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'''エクソンモービル'''('''Exxon Mobil Corporation''',[[ニューヨーク証券取引所|NYSE]]:[http://www.nyse.com/about/listed/lcddata.html?ticker=XOM XOM])は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[テキサス州]][[ダラス]]近郊アービングを本拠とする、200カ国以上で事業を行う民間石油会社で、[[国際石油資本]](メジャー)の一つである。2005年は利益において世界最大の民間企業であった。 |
'''エクソンモービル'''('''Exxon Mobil Corporation''',[[ニューヨーク証券取引所|NYSE]]:[http://www.nyse.com/about/listed/lcddata.html?ticker=XOM XOM])は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[テキサス州]][[ダラス]]近郊アービングを本拠とする、200カ国以上で事業を行う民間石油会社で、[[国際石油資本]](メジャー)の一つである。2005年は利益において世界最大の民間企業であった。 |
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2007年5月5日 (土) 12:28時点における版
エクソンモービル(Exxon Mobil Corporation,NYSE:XOM)は、アメリカのテキサス州ダラス近郊アービングを本拠とする、200カ国以上で事業を行う民間石油会社で、国際石油資本(メジャー)の一つである。2005年は利益において世界最大の民間企業であった。
エクソンモービル・ジャパングループは、エクソンモービル有限会社(資本金500億円、エクソンモービルアジアインターナショナル SARLが100%出資する子会社、2006年5月会社法に基づき特例有限会社に移行)を親会社とする関連企業から構成されている。石油製品・石油化学製品の「精製・製造」及び「販売」を主要事業としている。ESSO・Mobil・ゼネラルという3つのブランドにより、日本国内のエクソンモービルのガソリンスタンドを直接、間接に運営している。2005年末時点で、3ブランドのマークを掲げるガソリンスタンドは全国に5917軒ある。
関連企業
- 東燃ゼネラル石油 - 東証1部に上場している石油精製・販売会社。エクソンモービル有限会社が50.02%出資
- 極東石油工業 - 千葉県市原市に製油所をもつ石油精製会社。エクソンモービル有限会社と三井石油が50%ずつ出資
- 日本ブチル - 川崎と鹿島(茨城県)に工場をもつブチルゴムの製造会社。エクソンモービル有限会社とJSRが50%ずつ出資
- スタンダード石油大阪発売所 - エクソンモービル日本代理店
歴史
- 1911年 アメリカ連邦最高裁の決定によるスタンダード石油の分割により、エクソン、モービルの前身会社がそれぞれ独立する。
スタンダード・オイル・オブ・ニュージャージー - エクソンの前身
スタンダード・オイル・オブ・ニューヨーク(ソコニー) - モービルの前身
(日本には1894年 ソコニーが横浜に支店を設置し、拠点を確保していた。) - 1933年 スタンダード・オイル・オブ・ニュージャージーとソコニー・バキュームがアジア地区の販売網を統合し、合弁会社スタンダード・バキューム(スタンバック)を設立。
- 1961年 スタンバック解体。日本では横浜にエッソスタンダード石油、東京にモービル石油がそれぞれ設立される。
- 1974年 スタンダード・オイル・オブ・ニュージャージー、エクソンと改称
- 1975年 ソコニー・バキューム、モービルと改称
- 1989年3月24日 自社タンカー「エクソン・ヴァルデズ」がアラスカで約42000kLの原油流出事故を起こす
- 1999年 エクソンとモービルが合併してエクソンモービルコーポレーションとなる。
商標
- エッソ 地球を表す楕円形の中に「Esso」(Eastern States Standard Oil の頭文字)の文字が入る。ペットマークは虎で、「エッソタイガー」と呼ばれる。
このほか、オリジナルキャラクターとしてオイルのしずくをかたどった「ドロップボーイ」(エッソボーイ/和名:いってきくん)と「ドロップガール」(エッソガール/和名:しずくちゃん)がある。
「Esso」はスタンダード・オイル・トラストが解体された後誕生したスタンダード・オイル・ニュージャージー(のちのエクソン社)の商標であり、米国東部州のスタンダード・オイルという意味だが、分割後のスタンダード・オイル各社に当たられた商標「SO」と混合するとされて、現在米国では使用されず、代わりに社名にもなった「EXXON」を使用している。
第二次大戦後、当初日本法人もエクソンを名乗る予定であったが、「クソ」という部分が不快に感じるとの配慮から、エッソを商標名とした。「Esso」の商号を、エナジーコーポレーションを示す「Enco」に改名する案があったが、日本支社からの「Encoは日本でエンジントラブルの意味である」という意見により計画は中止された。日本では戦前に航空機用潤滑油として一部で使用されてきたが、1961年スタンバック社の解体でエッソスタンダード石油が設立された時より本格的に使用された。北海道を除く地域では「Esso」の看板をよく見かけることが多かったが、最近になって、北海道でも「Esso」の看板を見かけるようになった。 - モービル 元来はスタンダード・オイル・トラストの解体時に独立した、ヴァキューム・オイル社が開発した航空機用潤滑油の商標。ライト兄弟が航空機の実験飛行に使用したといわれる。1931年、スタンダード・オイル・ニューヨーク社(ソコニー)と合併して以来、ソコニー・バキューム社(のちのモービル社)の潤滑油商標となる。日本でも「モービル油」「モービロイル」と呼ばれ、潤滑油の代名詞として知られたが、1960年代に全米・全世界向け同社統一商標として採用され、以降「モービルガソリン」等が販売された。
ペットマークは赤いペガサス。スタンダード・オイル・トラスト時代に全米各地でペガサスの商標が使われていたが、現在の商標はソコニー誕生後に日本の横浜で誕生したもの。日本では長年「ペガサスガソリン」と呼ばれた。 - ゼネラル 戦前、スタンバック社と販売代理契約を結んでいた三井物産から分割設立されたゼネラル物産が使用した商標。米国ではソコニー・バキューム社が保有していた商標であり、戦前の三井物産も「ゼネラルガソリン」として販売していた。
セルフサービスステーション「エクスプレス(Express)」:1998年、消防法改正によりセルフサービスステーションが解禁になったのを受け、「エクスプレス(Express)」をエッソ(ESSO)、モービル(Mobil)、ゼネラルの3つのブランドで展開している。「クイック&イージー」をキーワードに、誰もがすぐに、気軽に利用できるセルフSSとする戦略を採っている。ドトールコーヒーショップやセブンイレブンを同じ敷地内に併設する新しいタイプの店舗も展開している。また、オイル交換などを行うモービル1センターを併設している店もある。詳細は エクスプレス (サービスステーション)を参照のこと。
環境保護団体との対立
グリーンピースは、地球温暖化問題に関連して、アメリカが京都議定書から離脱した理由をエクソンモービル社がブッシュ政権に影響力を行使したためと指摘。数々のボイコット運動や抗議活動を展開している。
疑惑
米石油大手エクソンモービルが、化石燃料の燃焼で地球温暖化が起きるとの説に反対する団体に7年間で約1600万ドル(約19億円)の資金を提供していたとする報告書を「憂慮する科学者同盟」が発表した。報告によると、同社は1998-2005年にかけ、人間の活動によって温暖化が引き起こされているとの説に反対する43団体のネットワークに対して研究費など約1600万ドルを助成したとされている。
架空の世界
漫画「頭文字D」の舞台に必ずエッソが出てくる。