福岡県立糸島高等学校
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福岡県立糸島高等学校 | |
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2015年5月撮影 | |
北緯33度33分25.5秒 東経130度12分37.3秒 / 北緯33.557083度 東経130.210361度座標: 北緯33度33分25.5秒 東経130度12分37.3秒 / 北緯33.557083度 東経130.210361度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 福岡県 |
学区 | 福岡県第六学区 |
併合学校 |
福岡県立糸島高等学校 福岡県立糸島女子高等学校 |
校訓 | 自主積極 |
設立年月日 | 1902年(明治35年)7月5日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 |
全日制課程 定時制課程 |
単位制・学年制 |
【全日制課程】 学年制 【定時制課程】 単位制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース | 医療・看護科(2022年度より新設) |
学校コード | D140223000010 |
高校コード | 40148A |
所在地 | 〒819-1139 |
福岡県糸島市前原南二丁目21番1号 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
福岡県立糸島高等学校(ふくおかけんりつ いとしまこうとうがっこう, Fukuoka Prefectural Itoshima High School)は、福岡県糸島市前原南二丁目に位置する公立高等学校。通称は「糸高」(いとこう)。
概要
[編集]- 歴史
- 1902年(明治35年)に開校した「前原女子実業補習学校」(後の「福岡県糸島高等女学校」)と1922年(大正13年)に開校した「福岡県糸島中学校」(旧制中学校・男子校)を前身とする。1948年(昭和23年)の学制改革の際にそれぞれ新制高等学校の「福岡県立糸島女子高等学校」・「福岡県立糸島高等学校」(男子校)として発足した後、1949年(昭和24年)に統合され男女共学の「福岡県立糸島高等学校」となった。2012年(平成24年)に創立110周年を迎えた。
- 設置課程・学科
- 校訓
- 「自主積極」
- 一、正義をつらぬく意志を持とう
- 二、友情をもって団結しよう
- 三、知性高き社会人となろう
- 校章
- 1948年(昭和23年)に「糸島高等学校」(当時はまだ男子校)が発足する際に制定された。翌年男女共学になってからも同じ校章が継承され、現在に至っている。校名の「糸」を図案化したものの上部に「高」の文字を置いている。
- 校歌
- 作詞は川崎俊二、作曲は土生哲による。歌詞は3番まであり、校名の「糸島」は1~2番の歌詞の中に登場しない。
- 通学区(全日制課程)
- 福岡県第6学区(旧・福岡県第7学区)
- 定時制課程に関しては福岡県全域が通学区となる。
沿革
[編集]- 福岡県糸島高等女学校・福岡県立糸島女子高等学校
- 1902年(明治35年)(創立年)
- 1907年(明治40年)9月1日 - 「前原町外三ヶ村学校組合立前原女子技芸学校」と改称。
- 1911年(明治44年)4月 - 学校組合を解散。「糸島郡立女子技芸学校」と改称。
- 1916年(大正5年)4月26日 - 学則改正により、定員を本科160名・補習科30名・別科70名とする。
- 1921年(大正10年)4月1日 - 組織変更により「福岡県糸島実科高等女学校」となる。
- 1923年(大正12年)4月1日 - 郡制廃止に伴い県立となり「福岡県立糸島実科高等女学校」と改称。 補習科を設置。
- 1924年(大正13年)4月1日 - 「福岡県立糸島高等女学校」と改称。
