた」と述べている。[3]
2007年に小劇団の舞台復帰後、EBA (芸能プロダクション)のTUAで演技指導の講師に就任。2009年10月、演出家・竹邑類の紹介により、所属事務所をマーキュリーマネイジメントに移籍し、本格的に俳優活動を再開している。
2007年より、演劇集団「ことのはかんぱにぃ」の舞台に参加していたが、今年より演劇集団「ことのはかんぱにぃ」が『劇団 球』として活動するに当たり、副主宰に就任する事になった。 近々、演出家としてもデビュー予定。
『機動戦士ガンダム』や『ONE PIECE』などのファンである。
趣味・特技
- バイク(自動二輪中型免許取得)
- フォークリフト免許取得
- バレーボール
- バスケットボール
- 音楽鑑賞
- 考古学
- ガンダムプラモデル
- アニメ(ガンダム・エヴァンゲリオン・ワンピース・ケロロ軍曹)
主な出演作品
テレビドラマ
- 連続テレビ小説「走らんか!」(1995年 - 1996年、NHK) - 主演・前田汐 役(ナレーション兼任)
- 大河ドラマ「秀吉」(1996年、NHK) - 豊臣秀次 役
- ドラマ新銀河「今夜もごちそうさま」(1997年、NHK)
- 「星獣戦隊ギンガマン」 第32話(1998年10月11日、テレビ朝日) - 一郎 役
- 土曜ワイド劇場「ジャンボ宝くじ1億5千万が当たった女!連続殺人2」(1999年6月19日、テレビ朝日)
- ドラマ30「幼稚園ゲーム〜お受験します!〜」(2001年、CBC) - 武井先生 役
- 「うきは〜少年たちの夏〜」(2002年、NHK福岡放送局) - 田口巌 役
バラエティ
映画
- 一本の手(1998年)
- 必殺! 三味線屋勇次(1999年2月) - 丈吉 役
- 日本の黒い夏─冤罪(2001年3月) - 宮本記者 役
- 赤い橋の下のぬるい水(2001年) - 警官 役
- 海は見ていた(2002年6月) - 祭りの男 役
教育映画
- ウェット・ブルー(1996年12月、大阪教育委員会)
- ゴールからの出発(2000年9月、シナノ企画)
オリジナルビデオ
- BE-BOP-HIGHSCHOOL(1997年 - 1998年、OVシリーズ第2期 全4作)
- 続・バブルと寝た女たち(1999年、徳間ジャパンコミュニケーションズ)
舞台
- 三人姉妹 〜世界終末章 夢幻〜(2007年8月24日 - 27日、新宿村ライブスタジオ)
- Piggyback Ride(2008年5月16日 - 18日、銀座小劇場)
- 青い空と青い海と、それから。(2009年3月20日 - 22日、千本桜ホール)
- Piggyback Ride 2009(2009年10月2日 - 4日、ウッディシアター中目黒)
- My Home=home ground マイホームグラウンド(2010年5月21日 - 23日、シアター風姿花伝)
- 星屑たちのfootage (2010年11月26日―28日、高田馬場ラビネスト)
CDシングル
パイオニアLDC(現:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン)からリリース
- 君の中へ(1996年7月24日)
- どこまでいける(1996年11月13日)
出典・脚注
- a 読売新聞大阪1995.10.27夕刊12頁「俳優・三国一夫 NHK朝のドラマの主役に抜てき 持ち前の元気と明るさ生かし」
- a b 毎日新聞大阪1995年9月2日夕刊7頁
- a b 新潟日報2009年7月2日2頁「連ドラ主演から挫折、再び役者へ 見つけた“自分の一歩”」