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両備グループが全額出資する「杜の街づくりPJ1合同会社」による第1期開発として総事業費300億円をかけ1万6800㎡の[[過去に存在したイトーヨーカ堂の店舗#岡山県|イトーヨーカドー岡山店]]跡地に店舗棟、商業・ヘルスケア施設棟、オフィス棟、住居棟、駐車場を整備する計画を発表。[[森ビル都市企画]]が開発の助言を担当し、デザイナーの[[水戸岡鋭治]]氏が景観デザインを監修<ref>{{Cite web|url=https://ryobi.gr.jp/message/4675/|title=杜の街づくりプロジェクト|website=『杜の街づくりPJ1合同会社』に出資!|publisher=両備グループ|accessdate=2022-10-06}}</ref>。< |
両備グループが全額出資する「杜の街づくりPJ1合同会社」による第1期開発として総事業費300億円をかけ1万6800㎡の[[過去に存在したイトーヨーカ堂の店舗#岡山県|イトーヨーカドー岡山店]]跡地に店舗棟、商業・ヘルスケア施設棟、オフィス棟、住居棟、駐車場を整備する計画を発表。[[森ビル都市企画]]が開発の助言を担当し、デザイナーの[[水戸岡鋭治]]氏が景観デザインを監修<ref>{{Cite web|url=https://ryobi.gr.jp/message/4675/|title=杜の街づくりプロジェクト|website=『杜の街づくりPJ1合同会社』に出資!|publisher=両備グループ|accessdate=2022-10-06}}</ref>。<br />それだけにとどまらず「世界に誇る岡山の未来につながる街」「日本中、世界中から足を運びたくなる街」という大きな目標を実現すべく、[[渋谷ヒカリエ]]など数々の[[ブランディング]]に携わった[[柴田陽子]]氏や[[阪急百貨店#阪急メンズ・トーキョー|阪急メンズ東京]]など多くの[[空間デザイン]]を手掛ける[[乃村工藝社]]の松浦竜太郎氏、さらに世界的な[[彫刻家]]の[[名和晃平]]氏など、この街づくりに共鳴したそれぞれの分野の第一人者たちが集結し、プロジェクトがスタートした<ref>{{Cite web|url=https://www.ohk.co.jp/index.cgi?c=bangumihyo-detail_csv2html&WDATE=20221105&WTIME=15:30|title=杜の街から始まる、未来の都市づくり~世界に誇れる街 岡山~|publisher=OHK岡山放送|accessdate=2022-11-10}}</ref>。 |
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施設の目玉となる[[西日本]]最大級のフードホールには、世界からも人が集まるような[[フォトジェニック]]な空間にするため、松浦氏による世界中の人が思わず写真を撮りたくなる空間デザインを担当。また[[チェーン店]]を一切入れず岡山・瀬戸内を代表する名店のみをセレクトした、本当の意味での唯一無二のフードホールを創り上げた<ref>{{cite web |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000002.000087162.html | title= 【岡山初】大型フードホールが2022年夏頃開業!商業・ヘルスケア施設棟に瀬戸内の名店が集結!~食・ウェルネス・カルチャー・アートすべてが詰まった「杜の街グレース」~ | publisher=PR TIMES | date=2021-9-21|accessdate=2022-11-10}}</ref>。 |
施設の目玉となる[[西日本]]最大級のフードホールには、世界からも人が集まるような[[フォトジェニック]]な空間にするため、松浦氏による世界中の人が思わず写真を撮りたくなる空間デザインを担当。また[[チェーン店]]を一切入れず岡山・瀬戸内を代表する名店のみをセレクトした、本当の意味での唯一無二のフードホールを創り上げた<ref>{{cite web |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000002.000087162.html | title= 【岡山初】大型フードホールが2022年夏頃開業!商業・ヘルスケア施設棟に瀬戸内の名店が集結!~食・ウェルネス・カルチャー・アートすべてが詰まった「杜の街グレース」~ | publisher=PR TIMES | date=2021-9-21|accessdate=2022-11-10}}</ref>。 |
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この「杜の街」の要となる[[ランドスケープ]]デザインを、若手最有力者とまで言われる[[植栽]]の第一人者であるSOLSOの[[齊藤太一 (園芸家)]]氏が自身にとっても最大規模のランドスケープデザインを担当。< |
