「ハイパーヨーヨー」の版間の差分
Sayurioshin (会話 | 投稿記録) m編集の要約なし |
|||
414行目: | 414行目: | ||
* [http://hyper-yo-yo.jp/ ハイパーヨーヨー オフィシャルサイト ] |
* [http://hyper-yo-yo.jp/ ハイパーヨーヨー オフィシャルサイト ] |
||
* [http://www.asovision.com/hyperyoyo/ 旧(第2期)ハイパーヨーヨー オフィシャルサイト] |
* [http://www.asovision.com/hyperyoyo/ 旧(第2期)ハイパーヨーヨー オフィシャルサイト] |
||
* [http://yoyoinfo.seesaa.net/ ヨーヨー情報サイト Yo for it!からKeep ”yo" Soul!!] |
|||
{{Entertainment-stub}} |
{{Entertainment-stub}} |
2010年9月12日 (日) 10:32時点における版
ハイパーヨーヨー (HYPER YO-YO) は、1997年以降にバンダイが発売した競技用ヨーヨーの商品群。
概要
ハイパーヨーヨーは、価格や品質ばかりでなく性能面で特性の異なる様々な商品をラインナップし、商品選択から楽しめる幅広いホビー性を提供したこと、児童漫画雑誌とのタイアップによるテクニック・メンテナンス指導、競技会開催などの大規模な啓蒙的広報手法で一大ブームを巻き起こし、一時は「競技用ヨーヨー=ハイパーヨーヨー」と誤解されるほどであった。
ほとんどの商品は既存ヨーヨーメーカーのOEMによっていたが、各モデルの特徴を系統立て、どのようなプレイトリックに向くかなどを解説表示し、メンテナンス部品・アクセサリも加えて統一ブランドの下に発売するという販売戦略により、小中学生を中心に人気を得た。主要な機種は分解可能で、糸交換やオイル使用などのメンテナンスを必要とする。一部は現在も競技で使用されている物と同等である。
1997年後半から1998年前半のブーム時には大型量販店で売り切れが続出したことで社会現象になり、ワイドショーなどでもたびたび取り上げられ、中村名人(ミニ四駆でいうミニ四ファイター、ビーダマンでいうマスター攻略王のようなサポーター的存在)やハイパーヨーヨーの全国大会入賞者がテレビ出演することもあった。また、各地でイベントや大会が行われたり、ハイパーヨーヨーを使うパフォーマーも現れるほどになる。さらに全国各地のバンダイが指定した店でトリックの認定が行われた。1990年代中期の『月刊コロコロコミック』全盛時のホビーであるミニ四駆やビーダマンの中では最も後発ではあったものの、最終的には高い人気を得た(当時圧倒的人気のあったミニ四駆からブームを奪い取っている)。しかし金属ベアリングの「レイダー」などの高級モデル(5000円程度)の登場以降はブームは終息に向かい、「ハイパードラゴン」発売の頃にはブームは沈静化した。当時の次世代ゲーム(プレイステーションやセガサターン)の登場や、ミニ四駆と違い、出来る人と出来ない人がハッキリと分かれるという競技用ならではの欠点(ミニ四駆はとりあえず組み立てれば走らせて楽しめるが、ハイパーヨーヨーでは出来ない人は全くと言っていいほど出来ない場合が多い)のためか、ミニ四駆よりブームの終結は早かった。2004年前半から後半にかけて、再びハイパーヨーヨーが発売される。1997年に発売された一部の商品を機能をそのままに模様だけ変えたものと、新たにラインナップに取り入れた機種が発売された。こちらは1997年と違ってさほどブームにはならなかった。2010年2月13日にコロコロコミックと提携して再発売された。
日本の一部のヨーヨープレイヤーは発売時期のことを、1997年~2000年を1期。2004年~2005年を2期。2010年~を3期と呼んでいる。
性能分析
バンダイによる第2期ハイパーヨーヨーオフィシャルサイトでの分析方法。一般的なヨーヨーの性能分析も加えておく。
