60s 70s 80s
『60s 70s 80s』(シックスティーズ・セブンティーズ・エイティーズ)は、日本女性歌手、安室奈美恵の単独名義では34作目のシングル。
解説
[編集]7枚目のアルバム『PLAY』に続くシングル。本作は、自身が出演するP&G『プレミアム ヴィダルサスーン』(Fashion×Music×VSキャンペーン)とのコラボレーションにより、“リメイク”をテーマに各年代を象徴する楽曲「NEW LOOK」、「ROCK STEADY」、「WHAT A FEELING」の3曲を収録したスペシャル企画盤。
1960年代からは、自身のフェイバリット・ソングであるというスプリームスの代表曲「Baby Love」(1964年)を選曲。お馴染みのT.Kura・michico夫妻にプロデュースを依頼し、「NEW LOOK」としてリメイク。1970年代からはアレサ・フランクリンのヒット曲「Rock Steady」(1971年)をMUROによるアイディアで大胆にサンプリングしたダンスナンバーにリメイク、“駆け落ち”をテーマにmichicoが作詞。1980年代からは映画『フラッシュダンス』の主題歌であるアイリーン・キャラの「What a Feeling」(1983年)を選曲し、初顔合わせの大沢伸一がプロデュースを担当。
ミュージック・ビデオでは「ヴィダルサスーン」とのコラボレーションにより、パトリシア・フィールド(スタイリスト)、オーランド・ピタ(ヘアスタイリスト)と世界的クリエイター陣がヘアメイク、衣装デザインを手掛け、CMでは各年代別3本のカットダウンサイズPVがオンエア。またキャンペーンの一環として、1月にCM商品の発売記念プレミアムイベントが開催され、抽選で限定150人を招待してスペシャルライブを開催。他にも、1週間限定で業界新発想の自身の等身大写真84枚がデザインされた横長の携帯音楽試聴ポスターがメトロプロムナードをジャック[1][2]。
大沢伸一のアルバム『TEPPAN-YAKI -A Collection Of Remixes-』に「WHAT A FEELING (Shinichi Osawa Remix)」が収録されている。
CD・DVD収録曲
[編集]CD
[編集]- NEW LOOK [4:00]
- (オリジナル:スプリームス「Baby Love」(1964))
- 作詞:michico, Lamont Dozier, Brian Holland, Eddie Holland
作曲:T.Kura , michico, Lamont Dozier, Brian Holland, Eddie Holland - 編曲:T.Kura
- ROCK STEADY [3:29]
- (オリジナル:アレサ・フランクリン「ROCK STEADY」(1971))
- 作詞:michico, Aretha Franklin
- 作曲:MURO, michico, Aretha Franklin
- 編曲:MURO
- WHAT A FEELING [3:47]
- (オリジナル:アイリーン・キャラ「Flashdance... What a Feeling」(1983))
- 作詞:michico, Keith Forsey, Irene Cara
- 作曲:Shinichi Osawa , michico, Giorgio Moroder
- 編曲:Shinichi Osawa
- NEW LOOK (Instrumental) [3:58]
- ROCK STEADY (Instrumental) [3:29]
- WHAT A FEELING (Instrumental) [3:47]
DVD
[編集]- NEW LOOK (MUSIC VIDEO)
- 「Fashion×Music×VS」60年代篇(ディレクター):児玉裕一 / 振付:Moritsune Morita, Nami Segawa, Raymond Johnson
- ROCK STEADY (MUSIC VIDEO)
- 「Fashion×Music×VS」70年代篇(ディレクター):田中裕介 / 振付:SHUN
- WHAT A FEELING (MUSIC VIDEO)
脚注
[編集]- ^ 縦2m・横56mの計4枚のポスターが並べられ、内2枚のポスターには、おサイフケータイで「NEW LOOK」の先行視聴が可能なツールを採用。ポスターの自身の口元には曲と連動した詞がデザインされ、歩きながら曲を聴いて見て楽しめるという仕掛けがある。
- ^ “安室の横長ポスター新宿駅地下道ジャック”. スポーツ報知. 株式会社報知新聞社. 2008年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月23日閲覧。