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2023年9月29日 (金) 00:16時点における版

茨城県立図書館
Ibaraki Prefectural Library
施設情報
専門分野 総合
事業主体 茨城県
管理運営 茨城県
開館 1903年明治36年)
所在地 310-0011
茨城県水戸市三の丸1-5-38
位置 北緯36度22分31秒 東経140度28分31秒 / 北緯36.37528度 東経140.47528度 / 36.37528; 140.47528座標: 北緯36度22分31秒 東経140度28分31秒 / 北緯36.37528度 東経140.47528度 / 36.37528; 140.47528
ISIL JP-1000440
統計・組織情報
蔵書数 図書資料 989,510冊
館内用図書 838,190冊
視聴覚資料 43,414点[1](令和4年度末時点)
貸出数 個人貸出点数 425,001点[1](令和4年度)
来館者数 399,305人[1](令和4年度)
年運営費 252,816千円[1](令和5年度予算)
条例 学校以外の教育機関の設置,管理及び職員に関する条例
館長 小田部修一[2]
職員数 56人[1]
公式サイト http://www.lib.pref.ibaraki.jp
地図
地図
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茨城県立図書館(いばらきけんりつとしょかん)は、茨城県水戸市三の丸にある公共図書館都道府県立図書館)。2001年(平成13年)に茨城県議会議事堂を改修して現行館が開館した。

概要

当館のゆるキャラとして「ブック・マーくん」がいる[3]。創立100年を記念し2003年(平成15年)11月13日に誕生した[3]

那珂市の昔話である「額田のたっさい」を視覚・学習などの障害に対応した国際標準規格DAISYに対応する形で電子図書化し、日本国内の公共図書館や特別支援学校に配布するといった取り組みも行なっている[4]

茨城県は2021年(令和3年)12月から新たに施設命名権の募集を行う施設を発表し、茨城県立図書館も施設命名権の募集の対象となった[5]

沿革

初代図書館(1904年~1945年)

1904年から1945年まで使われた初代図書館
  • 1903年(明治36年)2月 - 水戸市大字上市に設立する[広報 1]
  • 1904年(明治37年)11月 - 開館[広報 1]。茨城県では私立図書館の石岡書籍館(現在の石岡市立中央図書館)に次ぐ2番目の開館であった[6]
  • 1929年(昭和4年)4月 - 小学校への児童書の貸出を開始する。
  • 1945年(昭和20年)
    • 8月 - 戦火によって、建物が焼ける[広報 1]
    • 12月 - 県立水戸商業学校校舎にて仮営業を開始する[広報 1]
  • 1949年(昭和24年)12月 - 移動図書館を開始する[広報 1]

2代目図書館(1956年~2000年)

  • 1956年(昭和31年)
  • 1980年(昭和55年)10月 - 雑誌コーナーを開設。
  • 1989年(平成元年)4月 - CDビデオの館外貸出を開始する[広報 1]
  • 2000年(平成12年)12月 - 新館への移転のために閉館[広報 1]

現行館時代(2001年~)

  • 2001年(平成13年)3月 - 1970年(昭和45年)竣工の旧県議会議事堂に、新たな図書館が開館[広報 1]
  • 2003年(平成15年) - 日本図書館協会建築賞受賞[広報 1]
  • 2006年(平成18年) - DVDの館外貸出を開始。
  • 2021年(令和3年)7月17日 - リニューアルオープン[7]。1階ロビーにカフェの星乃珈琲店が開店。

施設

建物構造は鉄筋コンクリート造。敷地面積は2,646.66m2[広報 2]。地下1階・地上3階、それに塔屋1階である[広報 2]。資料の貸し出しを行う総合カウンターは、1階の出入り口付近にある[広報 3]

1階は総合カウンターと雑誌、CD、ビデオ、DVD、児童書、教科書を収蔵しているコーナーと飲食が可能な休憩室[広報 4]、個展が開かれる部屋、児童書がある[広報 3]。2階は自然科学コーナーと人文科学コーナーの2つに分けられ、一般書が収蔵されている[広報 5]。また、郷土資料室も2階に置かれている[広報 5]。3階は図書館職員の事務室や館長室、会議室がある[広報 6]。地下には地下開架書庫がある[広報 7]