- 1925年(大正14年)4月1日 - 県令により、「福岡県糸島高等女学校」と改称(校名から「立」が除かれる)。
- 1927年(昭和2年)3月18日 - 新講堂が完成。
- 1948年(昭和23年)
- 旧制・福岡県糸島中学校・福岡県立糸島高等学校(男子校)
- 1922年(大正11年)
- 1923年(大正12年)
- 3月18日 - 雷山村篠原に新校舎が完成し移転。
- 7月 - 雨天体操場兼武道場が完成。
- 1925年(大正14年)
- 3月31日 - 本館が完成。
- 4月1日 - 「福岡県糸島中学校」と改称(校名から「立」を除く)。
- 1927年(昭和2年)
- 1928年(昭和3年)6月1日 - 講堂が完成。
- 1929年(昭和4年)
- 4月27日 - この日を開校記念日とする。
- 11月 - 正門が完成。
- 1930年(昭和5年)10月30日 - 校歌を制定。
- 1931年(昭和6年)4月 - 制服を改定。補習科を設置。
- 1934年(昭和9年)2月11日 - 卒業記念として校旗が贈呈。
- 1935年(昭和10年)11月30日 - 糸中後援会が発足。
- 1937年(昭和12年)3月25日 - 入学試験の筆記試験を廃止。
- 1938年(昭和13年)4月 - 生徒体育簿を制定。
- 1940年(昭和15年)4月 - 服装を改定。学校報国団を組織。
- 1943年(昭和18年)1月21日 - 中等学校令の公布により、修業年限が4ヶ年となる。
- 1944年(昭和19年)
- 1945年(昭和20年)8月15日 - 終戦により、動員が解除され、動員生徒は復学。
- 1946年(昭和21年)1月 - 教科書に墨を塗る。
- 1947年(昭和22年)4月 - 学制改革(六・三制の実施)により、旧制中学校の生徒募集を停止し、暫定措置として新制の中学校を併置(以下・併置中学校)。
- 同年3月時点で旧制中学校1・2年生が新制併置中学校の2・3年生として収容される。併置中学校は新制ではあったが、あくまで暫定的なもので新たに生徒募集を行うことはなく、この時の2年生(1946年(昭和21年)4月に入学した旧制中学校最後の生徒)が卒業すると同時に廃止される中学校であった。
- 1948年(昭和23年)
- 旧制中学卒業生(希望者)を新制高校3年生、同年3月時点で旧制中学4年生を新制高校2年生、併置中学校第1回卒業生および他の中学校卒業生を新制高校1年制として収容。
- 1949年(昭和24年) 3月31日 - 併置中学校を廃止。
- 福岡県立糸島高等学校(男女共学)
- 1949年(昭和24年)
- 1950年(昭和25年)
- 3月16日 -男子校時代の校章を継承することが決定。
- 4月1日 - 定時制普通課程を設置。
- 1951年(昭和26年)
- 1953年(昭和28年)3月15日 - 制服が決定。
- 1954年(昭和29年)
- 1955年(昭和30年)3月12日 - 新コート(運動場南)開きを行う。
- 1956年(昭和31年)
- 1957年(昭和32年)7月12日 - 松原校舎を解体。
- 1960年(昭和35年)1月8日 - ブラスバンドを編成し、練習を開始。
- 1961年(昭和36年)6月10日 - 財団法人松本奨学会の設置が認可される。
- 1963年(昭和38年)
- 1964年(昭和39年)
- 3月31日 - 北崎分校を廃止。
- 4月15日 - 新校舎が完成。
- 1966年(昭和41年)
- 1969年(昭和44年)5月22日 - 体育館兼講堂が完成。
- 1971年(昭和46年)11月27日 - 化学教室横暗室で火災が発生。
- 1972年(昭和47年)
- 3月31日 - 食堂が完成。
- 4月1日 - 新学区制が発足し、福岡県第7学区となる。
- 4月9日 - 糸高会館が完成。
- 1977年(昭和52年)
- 6月 - 時制を変更し、従来の20分休みを廃止。
- 8月 - 校旗を制定。
- 1981年(昭和56年)
- 1982年(昭和57年)
