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「モンスターハンター ポータブル」の版間の差分

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[[2005年]][[12月1日]]発売。本作はプレイステーション2(PS2)用ゲームとして発売された『モンスターハンターG』(MHG)をプレイステーション・ポータブル(PSP)向けにリメイクした作品である。日本国外での呼称は「Monster Hunter Freedom」。
[[2005年]][[12月1日]]発売。本作はプレイステーション2(PS2)用ゲームとして発売された『モンスターハンターG』(MHG)をプレイステーション・ポータブル(PSP)向けにリメイクした作品である。日本国外での呼称は「Monster Hunter Freedom」。
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[[2007年]][[2月22日]]発売。『MH2』をベースに『MHP』の続編として発売された。『MHP』のような移植作品ではなく、『MH2』から世界観を受け継いだ新作となり、拠点は'''ポッケ村'''という新しい村となった。村の立地が雪山近辺のため、今作における最初の狩場は雪山となっており、『MH2』では雪山に行けるのは中盤以降であった事を踏まえて難易度は調整されている。その他のフィールドにおいても、『MH2』では一方通行だった崖などが上り下り可能となり、遠回りする必要がなくなった。後述するBGロードの採用で、エリア切り替えの際のロード時間も短縮されている。上位クエストにおける雑魚モンスターの無限発生や、新規追加武器のバランスも調整された。
[[2007年]][[2月22日]]発売。『MH2』をベースに『MHP』の続編として発売された。『MHP』のような移植作品ではなく、『MH2』から世界観を受け継いだ新作となり、拠点は'''ポッケ村'''という新しい村となった。村の立地が雪山近辺のため、今作における最初の狩場は雪山となっており、『MH2』では雪山に行けるのは中盤以降であった事を踏まえて難易度は調整されている。その他のフィールドにおいても、『MH2』では一方通行だった崖などが上り下り可能となり、遠回りする必要がなくなった。後述するBGロードの採用で、エリア切り替えの際のロード時間も短縮されている。上位クエストにおける雑魚モンスターの無限発生や、新規追加武器のバランスも調整された。
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2011年4月11日 (月) 03:33時点における版

モンスターハンター ポータブルMonster Hunter Freedom)は、2005年カプコンから発売されたプレイステーション・ポータブル(PSP)用ハンティングアクションゲーム、およびそのシリーズである。この記事では『モンスターハンター ポータブル』と、その続編である『モンスターハンターポータブル 2nd』、『モンスターハンターポータブル 2nd G』、『モンスターハンターポータブル 3rd』について扱う。『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』およびその続編については該当記事を参照。

概要

ここでは、全作品に共通する要素を述べる。

オンライン

本シリーズはPSP本体のアドホックモードに対応し最大4人でクエストに挑むことができる。また、近くにプレイヤーがいない場合でもソニーのネットワークサービス『アドホック・パーティー』を利用することによって世界中のプレイヤーと協力プレイが可能である。ただ、2011年現在ベータ版なので動作は保障されていない。利用には以下のものが必要。

また、非公式だが『Xlink Kai』や『GameLink』を利用することでも協力プレイが可能である。

売り上げ

第1作『モンスターハンター ポータブル』は、手軽に協力プレイができる(マルチマッチングBBと契約する必要がない)ことから口コミでジワジワと人気が広まって行き、元となったプレイステーション2(PS2)用ソフト『モンスターハンター』の売り上げを大きく上回り、発売から2年後の2007年にミリオンセラーを達成した。

続編である『モンスターハンターポータブル 2nd』は、2007年3月にシリーズおよびPSP用ソフト初のミリオンセラーを達成した。累計売上本数は約172万本とベースになったPS2用ソフト『モンスターハンター2(ドス)』の約3倍の売り上げを記録し、ポータブルシリーズの人気の高さを見せつけた。アップグレード版の『モンスターハンターポータブル 2nd G』は原作の2倍以上、Best版を含めて約412万本を売り上げ、2010年12月までは最も売れたPSP用ソフトであった。

