神流川橋 (国道17号)
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神流川橋 | |
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神流川橋 (2022年12月7日) | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 埼玉県児玉郡上里町勅使河原 - 群馬県高崎市新町 |
交差物件 | 神流川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 国道17号本庄道路 |
管理者 | 国土交通省関東地方整備局大宮国道事務所 |
施工者 | 日本ファブテック・日本橋梁(1期橋) |
開通 | 2022年(令和4年)12月3日 |
座標 | 北緯36度16分5.7秒 東経139度7分19.0秒 / 北緯36.268250度 東経139.121944度 |
構造諸元 | |
形式 | 連続鈑桁橋 |
材料 | 鋼 |
全長 | 729 m |
幅 | 24.500 m |
最大支間長 | 57.0 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
神流川橋(かんながわばし)は、埼玉県児玉郡上里町勅使河原と群馬県高崎市新町の間を流れる神流川に架かる国道17号本庄道路の橋。
概要
[編集]神流川の最下流に架かる。一般国道17号バイパスの本庄道路の橋梁であり、2022年(令和4年)12月3日に取り付け部を含む延長約1.4 km区間が暫定2車線で開通した[1][2]。全長729 m、幅員11.25 mの鋼7+8連続鈑桁橋で、下流側に歩道が設置されている[2]。
旧橋梁は1934年(昭和9年)9月2日に架橋された[3]。橋長は410.4メートル、幅員7.5メートル[4]、支間長22.2メートルの18径間単純鋼鈑桁橋で[3]、歩道は下流側に設置されていた。架橋から90年近く経過し老朽化していること、交通量に対して道幅が狭くボトルネックになっていることから、下流側に新橋が架橋され、旧橋は通行止めになった。
今後は旧橋を撤去し、跡地の一部用地を利用して新橋の4車線化が行われる[1]。4車線化完成後は幅員24.25メートル、両側に歩道が設置される計画である[2]。
諸元
[編集]- 路線名 - 一般国道17号本庄道路
- 形式 - 鋼7径間および8径間連続非合成鈑桁橋
- 活荷重 - B活荷重
- 橋長 - 729.0 m
- 支間割 - (41.8 m + 5×42.7 m + 32.8 m) + (47.4 m + 6×57.0 m + 47.6 m)
- 幅員
- 総幅員 - 2×15.450 m
- 有効幅員 - 2×11.25 m
- 車道 - 2×7.75 m
- 歩道 - 2×3.50 m
- 床版 - 鉄筋コンクリート
- 施工 - 日本ファブテック(1期橋A1 - P8)・日本橋梁(1期橋P8 - A2)
歴史
[編集]神流川橋(旧橋) | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 埼玉県児玉郡上里町勅使河原 - 群馬県高崎市新町 |
交差物件 | 神流川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 国道17号 |
管理者 | 国土交通省関東地方整備局大宮国道事務所 |
施工者 | 宮地鐵工所 |
開通 | 1934年(昭和9年)9月2日 |
閉鎖 | 2022年(令和4年)12月3日 |
座標 | 北緯36度16分3.1秒 東経139度7分16.3秒 / 北緯36.267528度 東経139.121194度座標: 北緯36度16分3.1秒 東経139度7分16.3秒 / 北緯36.267528度 東経139.121194度 |
構造諸元 | |
形式 | 単純鈑桁橋18連 |
材料 | 鋼 |
全長 | 410.4 m |
幅 | 9.720 m |
最大支間長 | 22.2 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
旧橋諸元
[編集]- 路線名 - 一般国道17号
- 形式 - 鋼単純非合成鈑桁橋18連
- 橋長 - 410.1 m
- 支間割 - 18×22.2 m
- 幅員
- 総幅員 - 9.720 m
- 有効幅員 - 9.000 m
- 車道 - 7.500 m
- 歩道 - 片側1.500 m
- 床版 - 鉄筋コンクリート
- 施工 - 宮地鐵工所[注釈 1]
神流川の渡し
[編集]「神流川の渡し」または「勅使河原の渡し」[4]は、武蔵国加美郡勅使河原村と上野国多野郡新町を結ぶ中山道の渡船であった[7]。1777年(安永6年)には公式に渡船場が設置されていたとされる[8]。渡船場には1781年(天明元年)に本庄宿の戸谷三右衛門により、長さ30間(約54.5メートル)、幅2間(約3.6メートル)の土橋が架設されたという[7][9]。
周辺
[編集]天正10年〈1582年〉に滝川一益と北条氏直・氏邦の合戦(神流川の戦い)が行われており、橋の西詰に「神流川古戦場の碑」が設置されている[9]。
ギャラリー
[編集]-
旧神流川橋
隣の橋
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 現在の宮地エンジニアリング
出典
[編集]- ^ a b “国道17号 本庄道路 ○神流川橋が「令和4年内」に開通する見通し 〜本庄道路初めての開通〜 ○令和2年度内 本庄市内において工事着手し整備を推進” (PDF). 国土交通省関東地方整備局 大宮国道事務所 (2020年4月13日). 2020年4月15日閲覧。
- ^ a b c 『国道17号本庄道路 神流川橋が令和4年12月3日(土)15時に開通します。』(PDF)(プレスリリース)国土交通省関東地方整備局大宮国道事務所、2022年11月4日 。2022年11月4日閲覧。
- ^ a b c 神流川橋1934-9-2 - 土木学会附属土木図書館橋梁史年表。2020年4月14日閲覧。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 302頁。
- ^ 日本橋梁建設協会 1979, pp. 104–105.
- ^ 川谷充郎、小松定夫、佐々木孝「走行自動車荷重を受けるプレートガーダー橋の動的応答特性に関する研究」(PDF)『土木学会論文集』第392号、土木学会、1988年4月、351-358頁、ISSN 0289-7806。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 575頁。
- ^ “「埼玉の舟運と現在も残っている河岸の歴史」調査報告書 - 調査表 北本・本庄・熊谷方面” (PDF). 彩の川研究会. p. 209 (2015年3月). 2020年4月16日閲覧。
- ^ a b “中山道最大の宿『本庄宿』の再発見 その弐 本庄市中央3丁目〜上里町神流川橋” (PDF). 埼玉県. pp. 48-49 (20017-03). 2020年4月15日閲覧。
参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。
- 日本橋梁建設協会「橋梁年鑑 令和5年度版」(PDF)、日本橋梁建設協会、2023年5月10日、ISSN 2189-6135。
外部リンク
[編集]- 国土交通省関東地方整備局大宮国道事務所 - 事業主体、橋梁管理者