- スリープ力
- ヨーヨーが空転(スリープ)していられる時間のこと。ベアリングの種類により性能が変化する(ベアリング無し<木製ベアリング<ナイロンベアリング<小径金属ベアリング<大径金属ベアリング)。一般的には、スリープ時間はボディにも影響され、重いほど(厳密には空転したときに回転モーメントが大きくなるような重心分布を持つボディほど)回転時間が長くなる。
- メンテナンス性
- メンテナンスのしやすさ。オイルによる影響が大きかったり、内蔵パーツ(ベアリング)が細かかったりするとメンテナンスが難しく上級者向けとなる。
- ルーピングプレイ・ストリングプレイ
- ルーピングプレイのしやすさとストリングプレイのしやすさ。本体形状とスリープ力によって決定される。特に本体形状による影響は表裏一体の関係にある。重いほど、また糸をかける溝が広いほどストリングプレイには向くが、ルーピングプレイには向かなくなる。逆に、球体に近い本体形状は糸をかけ辛いためストリングプレイには向かないが、手元で空中半回転するルーピングプレイには(軽いほどさらに)使いやすい。
商品
ヨーヨー本体
元の製造会社によって大きく3系統(YOMEGA製、DUNCAN製、その他)に分けられる。
YOMEGA製
第1期の主要商品。その殆どは左右のボディをひねることで分解が可能であり、軸とベアリングを装備している。
ブレイン、ファイヤーボール、レイダーは内蔵パーツが違うもので、ボディは同じ。これらにはそれぞれノーマルボディとステルス型ボディが存在し、ステルス型は糸が巻かれる溝の幅が広い形状を有する。溝に糸を通す技がやりやすくなる。
- ハイパーブレイン
- 遠心力により開くクラッチを内蔵し、回転力が弱まると自動的に手元に戻ってくるギミックが内蔵された「ブレイン」モデルの基本的なタイプ。
- そのため、無改造の場合のスリープ時間はファイヤー系やレイダー系に劣るが、ルーピングプレイのし易さはYOMEGA製の中でもトップクラス。
- ハイパーヨーヨーがブームになった当時、さまざまな模倣品が出回ったが、その中で特に多かったのがこのハイパーブレインを真似て作られたものである。
- ナイロンベアリングのゴムリングを外し、回転力が弱くなってもクラッチが噛まない改造が行われていた。(クラッチシステムが無効化され、ファイヤーボールと同等になる)
- ステルスブレイン
- 「ブレイン」モデルの中で、ストリングスプレイ重視の形状の「ステルス」型。
- ステルス型+ブレインの両方の特性を持つので、スリープ時間はYOMEGA製の中でも最短。
- そのため、ストリングプレイにそれほど適しているというわけではない。
- ファイヤーボール
- ナイロン製ベアリング内蔵でロングスリープに向く「ファイヤー」モデルの基本的なタイプ。
- スリープ、ルーピング、メンテナンス性の全てで優れているので、ハイパーヨーヨーを始める人には最適なモデルともいえる。以下はバリエーション。
- スピンフェニックス
- ステルスファイヤー
- 「ファイヤー」モデルの中で、ストリングスプレイ重視の形状の「ステルス」型。
- ナイロンベアリングのロングスリープにより、複雑なストリングプレイにも対応できるモデル。
- しかし、ステルス型ゆえにルーピングプレイには適していない。
- ハイパーレイダー
- 金属ボールベアリングを内蔵しロングスリープ性能を高めた「レイダー」モデルの基本的なタイプ。
- スリープ時間はYOMEGA製の中でもトップクラス。
- ファイヤーボールよりも回転力が強いので、ルーピングプレイをこなすには相応の技術が必要となる(決してルーピングプレイに不向きというわけではない)。
- ボールベアリングを用いているがゆえに、こまめにメンテナンスをする必要がある。
- ステルスレイダー
- 「レイダー」モデルの中で、ストリングスプレイ重視の形状の「ステルス」型。ハイパーレイダーより先に発売された。