第3作『モンスターハンターポータブル 3rd』は、発売初週(2010年12月1日~12月5日)で214万6467本を販売し[1]、シリーズおよびPSP用ソフトとして歴代最高の初週販売本数を記録した。同時にPSP本体の購入も促進し、発売週の週間販売台数は前週の4倍以上にあたる32万6639台を記録(PSP goは含まず)した。その後も勢いは衰えず、1ヶ月半後には『2nd G』の2年間の売り上げである400万本に到達し[2]、2011年3月には『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の持っていたサードパーティー製ソフトの最高売上記録を更新するなど、携帯型ゲーム機向けソフトとしては『ポケットモンスター 赤・緑』以来の社会現象とも言える歴史的ヒット作となった。

日本においてはゲームソフトを代表するシリーズに成長した本シリーズだが、海外においては日本ほどの人気や評価を得られていないのが現状である。しかし売り上げは上昇傾向で、北米では『2nd』が約39万本、『2nd G』は約46万本売れている。

このように、据置型ゲーム機で展開される本流のナンバリング作よりも大きな売り上げを記録しており、雑誌などの広告記事でも『モンスターハンター』シリーズを示す場合は本シリーズを指す場合が多い。

作品別解説

モンスターハンター ポータブル

モンスターハンター ポータブル
Monster Hunter Freedom
ジャンル ハンティングアクション
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 カプコン
人数 1人(アドホック通信接続時は最大4人)
メディア UMD1枚
発売日 日本の旗 2005年12月1日
Best版:2006年8月3日
再Best版:2007年4月26日
欧州連合の旗 2006年5月12日
アメリカ合衆国の旗 2006年5月23日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
売上本数 約112万本
その他 PSPアドホック通信モード対応
PSPインフラストラクチャ通信モード対応(無線LAN対応)
アドホック・パーティー対応
ドルビープロロジックII対応
テンプレートを表示

2005年12月1日発売。本作はプレイステーション2(PS2)用ゲームとして発売された『モンスターハンターG』(MHG)をプレイステーション・ポータブル(PSP)向けにリメイクした作品である。日本国外での呼称は「Monster Hunter Freedom」。

当時PS、PS2用ソフトのPSPへの移植は珍しくなかったが、単なる移植ではユーザーは買わないだろうとの開発側の判断から各種の新要素が追加された。村の中で栽培や採掘、採取が行えるココット農場や、従来の食事システムを拡張したアイルーキッチン等、システムの拡張が行われ、更に『MH2』に登場する一部の武具が追加されており、「片手剣」「双剣」「大剣」「ランス」「ハンマー」「ボウガン」が使用可能。 PS2版では複数人数でプレイ(マルチプレイ)しようとするとマルチマッチングBBとの契約が必要だったが、PSP版では本体とソフトさえ持ち寄れば簡単にマルチプレイが可能になった。

PSPには、従来の右スティックに当たる入力装置がない為、ボタン入力のみで攻撃を行うようになっている。基盤となった『MHG』に比べて武器の攻撃力が全体的に高く、モンスターの体力が低く調整されており、全てのクエストがオフラインで遂行出来る。

基本的には『MHG』の移植であるが、「伝説のガンナー」と呼ばれる人物が村におらず、ハンターに復帰したことになっている点など、ゲーム中である程度の時間が経過した事になっている。村人の会話内容は前作までと大きな変化はない。

『MHP2』発売以前からベスト版が販売されていたが、『MHP2』発売に合わせてさらに低価格化された。日本ゲーム大賞2006年度特別賞を受賞。

モンスターハンター ポータブル 2nd

モンスターハンターポータブル 2nd(セカンド)
Monstar Hunter Freedom 2
ジャンル ハンティングアクション
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 カプコン
人数 1人(アドホック通信接続時は最大4人)
メディア UMD1枚
発売日 日本の旗 2007年2月22日
アメリカ合衆国の旗 2007年8月29日
欧州連合の旗 2007年9月7日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
売上本数 約172万本
その他 PSPアドホック通信モード対応
アドホック・パーティー対応
サラウンド音声出力対応
テンプレートを表示

