「コンコルド (時計)」の版間の差分
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'''コンコルド'''(''Concord Watch Company SA'' )は[[1908年]][[スイス]]の[[ビール (ベルン州)|ビエンヌ]]に設立された時計メーカー。 |
'''コンコルド'''(''Concord Watch Company SA'' )は[[1908年]][[スイス]]の[[ビール (ベルン州)|ビエンヌ]]に設立された時計メーカー。当初はアメリカ市場向けの時計造りに力を入れていた。それはコンコルドのつづりがフランス語の"Concorde"ではなく"Concord"を採用したことからも分かる。コンコルドのエレガントな時計はすぐに注目され、世界の名高い宝飾ブランドの時計を[[OEM]]で製作していたほどだ。 |
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また、コンコルドはいち早くステンレススティール素材を取り入れている先進的な時計造りをするブランドである。1979年には当時世界で一番薄いアナログ式クオーツ時計「デリリューム Ⅰ」を発表。翌年には自らが持つ記録を更新し、1mmの厚さの壁を破った。技術力とデザイン力の高さを証明した。 |
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その後もダイヤモンド、エメラルド、ルビーなどを据えた複雑機械式時計「サラトガ エクソール」やケースサイドで縦回転するトゥールビヨンを採用した「C1 トゥールビヨン グラヴィティ」、世界初の液体パワーリザーブ搭載の「C1 クァンタム グラヴィティ」など、時計造りの限界へ挑戦し、世の中に驚きを送り続けている。 |
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日本代理店が[[青木功]]へのスポンサードを行っていたため、1990年代には青木モデルが発売された。 |
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== 略歴 == |
== 略歴 == |
2009年12月4日 (金) 08:59時点における版
コンコルド(Concord Watch Company SA )は1908年スイスのビエンヌに設立された時計メーカー。当初はアメリカ市場向けの時計造りに力を入れていた。それはコンコルドのつづりがフランス語の"Concorde"ではなく"Concord"を採用したことからも分かる。コンコルドのエレガントな時計はすぐに注目され、世界の名高い宝飾ブランドの時計をOEMで製作していたほどだ。 また、コンコルドはいち早くステンレススティール素材を取り入れている先進的な時計造りをするブランドである。1979年には当時世界で一番薄いアナログ式クオーツ時計「デリリューム Ⅰ」を発表。翌年には自らが持つ記録を更新し、1mmの厚さの壁を破った。技術力とデザイン力の高さを証明した。 その後もダイヤモンド、エメラルド、ルビーなどを据えた複雑機械式時計「サラトガ エクソール」やケースサイドで縦回転するトゥールビヨンを採用した「C1 トゥールビヨン グラヴィティ」、世界初の液体パワーリザーブ搭載の「C1 クァンタム グラヴィティ」など、時計造りの限界へ挑戦し、世の中に驚きを送り続けている。
略歴
- 1908年 - ウオルター・ウグナン、シャルル・ボニーら5名によりスイス・ビエンヌで創業。
- 1909年 - 米国ニューヨークに子会社を設立。
- 1915年 - 相手先ブランドの宝飾時計の製造を開始。
- 1945年 - ポツダム会談でトルーマン大統領から各国首脳への贈り物に使われた。
- 1968年 - 「ニューヨーカーマガジン」の依頼を受けて、第三者機関が高級時計ブランドに対する消費者の認知度調査を実施し、コンコルドは6位にランクイン。
- 1979年 - 「デリリューム」を発表し、世界中の話題をさらう。史上最薄のアナログ式時計であり、世界初の総厚2mm以下の時計(1.98mm)。極薄型時計への新潮流となる。
- 1980年 - 「デリリューム Ⅱ」を発表、世界最薄のスケルトンウォッチ(1.5mm未満)。「デリリューム Ⅲ」を発表、極薄型レディースウォッチ。「デリリューム Ⅳ」を発表(0.98mm)。コンコルドの名は時計造りの歴史に永久に刻まれることになる。
- 1986年 - 「サラトガ」コレクションの誕生。
- 2008年 - ブランド生誕100周年を記念して造られた「C1 トゥールビヨン グラヴィティ」がジュネーブ ウォッチ グランプリのベストデザイン賞を受賞。
- 2009年 - 世界初、液体パワーリザーブ表示を採用した時計、「C1 クァンタム グラヴィティ」を発表。