茨城県立図書館は、2階に視聴覚ホール館を設けている。ここでは、主に映画の鑑賞や講演会などが行われている。

サービス

資料を検索するコンピューターとコピーサービス(有料で1回につき白黒10円、カラー60円)、日本と海外の新聞(新聞は貸し出し不可)、23台のインターネットCD-ROM、ビデオ、DVD、CD・レコード視聴ブースを設けている[広報 2]

資料の館外貸出には利用者カードが必要である[広報 8]。利用者カードの発行に費用は掛からず、茨城県外に在住、在勤・在学する人でも作ることができる[広報 9]。図書の貸し出し年齢制限はないが、視聴覚資料の貸し出しは小学生以上である。1人につき一般書(雑誌を含む)は10冊まで、児童書(紙芝居を含む)も10冊まで、CD、DVD、カセットテープ、レコード、ビデオは5点までである[広報 8]。貸し出し期間は、すべて14日以内[広報 8]

利用案内

開館時間は平日と休日で異なる[広報 10]。休館日は毎週月曜日である[広報 10]。ただし、休館日でも返却ボックスを使って返却できる。

平日
午前9時 - 午後8時
休日
午前9時 - 午後5時

駐車場は、県庁舎との共用で66台分(内身障者用2台分)用意されている[広報 11]。図書館利用の場合の駐車料金は無料となる[広報 11]

脚注

注釈・出典

  1. ^ a b c d e 令和5年度茨城県立図書館要覧茨城県立図書館
  2. ^ 令和4年度 茨城の図書館茨城県図書館協会
  3. ^ a b “【ゆるキャラ戦国時代】ブック・マーくん(茨城県立図書館)”. 産経ニュース (産業経済新聞社). (2017年1月27日). https://www.sankei.com/article/20170127-EVHAFTEDBJP3VNVT7IJGQU3WW4/ 2019年9月7日閲覧。 
  4. ^ “電子書籍:昔話「額田のたっさい」、DAISYに 県立図書館制作、全国1000カ所に配布”. 毎日新聞. (2017年4月4日). https://mainichi.jp/articles/20170404/ddl/k08/040/216000c 2019年9月7日閲覧。 
  5. ^ 競輪場、鵜の岬に命名権 茨城県有43施設、対象拡大”. 茨城新聞 (2021年12月3日). 2021年12月5日閲覧。
  6. ^ 図書館百周年記念実行委員会 編(1989):18ページ
  7. ^ 県立図書館がリニューアル 本や雑誌読めるカフェ新設 朝日新聞、2021年7月18日

広報・プレスリリースなど一次資料

  1. ^ a b c d e f g h i j k 沿革”. 茨城県立図書館. 2017年9月30日閲覧。
  2. ^ a b c 施設概要”. 茨城県立図書館. 2017年9月30日閲覧。
  3. ^ a b フロアガイド 1階”. 茨城県立図書館. 2017年9月30日閲覧。
  4. ^ よくあるお問い合わせ - 図書館内で飲食・喫煙等をできるところはありますか?”. 茨城県立図書館. 2017年9月30日閲覧。
  5. ^ a b フロアガイド 2階”. 茨城県立図書館. 2017年9月30日閲覧。
  6. ^ フロアガイド 3階”. 茨城県立図書館. 2017年9月30日閲覧。
  7. ^ フロアガイド 地階”. 茨城県立図書館. 2017年9月30日閲覧。
  8. ^ a b c 資料を借りる”. 茨城県立図書館. 2016年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月30日閲覧。
  9. ^ 初めてご利用される方へ”. 茨城県立図書館. 2017年9月30日閲覧。
  10. ^ a b 開館時間・休館日”. 茨城県立図書館. 2017年9月30日閲覧。
  11. ^ a b 交通アクセス”. 茨城県立図書館. 2017年9月30日閲覧。

参考文献

  • 図書館百周年記念実行委員会 編『図書館百年』石岡市立図書館&小林二郎、1989年11月4日、64pp.

関連項目

外部リンク