角崎利夫
表示
つのざき としお 角﨑 利夫 | |
---|---|
生誕 |
1948年6月28日(76歳) 日本・富山県高岡市 |
出身校 | 東京大学法学部卒業 |
職業 | 外交官 |
角﨑 利夫(つのざき としお、1948年(昭和23年)6月28日 - )は、日本の外交官。カザフスタン兼キルギス駐箚特命全権大使、セルビア兼モンテネグロ駐箚特命全権大使、査察担当大使などを歴任した。
人物・経歴
[編集]富山県高岡市出身[1]。富山県立高岡高等学校を経て[1]、1972年(昭和47年)東京大学法学部を卒業し、外務省に入省する。外務省では、駐ソ連大使館、駐英大使館勤務、外務省国際連合局人権難民課長、大蔵省関税局監視課長を経て、
- 1993年(平成5年)8月 在ジュネーブ国際機関日本政府代表部参事官
- 1996年(平成8年)6月 駐露公使
- 1999年(平成11年)11月 ハバロフスク総領事
- 2001年(平成13年)9月 外務省欧州局審議官
- 2002年(平成14年)5月 カザフスタン駐箚特命全権大使
- 2002年(平成14年)7月 兼キルギス駐箚特命全権大使
- 2005年(平成17年)10月22日 財団法人国際開発高等教育機構(後の一般財団法人国際開発機構)専務理事[2][3]
- 2008年(平成20年) セルビア兼モンテネグロ駐箚特命全権大使
- 2013年(平成25年)2月19日 査察担当大使[4]
- 2014年(平成26年)2月14日 査察担当大使を辞任[5]
- 2014年(平成26年)7月7日 飯田グループホールディングス株式会社顧問[6]
- 2022年(令和4年)11月3日 瑞宝中綬章受章[7]。
家族・親族
[編集]夫人の角崎悦子は、アジア防災センター主任研究員。悦子夫人の父は大蔵官僚出身で自由民主党衆議院議員、経済企画庁長官や総務庁長官を務めた塩崎潤。帝京大学法学部教授[8]や政策研究大学院大学(政策研究院)名誉教授[9]の山根裕子は悦子夫人の姉、自民党衆議院議員で安倍内閣内閣官房長官の塩崎恭久は弟である[10]。
同期
[編集]- 天野之弥(国際原子力機関事務局長)
- 武藤正敏(韓国大使)
- 小島誠二(タイ大使・パキスタン大使)
- 小松一郎(内閣法制局長官・フランス大使・国際法局長・欧州局長)
- 神余隆博(ドイツ大使・国連大使(次席)・国際社会協力部長)
- 高橋文明(スペイン大使)
- 野本佳夫(スロバキア大使)
- 石栗勉(京都外国語大学教授・国連アジア太平洋平和軍縮センター所長)
- 石川薫(カナダ大使・経済局長・国際社会協力部長)
- 伊藤誠(ブルガリア大使・タンザニア大使)
- 近藤誠一(文化庁長官・ユネスコ大使)
- 橋広治(パプアニューギニア大使)
- 肥塚隆(オランダ大使・宮内庁式部副長)
- 峯村保雄(エルサルバドル大使)
- 山口英一(バチカン大使)
- 横田順子(ラオス大使)
- 佐藤英夫(イスラエル大使・バーレーン大使・アフガニスタン大使)
著書
[編集]- 『カザフスタン―草原と資源と豊かな歴史の国』(早稲田出版、2007年12月、ISBN 978-4-89827-337-1)
- 『セルビアを知るための60章』(共著、柴宜弘・山崎信一編著、明石書店〈エリア・スタディーズ〉、2015年、ISBN 978-4-7503-4251-1)[11]
脚注
[編集]- ^ a b ““生きた世界史”学ぶ 角崎在セルビア大使が母校・高岡高訪問”. 北日本新聞. (2011年1月28日) 2017年3月26日閲覧。
- ^ “平成18年 再就職状況の公表について” (PDF). 外務省 (2006年12月27日). 2017年3月26日閲覧。
- ^ Amazon.co.jp:カザフスタン―草原と資源と豊かな歴史の国”. Amazon.co.jp. 2014年4月30日閲覧。 “
- ^ 人事、外務省”. 日本経済新聞 NIKKEI.NET (2013年2月20日). 2014年4月30日閲覧。 “
- ^ 【人事】外務省”. SankeiBiz (2014年2月15日). 2014年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月30日閲覧。 “
- ^ 「特別職国家公務員の再就職状況の公表について(平成26年4月1日~平成27年3月31日)」外務省
- ^ 『官報』号外235号、令和4年11月4日
- ^ 山根 裕子(70200772) KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- ^ 客員教員等 政策研究大学院大学
- ^ 塩崎恭久 近現代・系図ワールド~政治家系大事典~塩崎潤
- ^ “セルビアを知るための60章”. 明石書店. 2017年3月26日閲覧。