コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「加茂坂峠」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
表現の微修正
タグ: ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集 改良版モバイル編集
 
(6人の利用者による、間の7版が非表示)
1行目: 1行目:
{{出典の明記|date=2016-07-30}}
'''加茂坂峠'''(かもざかとうげ)は、[[山形県]][[鶴岡市]]の加茂地区から大山地区にかけての[[峠]]である。現在は[[国道112号]][[加茂坂トンネル]]が通っている。
'''加茂坂峠'''(かもざかとうげ)は、[[山形県]][[鶴岡市]]の[[加茂町 (山形県)|加茂町]]地区から[[大山町 (山形県)|大山町]]地区にかけての[[峠]]である。現在は[[国道112号]][[加茂坂トンネル]](L=777m、{{googleマップ経路図2|1=38.7484584,139.746614|2=38.7534117,139.7407619|3=@38.754241,139.7294366,9690m|data=!3m1!1e3!4m2!4m1!3e0}})が通っている。


== 歴史 ==
== 歴史 ==
[[江戸時代]]、[[加茂港]]は[[北前船]]の寄港地であり、加茂街道は[[鶴岡城]]下と港を結ぶ重要路線であった。しかし'''加茂坂峠'''は[[標高]]150mの坂の険しい難所であったため、[[1812年]]に[[出羽三山]]湯殿山派の[[僧]]であった[[鉄門海|鉄門海上人]](てつもんかいしょうにん)によって旧道が開かれた。その後、鉄門海の孫弟子、[[鉄龍海|鉄龍海上人]]によって当時まだ珍しかった地雷花([[ダイナマイト]])を使っての改修が行われ、[[1871年]]([[明治]]4年)に完成した。
[[江戸時代]]、[[加茂港]]は[[北前船]]の寄港地であり、加茂街道は[[鶴岡城]]下と港を結ぶ重要路線であった。しかし加茂坂峠は[[標高]]150メートルの坂の険しい難所であったため、[[1812年]]に[[出羽三山]]湯殿山派の[[僧]]であった[[鉄門海|鉄門海上人]](てつもんかいしょうにん)によって旧道が開かれた。その後、鉄門海の孫弟子、[[鉄龍海|鉄龍海上人]]によって当時まだ珍しかった地雷花([[ダイナマイト]])を使っての改修が行われ、[[1871年]]([[明治]]4年)に完成した。


[[1886年]](明治19年)には初代山形県令の[[三島通庸]]によって新道が開削され加茂トンネルが完成した。[[トンネル]]は[[1939年]]([[昭和]]14年)に改修が行われ自動車の通行が可能になった。[[2003年]][[加茂坂トンネル]]が開通しにともない加茂トンネルは現在、通行止めになっている
[[1886年]](明治19年)には初代山形県令の[[三島通庸]]によって新道が開削され加茂トンネルが完成した。[[トンネル]]は[[1939年]]([[昭和]]14年)に改修が行われ自動車の通行が可能になった。[[2003年]][[平成]]15年)[[7月5日]]に加茂坂トンネルが開通しにともない加茂トンネルは通行止めになった。これにより、大山側から[[高舘山]]に行くことが不可能になった


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
11行目: 12行目:


{{DEFAULTSORT:かもさかとうけ}}
{{DEFAULTSORT:かもさかとうけ}}
[[Category:東北地方]]
[[Category:鶴岡市交通]]
[[Category:鶴岡市]]
[[Category:山形県の峠]]
[[Category:山形県の地理]]

2022年9月12日 (月) 06:28時点における最新版

加茂坂峠(かもざかとうげ)は、山形県鶴岡市加茂町地区から大山町地区にかけてのである。現在は国道112号加茂坂トンネル(L=777m、Google マップ)が通っている。

歴史

[編集]

江戸時代加茂港北前船の寄港地であり、加茂街道は鶴岡城下と港を結ぶ重要路線であった。しかし、加茂坂峠は標高150メートルの坂の険しい難所であったため、1812年出羽三山湯殿山派のであった鉄門海上人(てつもんかいしょうにん)によって旧道が開かれた。その後、鉄門海の孫弟子、鉄龍海上人によって当時まだ珍しかった地雷花(ダイナマイト)を使っての改修が行われ、1871年明治4年)に完成した。

1886年(明治19年)には初代山形県令の三島通庸によって新道が開削され、加茂トンネルが完成した。トンネル1939年昭和14年)に改修が行われ、自動車の通行が可能になった。2003年平成15年)7月5日に加茂坂トンネルが開通したことにともない、加茂トンネルは通行止めになった。これにより、大山側から高舘山に行くことが不可能になった。

関連項目

[編集]
');