- ステルス型の中でも最長のスリープ力を誇るので、旧ハイパーレベル以上のストリングプレイにもしっかりと耐えてくれる。
- ステルスファイヤーと同じく、ルーピングプレイには向かない。
- ハイパーレイダーと同じく、要メンテナンス。
- ハイパーインパルス
- ファイヤーボールからキャップを取り去ったもの。軽量でルーピングプレイに向く。
- 軽量化するとスリープ力が落ちるのが普通だが、代わりに重心が外に寄ったのでファイヤーボールと同等のスリープ力を出せる。
- ハイパーアールビーツー
- ハイパーレイダーからキャップを取り去ったもの。軽量でルーピングプレイに向く。
- ハイパーインパルスと同様の理由で、スリープ力はハイパーレイダーと同等。
- ハイパーミラージュ
- 側面にあるスイッチに触れることで一定時間内蔵されたダイオードが光る。本体内に電子部品が内蔵されている関係上重いが、バランスは悪いので重い割にスリープ力が高いという訳でもない。
- メガブレイン
- '04年発売のハイパーブレインの後継機。
- ハイパースター
- '04年発売。DUNCAN製のハイパーインペリアルと同じ形状と軸の入門者向け機種。YOMEGA製の中で唯一ベアリングを搭載せず分解が出来ない。以下はバリエーション。
- モンスターシェル
- クロスドラゴン
- '10年発売のメガブレインの後継機。鉄球とバネが4つになり、X字の形をした遠心クラッチになっている。
- ストームタイガー
- '10年11月発売予定。現在金属ベアリングを搭載する点が判明しており、形状・絵柄などは不明。
DUNCAN製
初期に販売されたDUNCAN製のヨーヨーは全て固定軸(ベアリングを装備せず、軸に直接糸をかけるタイプ)であった。そのため、ブーム初期の性能はYOMEGA製ハイパーヨーヨーに比べると概ね劣るものの、値段はこちらのほうが安い物が多い。ブーム後期以降はベアリングを採用した機種も登場し、値段もそれなりにする。
- ハイパーインペリアル
- ベアリングを内蔵しないヨーヨー。分解不可で、軸に直接糸をかける都合でスリープ力はよくない。軸に糸を2重にかけることでクラシックなヨーヨーの遊び方が出来る。ハイパーヨーヨーの中でもっとも安価で、初心者向けタイプに分類される。以下はインペリアルのバリエーション。
- ハイパーミッドナイト
- ハイパーネオ
- ハイパーグロウ
- ハイパーパピヨン
- バタフライ形状。ストリングスプレイがやりやすい。それ以外はインペリアルに近い。
- ハイパーホイールズ
- パピヨンとほぼ同一性能だが、サイドキャップはタイヤをデザインしたものになっている。
- ハイパープロ
- 細身の形状。ルーピングプレイに薦められる。バリエーションは以下の通り。
- ハイパーミレニアム
- ハイパーループ
- ヨーヨーブーム中期に登場。木製ベアリングを内蔵する。名目上はベアリングであるが、この木製ベアリングは構造上ボディに固定されるため空転しない。したがって、現在では交換可能な木製軸として固定軸に分類される。購入直後は木製ベアリングにひっかかりが残るため戻りがよく、ルーピングプレイに向いている(スリープ力は皆無に等しい)。が、使い込むと糸でベアリングが磨かれ、スリープ力がつく代わりに戻りが悪くなる。バリエーションは以下のとおり。
- ハイパーループグロウ
- ウッドバレット
- ハイパーループフライ
- '04年発売。ハイパーループとの大きな違いは鼓型形状である点で、他は同じ木製ベアリングを内蔵している。
- ハイパーワスプ
- 金属ボールベアリング内蔵でレスポンスシステム[1]にコルクスターを使用したヨーヨー。ルーピングプレイに向く。
- フリーハンド
- '04年発売。ステルス型よりさらに溝が広い形状(バタフライ形状)と金属ベアリングにより、ストリングプレイに特化したタイプ。レスポンスシステム[1]には、フリクションステッカーを使用。近年開発されたカウンターウェイトというプレースタイルを意識した商品で、カウンターウェイト用のおもり(ダイズ)が付属する。なお、カウンターウェイトは別名フリーハンドともいうが、当商品の名前とプレースタイル名が混同してしまうため日本では商品名をフリーハンド、プレースタイルをカウンターウェイトと呼ぶ傾向が強い。