この「杜の街」の要となる[[ランドスケープ]]デザインを、若手最有力者とまで言われる[[植栽]]の第一人者であるSOLSOの[[齊藤太一 (園芸家)]]氏が自身にとっても最大規模のランドスケープデザインを担当。<br />岡山の[[在来種]]を中心に日本中、世界中の共生できる1000種類2万株の植栽を手がけた<ref>{{cite web |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000002.000087162.html | title= 【岡山初】大型フードホールが2022年夏頃開業!商業・ヘルスケア施設棟に瀬戸内の名店が集結!~食・ウェルネス・カルチャー・アートすべてが詰まった「杜の街グレース」~ | publisher=PR TIMES | date=2021-9-21|accessdate=2022-11-10}}</ref>。 |
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このようにして両備グループが推進する「歩いて楽しいまちづくり」と「子どもに楽しいまちづくり」を体して世界に通じるミジュアリー(両備グループ[[CEO]] [[小嶋光信]]の造語で、[[ミドルクラス]]以上の生活で、精神的にも文化的にも心豊かな[[ラグジュアリー]]なライフスタイルを求めている顧客層)なまちづくり開発を進め<ref>{{Cite web|url=https://ryobi.gr.jp/message/4675/|title=杜の街づくりプロジェクト|website=『杜の街づくりPJ1合同会社』に出資!|publisher=両備グループ|accessdate=2022-10-06}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.rrr.gr.jp/morinomachi/project/|title=杜の街づくりプロジェクト|website=杜の街グレース 岡山 ザ・タワー|publisher=両備ホールディングスまちづくりカンパニー|accessdate=2021-02-18}}</ref>、2021年7月のオフィス棟「オフィス スクエア」の開業を皮切りに2022年7月の第1期全体開業を予定していたが、[[新型コロナウイルス]]の影響で[[海上輸送]]の混乱による[[資材調達]]の遅れなどにより2ヶ月遅れの9月23日に商業・ヘルスケア施設棟「杜の街プラザ」が開業、2023年春の3・4階の[[天然温泉]]などが入る[[スパ]]・[[フィットネス]]フロアの開業をもって第1期全面開業を果たす予定<ref>{{Cite web|url=https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ9P6TP9Q9PPPZB002.html|title=「両備の全てをかけた挑戦」杜の街のフードホール、23日開業|website=朝日新聞|accessdate=2022-10-06}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://nm.sanyo.oni.co.jp/sp/2022/02/post-169872.php|title=「杜の街」1期工事 全面開業延期 23年春、コロナや資材遅れ影響|website=山陽新聞|accessdate=2022-09-30}}</ref>。 |
このようにして両備グループが推進する「歩いて楽しいまちづくり」と「子どもに楽しいまちづくり」を体して世界に通じるミジュアリー(両備グループ[[CEO]] [[小嶋光信]]の造語で、[[ミドルクラス]]以上の生活で、精神的にも文化的にも心豊かな[[ラグジュアリー]]なライフスタイルを求めている顧客層)なまちづくり開発を進め<ref>{{Cite web|url=https://ryobi.gr.jp/message/4675/|title=杜の街づくりプロジェクト|website=『杜の街づくりPJ1合同会社』に出資!|publisher=両備グループ|accessdate=2022-10-06}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.rrr.gr.jp/morinomachi/project/|title=杜の街づくりプロジェクト|website=杜の街グレース 岡山 ザ・タワー|publisher=両備ホールディングスまちづくりカンパニー|accessdate=2021-02-18}}</ref>、2021年7月のオフィス棟「オフィス スクエア」の開業を皮切りに2022年7月の第1期全体開業を予定していたが、[[新型コロナウイルス]]の影響で[[海上輸送]]の混乱による[[資材調達]]の遅れなどにより2ヶ月遅れの9月23日に商業・ヘルスケア施設棟「杜の街プラザ」が開業、2023年春の3・4階の[[天然温泉]]などが入る[[スパ]]・[[フィットネス]]フロアの開業をもって第1期全面開業を果たす予定<ref>{{Cite web|url=https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ9P6TP9Q9PPPZB002.html|title=「両備の全てをかけた挑戦」杜の街のフードホール、23日開業|website=朝日新聞|accessdate=2022-10-06}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://nm.sanyo.oni.co.jp/sp/2022/02/post-169872.php|title=「杜の街」1期工事 全面開業延期 23年春、コロナや資材遅れ影響|website=山陽新聞|accessdate=2022-09-30}}</ref>。 |