2007年2月22日発売。『MH2』をベースに『MHP』の続編として発売された。『MHP』のような移植作品ではなく、『MH2』から世界観を受け継いだ新作となり、拠点はポッケ村という新しい村となった。村の立地が雪山近辺のため、今作における最初の狩場は雪山となっており、『MH2』では雪山に行けるのは中盤以降であった事を踏まえて難易度は調整されている。その他のフィールドにおいても、『MH2』では一方通行だった崖などが上り下り可能となり、遠回りする必要がなくなった。後述するBGロードの採用で、エリア切り替えの際のロード時間も短縮されている。上位クエストにおける雑魚モンスターの無限発生や、新規追加武器のバランスも調整された。

『MH2』までに登場したモンスターに加え、新モンスターのティガレックスアカムトルムが登場した。ヤマツカミはバランス面や狩る上での都合で登場せず(後に『MHP2G』で登場)、前作まで「白ランポス」「ランポス亜種」と呼ばれていたモンスターにギアノスという正式名称が与えられるなどの変更点も見られる。武器には『MH2』同様、『MHP』の武器に「太刀」「狩猟笛」「ガンランス」「弓」が追加され、全11種になる。『MHP』同様のアイルーキッチン、農場も登場し、アイルーキッチンにはよろず焼き、農場にはトレニャーとそれぞれ新要素が追加された。「トレジャーハンターズ」はトレジャーハンターとなり1人でプレイできるようになり、ギルドカードのページ数が6ページに、自宅だけでなく農場や集会所、アイルーキッチンにもアイテム限定の小型アイテムボックスが置かれるようになった。装備変更は従来どおり自宅のアイテムボックスのみで行う。

クエスト中のエリア間の移動の際にかかるロード時間を短縮する為、BG(バックグラウンド)ロードという機能が追加された。BGロード使用時はバッテリーの消費が激しく、PSPをACアダプタに繋げておく事が推奨されており、機能のON、OFFも設定できる。キャラクターの行き来が早すぎてロードをする前にマップ移動に入った場合等、条件によってはロード時間の短縮が行われない場合もあるが、BGロードがON状態であれば、ロード時間は最短で1秒を切る。PSP-2000以降にはキャッシュ機能があり、既に訪れたことがあるエリアではロード時間が従来の1/3ほどになる。

Wii Sports』と共に日本ゲーム大賞2007年度大賞受賞。

モンスターハンター ポータブル 2nd G

モンスターハンターポータブル 2nd G(セカンド ジー)
Monstar Hunter Freedom Unite
ジャンル ハンティングアクション
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 カプコン
人数 1人(アドホック通信接続時は最大4人)
メディア UMD1枚
発売日 日本の旗 2008年3月27日
Best版:2008年10月30日
再Best版:2009年12月24日
アメリカ合衆国の旗 2009年6月23日
欧州連合の旗 2009年6月26日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
売上本数 日本の旗 約412万本(2011年1月)[3]
その他 PSPアドホック通信モード対応
アドホック・パーティー対応
ドルビープロロジックII対応
テンプレートを表示

2008年3月27日発売。『MHP2』のアップグレード版。武器や防具、アイテムは前作から一部を除き、引き継ぎ可能。ただし、一部能力等が調整されている。新システムとして、狩りにアイルーを連れて行けるオトモアイルーが、また『MHP』でも存在した、上位クエストよりも難しいG級クエストが追加された。上位よりもモンスターの能力が上昇しているが、その分入手できる素材もグレードアップし、より強力な武器や防具が製造できるようになった。また、村で受注できるクエストに初めて「下位」と「上位」の区別がなされ、上位クエストはネコートから受注可能である。

『MHP』までに登場した旧フィールドや、『MHF』からの新フィールド「樹海」を登場させている他、前作には出現しなかったヤマツカミや、新モンスターとして『ナルガクルガ』や『ウカムルバス』などが登場し、その他複数の亜種モンスターも登場する。これらに加え、『MHF』からは『ヒプノック』、『ヴォルガノス』が登場。また、ほぼすべてのモンスターに攻撃方法の追加、調整がなされている。装備面では新たにG級ハンター用防具としてXシリーズZシリーズが追加された。これらの防具は髪の色のように3種類のカラーバランスの設定で、一部の色を変えることが出来る。武器については各武器種ごとに細かな性能の調整も行なわれ、前作においては驚愕の能力を有していたアカムトルム装備の下方修正が行われた。