- 2010年現在でも大会レベルの使用に耐えうる数少ない機種である。ハイパーヨーヨーの名機と呼ばれることも少なくない。
- ウインドオービット
- 2010年6月発売。インペリアル形状で金属ベアリングを搭載している。初等のルーピングプレイに最適。軸周りがフリーハンドと似ており、レスポンスシステムがルーピングステッカーなので使いこむほど摩耗していく点に注意を払う必要がある。
- フレイムウィング
- 2010年9月発売予定。フリーハンドより少々狭い鼓型で金属ベアリングを搭載し、レスポンスシステムはハイパーワスプと同じコルク製ブレーキングパッドとなっている。
その他
- ハイパードラゴン
- ブーム末期に発売されたバンダイ社純正モデル。細かく分解でき、用途に応じたカスタマイズが可能。が、細かく分解できることが逆にあだとなり、ボディ強度に弱点がある。
- ハイパーバイパー
- HENRYS社製。大型かつ幅広い溝を有する。ボディ周辺がラバーで出来ており、落下の際の衝撃に強い。これはヨーヨー本体と糸を分離して行うオフストリングのための構造である。
- ハイパーコメット
- YOYOFACTORY社製。2010年2月発売。薄型でスリーピングプレイ向き。ナイロントランスアクセルを装備し、分解は不可能。
- マーキュリー
- YOYOFACTORY社製。2010年5月発売。金属ベアリングを搭載した鼓型であるためストリングプレイに向く。スターバーストが大きい。ボディーを捻ることで溝幅の調整が可能。
メンテナンスパーツ
- ハイパーストリングス
- ヨーヨー専用の紐。長く細い1本の紐が半分に折られて縒ってある。ヨーヨーの紐はプレイ中に劣化し、最悪の場合プレイ中に切れることがあり危険なため、なるべくまめに交換することが薦められている。2期には亜種のストリングプレイ向きであるイエローが発売された。
- メンテナンスワセリン・オイル
- ベアリング機種で、軸とベアリングの間にさすオイル。回転性能の向上や潤滑目的ではなくヨーヨーの戻りをよくするためのもの。ファイヤーボールなどはレスポンスシステムだけでは戻りにくいため、スリープ時に摩擦する部分に粘性のあるオイルをさすことで戻りをよくするために使用する。プレイ中に蒸発していくので、こちらもまめに補給することが薦められている。なお、フリーハンド等2期以降のバタフライ形状の機種に関しては粘性のあるオイルやワセリンをさすことは推奨されていない。
- フリクションステッカー
- 交換できるシール状のレスポンスシステム[1]。裏面は接着面で、表面にゴムが吹き付けてある。このゴムは使用しているうちに磨り減っていき、最終的にはなくなってしまう。ゴムがなくなると紐を引いてもヨーヨーは戻ってこなくなるため、交換が必要になる。フリーハンドに貼り替える場合、2枚貼ると戻りが強すぎてストリングプレイに支障をきたす場合があるので、片側1枚だけ貼る方法が推奨されている。なお、ハイパーヨーヨーでフリクションステッカーを使用出来るのはフリーハンドとウインドオービットのみなので、表向きはそれら二者用のメンテナンスパーツであるが、2Aプレイヤーの中にはハイパーレイダーの同等機種に利用する者もいる。
- ルーピングステッカー
- 3期に登場したフリクションステッカーの亜種でシリコンが吹き付けてある。従来品より消耗が遅くなっている。
- ベアリングセット
- 木製ベアリングのセット、ブレイン用ベアリングのセット、ファイヤーボール用ベアリングのセットなど機種ごとのベアリング交換用セット。レイダー用のベアリングセットをファイヤーボール・ステルスファイヤー・ハイパーインパルスに内蔵することは出来ないので注意。これはレイダー用金属ベアリングの穴の直径がファイヤーボール系の軸の太さより小さい為である。
- ブレーキングパッド
