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'''カタクリ''' (<i>Erythronium japonicum</i>) は[[ユリ科]] [[カタクリ属]]に属する多年草。 |
'''カタクリ''' (<i>Erythronium japonicum</i>) は[[ユリ科]] [[カタクリ属]]に属する多年草。 |
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2005年4月6日 (水) 03:47時点における版
カタクリ | ||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Erythronium japonicum | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
片栗 | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
カタクリ (Erythronium japonicum) はユリ科 カタクリ属に属する多年草。
比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生し、早春に下を向いた薄紫から桃色の花を咲かせる。春を告げる「スプリング・エフェメラル」の一つ。葉には帯紫色の模様がある。
早春の3~4月のみ地上部を展開し、5月上旬頃には葉や茎は枯れてしまう。発芽1年目の個体は細い糸状の葉を、2年目から7・8年程度までは卵状楕円形の一枚の葉だけで過ごし、鱗茎が大きくなり、二枚目の葉が出てから花をつける。なお、鱗茎は毎年更新し、なおかつ旧鱗茎の下に鱗茎が作られるため鱗茎は深くなる。
昔は日本では落葉広葉樹林のある各地で広く見られたが、近年では乱獲や盗掘、土地開発などによる生育地の減少によって減少している。最近では人工的に増殖した上で野山に植える試みが行われ、観光名所になっている。
昔はこの鱗茎から抽出したデンプンを片栗粉として調理に用いていたが、近年は片栗粉というとほぼジャガイモから抽出したデンプン粉のことを指すようになってしまった。
カタクリの仲間は主にアメリカやカナダ南部の亜高山帯に分布し、キバナカタクリ(学名Erythronium grandiflorum Pursh.)などが知られている。