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阿部拓馬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
阿部 拓馬
名前
愛称 アベタク[1]
カタカナ アベ タクマ
ラテン文字 ABE Takuma
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1987-12-05) 1987年12月5日(37歳)
出身地 東京都小平市
身長 171cm
体重 73kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 横河武蔵野FC
ポジション FW / MF
背番号 34
利き足 右足[2][3]
ユース
2003-2005 日本の旗 横河武蔵野FC
2006-2009 日本の旗 法政大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2010-2012 日本の旗 東京ヴェルディ 93 (37)
2013-2014 ドイツの旗 VfRアーレン 14 (2)
2014-2015 日本の旗 ヴァンフォーレ甲府 44 (6)
2016-2017 日本の旗 FC東京 21 (1)
2017 大韓民国の旗 蔚山現代FC 12 (1)
2018-2019 日本の旗 ベガルタ仙台 31 (2)
2020-2023 日本の旗 FC琉球 106 (26)
2024- 日本の旗 横河武蔵野FC
通算 321 (75)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年2月7日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

阿部 拓馬(あべ たくま、1987年12月5日 - )は、東京都小平市出身[4]サッカー選手。ポジションは主にフォワード(FW)[5][2][4]JFL横河武蔵野FC所属。

Kリーグ時代の登録名は拓馬ハングル: 타쿠마)[6]

来歴

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プロ入り前

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2人の兄の影響でサッカーを始め[7]久留米西高[8] 在学時には横河武蔵野FC[注 1]ユースでプレー。2005年には2種登録選手としてトップチームに帯同しJFLにも出場した[9]

2006年、法政大学へ進学。川勝良一の指導を受けて[10]3年生時に得点力が開花した[11]

東京ヴェルディ

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川勝を慕い[10]、2010年より東京ヴェルディに入団[5]。同年4月、J2第6節愛媛戦でJリーグ初出場、6月のJ2第17節富山戦で初得点を挙げた[12]。同年は主に攻撃的MFとして途中投入される機会が多かった。

翌2011年は左足甲を負傷した影響で出遅れたが[7]、同年初先発となった6月のJ2第17節[注 2]富山戦で2得点を挙げると[13]同試合を含め10試合10得点の好ペースで[13][14] 得点を量産。巧みなポジショニングとゴールへの積極性で[7] 33試合16得点を記録し、得点ランキング2位となった。

2012年もJ2リーグ戦40試合18得点の好成績を挙げ、2季連続で得点ランキング2位に入った[15]。この活躍が買われ、2012年12月にドイツ・ブンデス2部1.FCウニオン・ベルリンの練習に参加[16]

VfRアーレン

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2013年1月には同じくブンデス2部のVfRアーレンのトルコキャンプに帯同。首脳陣の目に留まるプレーを見せ、同月よりアーレンへ完全移籍[17]。同年3月の第26節ザントハウゼン戦で移籍後初得点を決めた[18]。移籍1年目は9試合に出場し2得点1アシストを記録した。

ヴァンフォーレ甲府

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2014年7月、J1でのプレーを希望し[19]ヴァンフォーレ甲府へ完全移籍[2]城福浩監督の下、シャドーストライカーとしてJ1残留の起爆剤になるべく[19]奮戦した。2015年は、力強いドリブルとキープ力による[20]個人での打開力を発揮し[1]、非凡な得点センスで攻撃の核となる活躍[21]。同年末には甲府を含め[20]FC東京広島川崎仙台[22]横浜FMが獲得に動き、争奪となった[23]

FC東京

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2016年、城福率いる[20] FC東京へ完全移籍[24][4]。早々と適応し[25] 同年の公式戦初戦ACLプレーオフチョンブリー戦で移籍後初得点。FWやSHに入り[3]個人での打開と[26] 味方との好連携で[27] 序盤戦の攻撃を牽引していたが[28]、グロインペイン症候群及び腓腹筋挫傷により[29] 後半戦を欠場[30]。長期離脱を強いられた[3]。同年オフ、G大阪からのオファーを固辞[3]

2017年に入り徐々に復調[30]。攻撃の推進力と守備の献身性を高く評価されてはいたが[30]練習の大半をケアに費やすなど[29]怪我との戦いが続き、出場機会は限られた。ルヴァンカップ・プレーオフステージ第1戦広島戦では決勝点を決めて勝利に貢献。