- 3期に登場する予定のフレイムウィング用コルクスター。貼り替えることで戻りを強くすることが出来る。ハイパーワスプにも流用可能。
トリック
過去
ベーシックレベル(1997年 - 2000年)
当初「○級」と呼ばれていたため、これに限っては数字が小さい程高等なテクニックとされる。
- 10 ロングスリーパー
- ヨーヨーを下に向かって投げ下ろし、一定時間スリープ(空回りさせること)させた後に引き戻す、全ての基礎と言えるトリック。このレベルの場合は3秒。
- 9 ウォーク・ザ・ドッグ
- いわゆる「犬の散歩」。スリープさせた状態のヨーヨーを床に付け、一定距離走らせた後で引き戻す。
- 8 ザ・クリーパー
- ウォーク・ザ・ドッグの発展形の技で、ヨーヨーを走らせつつ手を地面スレスレまで下ろしストリングを地面に寝かせる形にした後引き戻す。
- 7 フォワードパス
- ヨーヨーを下から前方に向かって投げ、そのまま引き戻してキャッチする。
- 6 ブレイク・アウェイ
- ヨーヨーを肩の上あたりに構え、真横外側に向かって上から投げ下ろし、そのまま下半回転をさせた後にキャッチ。
- 5 ブランコ
- ヨーヨーをスリープさせた状態にし、ストリングで三角形を作り、ブランコに見立ててヨーヨーを三角形の中で揺らす。
- 4 ロケット
- スリープ状態でストリングを指から外し、上に投げ上げた後キャッチ。
- 3 エレベーター
- スリープ状態でストリングの真ん中あたりを指に掛けて持ち上げ2つに折り、手側のストリングをヨーヨーの溝にはめる。その後滑車の要領でヨーヨーを上まで引き上げたら下に下ろしてキャッチ。
- 2 アラウンド・ザ・ワールド
- フォワードパスの要領で前に投げ、そのまま1回転振り回した後、前方に戻ってきたらキャッチ。
- 1 ループ・ザ・ループ(3回)
- 前に投げて引き戻し、戻ってきたところをキャッチせずに手首の返しで再び前に投げる事を繰り返す。
スーパーレベル(1997年 - 2000年)
- UFO
- ヨーヨーを水平に寝かせた形で持ち、肩の上辺りから斜め前に投げ出した後ストリングの中ほどを持ち上げ、横向きにスリープさせる。右肩の上から左前方に投げ出す左向きと、左肩の上から右前方に投げ出す右向きの2つで1セット。
- トウキョウタワー
- ストリングプレイ。ストリング部分で東京タワーの形を作り、一定時間保持した後に戻してキャッチ。
- ドッグバイト
- スリープさせ引き戻すときに服を巻き込ませ噛み付かせる。噛み付かせるのはズボンでもシャツでもいいが、ある程度余裕のある大きさの服を着ていないと厳しい。このトリックに限って、最後はキャッチして終わる必要は無い。
- スリー・リーフ・クローバー
- ループ・ザ・ループを上斜め・前・下斜めと違う方向に向け、三つ葉のクローバーを象る。
- ループ・ザ・ループ(10回)
- ブレイン・ツイスター
- ストリングプレイ。ストリングのヨーヨーに近い辺りを指に掛けて持ち上げ、ヨーヨー本体の下を通って手をストリングの前方側まで持ってくる。そのままストリングを自分側に押して前向きに丸ごと1回転させた後、右手だけ上に引き上げ逆向きに回転させるようにヨーヨーをストリングで弾いて前方に投げ出した後キャッチ。
- ムーンサルト
- ブレイク・アウェイと同様に横に投げ出し、反対側に来たところでヨーヨーの近くに指を当ててヨーヨーをターンさせ、ストリングの上に着地させる。乗せたらストリングを張ってヨーヨーを弾き上げると同時に当てていた指を引っ込め、キャッチ。
- ストップ&ダッシュ
- ブレイン・ツイスターと同様にストリングを回した後両手の高さを揃え、その状態のままヨーヨーを引き戻して一旦キャッチする。その後右手を下に勢いよく引っ張り再びスリープさせた後キャッチ。
- ホームラン
- ザ・クリーパーとUFOの合体技のようなトリック。UFOの要領で横向きに投げ出した後、自分の横側の地面の、ストリングが伸びきる程度の距離の地点に置きそのまま円を描くように半回転させる。反対側まで来たら引き戻し、戻ってきたところをループ・ザ・ループの要領で一度前に投げ出してループを行い、その後キャッチ。