- 1984年(昭和59年)4月6日 - 時制を改定。
- 1987年(昭和62年)2月23日 - 武道場(1階柔道場・2階剣道場)が完成。
- 1988年(昭和63年)3月23日 - 糸中[1]講堂(図書館・郷土館)を解体。
- 1990年(平成2年)4月 - 筑前前原駅と学校を結ぶバス直行便の運行を開始。
- 1991年(平成3年)
- 2月 - 叶原池の一部を埋め立てて運動場を造成。
- 3月 - 家政科の募集を停止。
- 1992年(平成4年)
- 1993年(平成5年)3月31日 - 家政科を廃止。
- 1994年(平成6年)
- 1996年(平成8年)4月 - 同窓会奨学金制度が創設される。定時制課程独立棟が完成。
- 1998年(平成10年)4月 - 時制を改定し、朝の読書を開始。
- 2002年(平成14年)
- 4月 - 制服を改定。
- 9月 - 創立100周年を記念し、新プール・新体育館が完成。
- 2007年(平成19年)- 学区改定により福岡県第6学区となる。
- 2022年(令和4年)
- 4月 - 校則・時制改定。朝課外・朝の読書が廃止。9クラス編成になる。医療/看護専攻クラス新設。
- 5月 - 北島康介による講演会を実施。
- 6月 - 創立120周年記念文化祭実施。
- 8月 - 通学バッグが自由化。
- 9月 - 創立120周年記念体育祭を福岡PayPayドームで実施。
- 10月 - 創立120周年記念式典を挙行。
- 2023年(令和5年)
- 4月 - 10クラス編成になる。
学校行事
[編集]- 全日制課程
- 3学期制
- 1学期
- 4月 - 始業式・着任式、入学式、対面式、実力課題テスト、新入生研修(自立と協働を学ぶ宿泊体験)、健康診断、体力テスト、春季遠足
- 5月 - 生徒総会、PTA総会、中間考査、個人面談
- 6月 - 文化祭、教育実習、期末考査
- 7月 - 期末考査、同窓会総会、交通安全教室、三者面談、クラスマッチ、生徒会総選挙、終業式、夏期課外授業
- 8月 - 夏期課外授業
- 2学期
- 8月末 - 始業式、実力課題テスト
- 9月 - 体育祭、中学生体験入学
- 10月 - 中間考査、生徒総会
- 11月 - 雷山登山、期末考査、2年修学旅行
- 12月 - 終業式、冬期課外授業
- 3学期
- 1月 - 冬期課外授業、始業式、実力課題テスト、大学入学共通テスト
- 2月 - 学年末考査、予餞会
- 3月 - 卒業式、クラスマッチ、終業式
- 定時制課程
部活動
[編集]- 全日制課程
-
- 運動部
- 文化部
著名な出身者
[編集]- 山本俊嗣(ラグビー選手・元日本代表)
- 原田大六(在野の考古学者・『実在した神話』の著者)
- 西﨑聡(元プロ野球選手・東京ヤクルトスワローズ)
- 西﨑伸洋(元プロ野球選手・横浜ベイスターズ)
- 白仁田寛和(元プロ野球選手・阪神タイガース - オリックス・バファローズ)
- 原沙知絵(女優。本名は原幸恵。糸高在学中に現役のモデルとして活躍していた)
- 篠田麻里子(アイドル、女優、ファッションモデル・元AKB48)
- 竹林義久(官僚・元内閣府沖縄総合事務局長)
博物館
[編集]当校卒業生の考古学者・原田大六が学校周辺の旧糸島郡地域各地から発掘した弥生時代・古墳時代などの遺物約2,000点を収集・復元し、図書館棟3階に展示している。原田が在学中の1931年に創立10周年記念事業として郷土室が設置され、1956年10月18日に文部大臣認定の博物館相当施設とされている。
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ 旧制・糸島中学校の略。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 福岡県立糸島高等学校
- ふくおかにリンク「県立糸島高校歴史部にLinQ」 - ふくおかインターネットテレビ
- 歴史部の活動が全国的にも珍しいとして2014年、県の広報番組で取り上げられた。