蔚山現代FC

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2017年7月、Kリーグクラシック蔚山現代FCへ完全移籍[31][32]。登録名は타쿠마(タクマ)[32]。2列目からのパスによるチャンスメイクを望まれたこともあり[33] MF登録となった[32]

ベガルタ仙台

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2018年よりベガルタ仙台に完全移籍で加入[34]

FC琉球

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2020年、FC琉球へ完全移籍[35]。8年振りのJ2参戦になった。

2022年はその時点で15試合出場・3ゴールの結果を出していたが、8月27日のJ2リーグ第33節水戸戦で負傷、左足アキレス腱断裂、全治約6ヶ月と診断された[36]

2023年11月15日、FC琉球は契約満了を発表した[37]

横河武蔵野FC

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2024年2月7日、横河武蔵野FCへの移籍を発表[38]

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2005 武蔵野 38 JFL 1 0 - - 1 0
2010 東京V 19 J2 20 3 - 1 0 21 3
2011 33 16 - 2 2 35 18
2012 9 40 18 - 1 0 41 18
ドイツ リーグ戦 リーグ杯DFBポカール 期間通算
2012-13 アーレン 19 2.ブンデス 9 2 - - 9 2
2013-14 5 0 - 1 0 6 0
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2014 甲府 9 J1 14 1 - 0 0 14 1
2015 30 5 2 1 2 2 34 8
2016 FC東京 44 11 1 0 0 1 0 12 1
2017 10 0 7 3 1 0 18 3
韓国 リーグ戦 リーグ杯FA杯 期間通算
2017 蔚山現代 87 Kクラシック 12 1 - 3 0 15 1
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2018 仙台 20 J1 24 2 3 0 4 0 31 2
2019 7 0 3 1 1 0 11 1
2020 琉球 16 J2 31 13 - - 31 13
2021 32 6 - 0 0 32 6
2022 15 3 - 0 0 15 3
2023 J3 28 4 - 1 0 29 4
2024 武蔵野 34 JFL -
通算 日本 J1 96 9 15 5 9 2 120 16
日本 J2 171 59 - 4 2 175 61
日本 J3 28 4 - 1 0 29 4
日本 JFL 1 0 - - 1 0
ドイツ 2.ブンデス 14 2 - 1 0 15 2
韓国 Kクラシック 12 1 - 3 0 15 1
総通算 322 75 15 5 17 4 364 84
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 期間通算
出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 期間通算
2016 F東23 44 J3 1 0 1 0
通算 日本 J3 1 0 1 0
総通算 1 0 1 0
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2016 FC東京 44 8 1
通算 AFC 8 1
その他の国際大会

2016年

出場歴

脚注

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注釈

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  1. ^ a b c 東京武蔵野シティFC
  2. ^ 東日本大震災による日程変更のため、実質的には第11節[13]