- ループ・ザ・ループ(30回)
ハイパーレベル(1997年 - 2000年)
当初は、このレベルが最終レベルとなっており、これを全てクリアした人には「プロスピナー」の称号とともに記念デザインのヨーヨーやカードなどのプレゼントを行っていた。
- ピンホイール
- スリープさせた後、ストリングの端付近を爪などに引っ掛ける。滑車の要領で勢い良くヨーヨーを引き上げ、途中で糸をつまみ、引き上げた勢いでヨーヨーを3回転ほど振りまわす。回したらヨーヨーをおろしてキャッチ。
- マジック
- ストリングプレイ。反対側の手に綾取りのようにストリングを絡めて行き、最後に一度に引き抜いて元に戻してからキャッチ。比較的時間がかかるので、スーパーレベル以下のストリングプレイよりもスリープ力が要求される。
- ダブル・オア・ナッシング
- ムーンサルトの発展トリック。ブレイク・アウェイの要領で投げた後、反対側の手→糸を付けている手→反対側の手と糸をかけて行き(つまり1回転半する)、指にかかった糸の一番前の部分にヨーヨーを乗せる。最後は跳ね上げると共に一度に指を全て引き抜いてキャッチ。
- サイドワインダー
- スリープ状態から自分の側面側にヨーヨーを跳ね上げ、さらに横向きになったUFOのような形にして糸を回転させつつ巻き取ってキャッチ。右と左と両方出来てワンセット。
- バレルロール
- ムーンサルト・バックフリップ
- ムーンサルトの発展トリック。通常のムーンサルトでストリングの上に乗せた後、ヨーヨーの方に身体を向け、逆向きのブレイン・ツイスターを行う。逆向きなので真上にヨーヨーを跳ね上げる形になるが、そのままキャッチ。
- スピリット・ジ・アトム
- アトミック・ファイヤー
- シュート・ザ・ムーン(3回)
- 文字通り三日月を描くルーピングプレイ。斜め上前方に投げ出した後、通常のループだと自分の手の上を通らせて下から投げ出すが、自分の手の下を通らせ上に引き上げる形で真上に投げ上げる。上から戻ってきたら、今度は通常のループと同じ要領で下から投げ出し前斜め上に投げる。ヨーヨーが顔のすぐ近くを通過するため、慣れないと危ない。
- ダブル・ループ(5回)
- 唯一のダブルハンド・トリックで、花形。両方の手にヨーヨーを持ち、交互にループ・ザ・ループを繰り返す。
かなりの技術が必要だ
THP JPSレベル・シングルハンド部門(1998年 - )
- ローラー・コースター
- ムーンサルト→逆1.5回転のダブル・オア・ナッシングのような技→ダブル・オア・ナッシングと連続で行い、最後は弾くのではなく逆回転で全て解いた後にキャッチ。
- アドバンスド・スピリット・ジ・アトム/ピンホイール
- ピンホイールから二重にストリングスを巻くスピリット・ジ・アトムに繋げる。
- バーティカル・ループ(10回)
- シュート・ザ・ムーンの要領で上に投げた後、真上で逆回転のループ・ザ・ループを行う。
- ループ・ザ・ループ(200回)
- シュート・ザ・ムーン(20回)
- リジェネレーション(2分)
- トリックとして分類されているが、フリースタイルのような技。ヨーヨーを一度もキャッチせずに2分間の間トリックをやり続けられれば合格となる。ロングスリーパーだけをやり続ける等の時間稼ぎや、ヨーヨーが止まってしまったものを巻きなおしたりしなければ、どんなトリックを組み合わせて2分間にするかは自由。
- スルー・ザ・トンネル・トラピーズ
- アラウンド・ザ・ワールドから股の下を通す縦向きムーンサルトにつなげる。
- ビハインド・バック・トラピーズ
- 体の前面ではなく背後を通して行うムーンサルト。
- ワンハンド・トラピーズ
- アラウンド・ザ・ワールドから肩を使い、片手だけでムーンサルト(トラピーズ)を行う。
- ビハインド・バック・ループ(10回)
- 一度前に投げ出した後、わきの下を通してヨーヨーを背後に回し、背面でループ・ザ・ループを行う。