今作ではシステム的な側面においても変更されている部分があり、メディアインストール機能では、一部のゲーム情報をあらかじめメモリースティックに保存しておくことで、UMD単体からデータを読み込む場合と比べてロード時間を短縮することができる。『MHP2』で採用されたBGロードも継承され、この2つを組み合わせることによってロード時間がさらに短縮された。戦闘時のBGMは『MH2』のものから『MHF』のものへ変更されている。

通常版が『Wii Fit』と共に日本ゲーム大賞2008年度大賞受賞。Best版が日本ゲーム大賞2009年度特別賞を受賞。

PSP-2000本体(特別カラー)とアクセサリーを同梱した「ハンターズパックG」もソフトと同時発売された。シリーズ最速(約7ヶ月)のthe Best作品でもある(2011年現在)。2009年7月23日には、PSP-3000本体(レッド・ブルー)を同梱した「新米ハンターズパック」が発売された(PSPJ-30006、PSPJ-30007)。

モンスターハンター ポータブル 3rd

モンスターハンターポータブル 3rd(サード)
Monstar Hunter Freedom 3
ジャンル ハンティングアクション
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 カプコン
人数 1人(アドホックモード時最大4人)
メディア UMD1枚
発売日 日本の旗 2010年12月1日
アメリカ合衆国の旗 未定
欧州連合の旗 未定
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
売上本数 約441万本[4]
その他 ワイヤレスLAN機能(アドホックモード/インフラストラクチャーモード)対応、メディアインストール対応
テンプレートを表示

2010年12月1日発売。『MH3』と『MHP2G』をベースとしたPSP向けソフトのシリーズ第3作。

2010年3月16日八芳園において催された「モンスターハンター新作発表会」で明され、発表会で公開された映像には『ジンオウガ』『アオアシラ』『ガーグァ』が登場。また、リオレウス、リオレイア、ティガレックス、ナルガクルガなど、前作に当たるMHPシリーズの要素を残しつつ、『MH3』からはドスジャギィ、クルペッコ、ロアルドロス、ボルボロスなどが引き続き登場。更に今作には新たな亜種モンスターが多数追加された。

武器は『MHP2G』に登場したすべてのタイプと「スラッシュアックス」が収録され、攻撃モーションは『MH3』のものを基本に追加・修正が加えられている。

本作では和を基調とした東アジア風の温泉観光地「ユクモ村」が拠点となり、『MH3』に登場した「孤島」「水没林」「砂原」「凍土」等のフィールドに加え、新フィールド「渓流」が追加された。

『MH3』の最大の特徴であった水中での狩りは本作では実装されておらず、水中戦がメインのモンスターは登場しない。水中エリアの多い「孤島」「水没林」はかなり手が加えられており、『MH3』ではランダム配置だった採取ポイントも従来通り固定となった。

『MHP2G』で好評だったオトモアイルーも健在。本作ではシングルプレイ時で最大2匹、2人プレイの時にお互い1匹づつオトモを連れて行動する事が可能になった。更にハンターと同様にオトモにも武器、頭部防具、胸部防具の3種類あり、複数ある中から自由に装備させる事ができ、前作より細かなカスタマイズが可能となった。

G級クエストは存在しない。 なお、『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』のセーブデータがあると、本ゲームをプレイ時にオトモアイルーの装備を入手出来る特典がある。

また、『メタルギアソリッド ピースウォーカー』に続きメタルギアシリーズとのコラボレーションが発表された。ゲーム内である装備を着けると、キャラクターがスネークザ・ボスに変わり、エリア切り替えやコマンドの効果音も「メタルギアソリッド」と同じになる。また、「肉を焼く」ときの「上手に焼けました」という声も、スネーク役の大塚明夫ザ・ボス役の井上喜久子の声に変わり、「メタルギアソリッド」のキーアイテム「ダンボール」を、アイルーがかぶるという演出もある[5]

2011年2月10日には、PSP-3000本体(ブラック/レッド・ホワイト/ブルー)を同梱した「新米ハンターズパック」が発売された(PSPJ-30020、PSPJ-30021)。

脚注

関連項目

外部リンク

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