出典

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  1. ^ a b 【名古屋 vs 甲府】担当ライター“一問一答” J's GOAL (2015年11月6日)
  2. ^ a b c d 阿部 拓馬選手 VfRアーレン(ドイツ)より完全移籍加入のお知らせ ヴァンフォーレ甲府 (2014年7月15日)
  3. ^ a b c d エル・ゴラッソ Jリーグ選手名鑑2017 J1・J2・J3』三栄書房、2017年、64頁。ASIN B01N27PFWG 
  4. ^ a b c 阿部拓馬選手 完全移籍加入のお知らせ FC東京 (2016年1月4日)
  5. ^ a b c d e 阿部拓馬選手新加入のお知らせ 東京ヴェルディ (2009年12月19日)
  6. ^ 타쿠마”. K League. 2023年11月4日閲覧。
  7. ^ a b c 星に願いを 阿部拓馬(東京ヴェルディ)<前編>「ニュータイプのストライカー、現る」 SPORTS COMMUNICATIONS (2011年9月13日)
  8. ^ 本校OBを招き、阿部拓馬選手も参加して下さり、的確なアドバイスをしていただきました 久留米西高サッカー部<平成22年度の活動> (2010年6月19日)
  9. ^ a b 公式記録 第7回 日本フットボールリーグ 後期 第5節 (PDF) JFL (2005年7月31日)
  10. ^ a b TOKYO VERDY SPECIAL CONTENTS MF19阿部拓馬 ヴェルディを勝利へ導くストライカー - ウェイバックマシン(2014年4月17日アーカイブ分)a-ticket
  11. ^ CS-Column no.446 CS Park (2013年4月17日)
  12. ^ a b c 選手出場記録 (1/2) Jリーグ (2010年12月4日)
  13. ^ a b c 選手出場記録 (1/3) Jリーグ (2011年12月3日)
  14. ^ 選手出場記録 (2/3) Jリーグ (2011年12月3日)
  15. ^ 2季連続J2得点ランク2位の東京V阿部拓馬、独2部アーレンへ移籍 サッカーキング (2013年1月23日)
  16. ^ 東京V阿部 独2部練習に参加、一気に移籍の可能性も… スポーツニッポン (2012年12月11日)
  17. ^ 阿部拓馬選手移籍のお知らせ 東京ヴェルディ (2013年1月24日)
  18. ^ a b 阿部拓馬がドイツ移籍後初ゴール…終了間際に貴重な同点弾 サッカーキング (2013年3月18日)
  19. ^ a b 甲府 ドイツ2部アーレンからFW阿部拓馬獲得へ スポーツニッポン (2014年7月11日)
  20. ^ a b c 甲府FW阿部拓馬が東京入り、恩師城福監督が高評価 日刊スポーツ (2015年12月10日)
  21. ^ サッカーダイジェスト 2015Jリーグ総集編 (No.1347)』日本スポーツ企画出版社、2015年、57頁。 
  22. ^ 甲府FW阿部拓獲得に広島、東京など4クラブが殺到 日刊スポーツ (2015年11月23日)
  23. ^ 横浜も甲府FW阿部拓馬獲り 5クラブでの争奪戦に スポーツニッポン (2015年11月29日)
  24. ^ 阿部 拓馬選手 FC東京へ移籍のお知らせ ヴァンフォーレ甲府 (2016年1月4日)
  25. ^ 阿部“ゴリゴリドリブル”で存在感 早くもチーム戦術にフィット 東京中日スポーツ (2016年1月29日)
  26. ^ 【ランキング】J1リーグ新戦力「稼働率TOP 30」を中間発表! ―1位は浦和、磐田、仙台、鳥栖、福岡の5人 webサッカーダイジェスト (2016年4月25日)
  27. ^ ポスト(前田)&ムーブ(阿部)新生東京の「二人羽織」が面白い(#31) Jリーグ (2016年3月2日)
  28. ^ サッカーダイジェスト 2016Jリーグ総集編 (No.1374)』日本スポーツ企画出版社、2016年、42頁。 
  29. ^ a b ケガと戦う阿部拓馬の復活、攻撃陣活性化のカギを握るか SOCCERKING (2017年3月22日)
  30. ^ a b c 復帰戦2発の阿部拓馬を絶賛、篠田監督「ゴールした選手はリーグ戦でも使いたい」 ゲキサカ (2017年3月16日)
  31. ^ 阿部拓馬選手 蔚山現代FCへ完全移籍のお知らせ FC東京 (2017年7月10日)
  32. ^ a b c 울산현대, ‘독일파’ 멀티 공격수 타쿠마 영입 蔚山現代FC (2017年7月10日)(朝鮮語)
  33. ^ '울산행' 아베 다쿠마 "팀 승리에 공헌하고파" スポーツソウル (2017年7月10日)(朝鮮語)
  34. ^ 蔚山現代FC 阿部拓馬選手 完全移籍加入のお知らせ ベガルタ仙台 2018年1月5日
  35. ^ 阿部 拓馬選手 2020シーズン完全移籍加入のお知らせ FC琉球 2020年1月6日
  36. ^ 琉球、2選手の負傷を発表…阿部拓馬とアレックス・バレラが離脱 サッカーキング 2022年9月7日
  37. ^ 阿部拓馬選手 契約満了のお知らせ”. FC琉球 (2023年11月15日). 2023年11月20日閲覧。
  38. ^ 阿部 拓馬 選手 新加入のお知らせ』(プレスリリース)横河武蔵野FC、2024年2月7日https://fc.yokogawa-musashino.jp/view/2142024年2月7日閲覧 
  39. ^ Aalen vs. Hertha BSC 0 - 1 SOCCERWAY(英語)
  40. ^ Aalen vs. Sandhausen 2 - 2 SOCCERWAY(英語)

関連項目

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外部リンク

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