- ロングスリーパー(1分)
THP JPSレベル・ダブルハンド部門(1998年 - )
- ダブル・ループ(10回)
- ダブル・アラウンド・ザ・ワールド(3回)
- クリスクロス(10回)
- ダブル・ループを、両方のヨーヨーのストリングスが交差するような軌道で行う。もちろんタイミングを完全に交互になるようにしないと絡まる。
- ミルク・ザ・カウ(10回)
- 両手でホップ・ザ・フェンス(下向きの、リバースループと同じ前回転のループ)を行う。
- キャトル・クロッシング(10回)
- ミルク・ザ・カウを、クリスクロスと同様に交差させる。
- ライド・ザ・ホース(10回)
- 右手はホップ・ザ・フェンス、左手は通常のループ・ザ・ループを行う。手は逆でも可。
- シュート・ザ・ムーン/ループ・ザ・ループ(10回)
- 右手はシュート・ザ・ムーン、左手はループ・ザ・ループを行う。手は逆でも可。( )内はシュート・ザ・ムーンの往復回数をカウントするので、必然的にループ・ザ・ループは十数回以上行うことになる。
- ワーリーバード(10回)
- 両手それぞれでジェミニ・ループ(通常のループ・ザ・ループと、手の外側を通すアストロ・ループを交互に行う)を行う。
- レイ・オン・バック(10回)
- ダブル・ループを行いながら徐々に上に向き、そのまま地面に仰向けに寝て、寝たまま上に向かってダブルループを行う。10回は完全に地面に寝てからのカウント。
- パンチング・バック(10回)
- 右手はリバースループ、左手は通常のループ・ザ・ループを行う。手は逆でも可。
- ダブル・シュート・ザ・ムーン(5回)
ベーシックレベル99(1999年)
- オーバー・ザ・フォール
- アストロ・ループ(5回)
- ホップ・ザ・フェンス(3回)
- オートバイ
- アラウンド・ザ・コーナー
- サブウェイ
- ロケット・トゥ・ザ・ポケット
- ラトル・スネイク
- バンク・デポジット
- ダブル・ムーンサルト
スーパーレベル99(1999年)
- ブランコ・イン・ブランコ
- トリプル・オン・ムーンサルト
- シューティング・スター・ブランコ
- スパイダー・ベイビー
- ストップ&UFO
- ドッグ・ジャンプ・スルー・ザ・フープ
- ハーフ・オア・ナッシング
- ワープ・ドライブ(3回)
- ジェミニ・ループ(20回)
- ダンク・シュート
ハイパーレベル99(1999年)
- アラウンド・ザ・ワールド・ムーンサルト
- タイム・ワープ
- クレイジー・ピンホイール
- クレイジー・ブランコ
- オーバー・ザ・フェンス(5回)
- トリプル・オア・ナッシング
- ボヨン・ボヨン(3回)
- ソーラー・エクリプス
- ダブル・クリーパー
- ダブル・アストロ・ループ
ベーシックレベル2000(2000年)
- グラビティ・プル(3回)
- スローダウン(3回)
- ロング・スリーパー
- ウォーク・ザ・ドッグ
- フォワード・パス
- ザ・クリーパー
- ループ
- ブレイク・アウェイ
- アラウンド・ザ・ワールド
- ブランコ
スーパーレベル2000(2000年)
- エレベーター
- トウキョウタワー
- UFO
- ドッグバイト
- スリー・リーフ・クローバー
- ブレイン・ツイスター
- ムーンサルト
- ストップ&ダッシュ
- ホームラン
- ループ・ザ・ループ(5回)
ハイパーレベル2000(2000年)
- ピンホイール
- マジック
- ダブル・オア・ナッシング
- サイドワインダー
- バレルロール
- ムーンサルト・バックリップ
- スピリット・ジ・アトム
- アトミック・ファイヤー
- シュート・ザ・ムーン
- ダブル・ループ
基本(2004年)
- スローダウン
- グラビティ・プル
ベーシックレベル(2004年)
- ロングスリーパー
- ウォーク・ザ・ドッグ
- フォワードパス
- クリーパー
- ブレイクアウェイ
- アラウンド・ザ・ワールド
- ブランコ
- ループ・ザ・ループ
- ムーンサルト
- ブレインツイスター
アドバンスレベル(2004年)
- エレベーター
- リバース・アラウンド・ザ・ワールド
- UFO
- タワー
- ドッグバイト
- ピンホイール
- ストップ&ダッシュ
- ホップ・ザ・フェンス
- ムーンサルト・バックフリップ
- ループ・ザ・ループ21
スーパーレベル(2004年)
- ワインダー
- バイク
- ソバ
- サイドワインダー
- ツイスティング アラウンド・ザ・ワールド
- アウトサイドループ
- ワンハンドスター
- ワープドライブ
- ボトムマウント ブレインツイスター
- オーバーザフォール
フリーハンド専用(2004年)
- 360°(スリーシックスティー)
現在
基本(2010年)
- スローダウン
スーパーレベル(2010年)
以下の12種の内、10種のトリックの認定に合格すればスーパーレベルはクリアとなる。
- ロング・スリーパー(上記参照)
- スター・テイル
ロング・スリーパーの状態から、ヨーヨーの近くのストリングを左手の人差し指にかけ持ち上げ、同時に右手を少し下に下ろす。 左手の人差し指でストリングを上に弾いてヨーヨーを跳ね上げてから右手のひらでヨーヨーをキャッチ。
- フォワード・パス(上記参照)
- ブレイク・アウェイ(上記参照)
- サイド・シュート
フォワードパスのようにやるが、前方ではなく横方に投げるやり方。
- ロケット(上記参照)
- ウォーク・ザ・ドッグ(上記参照)
- クリーパー(上記参照)
- エレベーター(上記参照)
- ブランコ(上記参照)
- ループ・ザ・ループ(3回)(上記参照)
- アラウンド・ザ・ワールド(上記参照)
ハイパーレベル1st(2010年)
- ワインダー
ヨーヨーの回転静止時に紐を伸ばした状態で、左手でヨーヨーに急回転を与え紐を巻き戻してキャッチ。完璧に引き戻せない場合、一度だけ引き上げが許される。
- ブレイン・ツイスター(上記参照)
- オーバー・ザ・フェンス(3回)
スローダウンの要領でヨーヨーを前後に振り下ろし3往復する。シュート・ザ・ムーンと同様、第一投はカウントされない。
- ムーン・サルト(上記参照)
- フェニックス・ホイール
ムーン・サルトの要領でヨーヨーを投げたら、左手人差し指と中指で紐を掴み、反動でピンホイールのようにヨーヨーを3回転以上振り回す。
- タイダル・ウェーブ
スター・テイルを行うが、キャッチする前に1度ループをしてからキャッチ。
- ストップ&ダッシュ(上記参照)
- サイド・ワインダー(上記参照)
- ユーフォー(上記参照)
- ループ・ザ・ループ10(上記参照)
- ツー・ハンド・スター
ピクチャー系のストリングプレイ。ストリング部分で星の形を作り、一定時間保持した後に戻してキャッチ。
- ワープ・ドライブ
ループ・ザ・ループを1回してから、キャッチせずにアラウンド・ザ・ワールドに繋げて1周したらキャッチ。
大会
地方大会→全国大会→世界大会となる
ハイパースキャナー
2010年4月4日頃から認定店に設置されている無料で遊べるハイパーヨーヨー計測用ゲーム筐体。タイミングよく投げ下ろす『ハイパーリズム』、最高回転速度を計測する『ハイパースピン』、スリープの連続回転秒数を計測する『ハイパースリープ』の3つの計測ができる。
脚注
- ^ a b c 競技用ヨーヨーでは、紐はヨーヨーに完全には固定されておらず、振り下ろしたときに下で空転するようになっている。本体の内側に何らかの抵抗を作っておくことで、空転中に紐を引けばそのままヨーヨーが紐を巻き取って戻ってくるようになる。この抵抗を競技用ヨーヨーでは「レスポンスシステム」と呼ぶ。
関連項目
- ヨーヨー
- 月刊コロコロコミック-ハイパーヨーヨーブーム仕掛けのメディア
- 超速スピナー-コロコロコミックにて連載、ヨーヨー漫画
- 中村名人-第一次ハイパーヨーヨーブームの立役者
- ヨーヨーマスターTAKA-日本人初のヨーヨーマスター