2022年11月29日 (火) 00:05時点における版
杜の街グレース MORINOMACHI GRACE | |
---|---|
杜の街グレース 第Ⅰ期エリア | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒700-0907 岡山県岡山市北区下石井二丁目10-107 |
開業日 |
第Ⅰ期 2022年9月23日 |
正式名称 | 杜の街グレース |
設計者 |
アーキスコープ 乃村工藝社 |
施工者 |
竹中工務店 大林組 |
敷地面積 |
38,005㎡ *第Ⅰ期16,798 m² |
延床面積 | 105,113 m²4棟合計 |
中核店舗 | WONSETO FOODHALL |
店舗数 | 24店 |
営業時間 | 店舗により異なる |
駐車台数 | 400台 |
前身 |
日本たばこ産業岡山工場 ↓ ジョイフルタウン岡山 |
最寄駅 |
JR岡山駅 岡山電気軌道岡山駅前電停 |
最寄バス停 | バスターミナル参照 |
最寄IC | 岡山IC |
外部リンク | https://www.morinomachi-grace.jp/ |
杜の街グレース(もりのまちグレース)は、両備ホールディングスが岡山県岡山市北区下石井二丁目の再開発事業で整備を進めているオフィス、住居、商業からなる複合型施設である。
2022年9月23日に杜の街プラザを含めた全商業エリアが開業したことにより第Ⅰ期全体開業を迎えた[1]。
概要
「杜の街づくりプロジェクト」として、岡山の未来へとつながり、地域に愛され日本に世界に発信する街を目指し、全敷地約3.8haを1・2・3期に分け、総事業費約800億円を優に超える投資額で「杜の街グレース」を開発する、地方都市の市内中心部としては全国でも最大級の規模を誇る大規模プロジェクトである。これほどの規模の開発でありながら、本事業は都市再開発法による市街地再開発事業ではなく、両備グループが100%出資する合同会社が直接再開発を行う形式をとっているため、国や市などからの補助金を一切受けずに開発する[2][3][4][5]。
第1期プロジェクト
両備グループが全額出資する「杜の街づくりPJ1合同会社」による第1期開発として総事業費300億円をかけ1万6800㎡のイトーヨーカドー岡山店跡地に店舗棟、商業・ヘルスケア施設棟、オフィス棟、住居棟、駐車場を整備する計画を発表。森ビル都市企画が開発の助言を担当し、デザイナーの水戸岡鋭治氏が景観デザインを監修[6]。
それだけにとどまらず「世界に誇る岡山の未来につながる街」「日本中、世界中から足を運びたくなる街」という大きな目標を実現すべく、渋谷ヒカリエなど数々のブランディングに携わった柴田陽子氏や阪急メンズ東京など多くの空間デザインを手掛ける乃村工藝社の松浦竜太郎氏、さらに世界的な彫刻家の名和晃平氏など、この街づくりに共鳴したそれぞれの分野の第一人者たちが集結し、プロジェクトがスタートした[7]。
施設の目玉となる西日本最大級のフードホールには、世界からも人が集まるようなフォトジェニックな空間にするため、松浦氏による世界中の人が思わず写真を撮りたくなる空間デザインを担当。またチェーン店を一切入れず岡山・瀬戸内を代表する名店のみをセレクトした、本当の意味での唯一無二のフードホールを創り上げた[8]。
この「杜の街」の要となるランドスケープデザインを、若手最有力者とまで言われる植栽の第一人者であるSOLSOの齊藤太一 (園芸家)氏が自身にとっても最大規模のランドスケープデザインを担当。
岡山の在来種を中心に日本中、世界中の共生できる1000種類2万株の植栽を手がけた[9]。
このようにして両備グループが推進する「歩いて楽しいまちづくり」と「子どもに楽しいまちづくり」を体して世界に通じるミジュアリー(両備グループCEO 小嶋光信の造語で、ミドルクラス以上の生活で、精神的にも文化的にも心豊かなラグジュアリーなライフスタイルを求めている顧客層)なまちづくり開発を進め[10][11]、2021年7月のオフィス棟「オフィス スクエア」の開業を皮切りに2022年7月の第1期全体開業を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で海上輸送の混乱による資材調達の遅れなどにより2ヶ月遅れの9月23日に商業・ヘルスケア施設棟「杜の街プラザ」が開業、2023年春の3・4階の天然温泉などが入るスパ・フィットネスフロアの開業をもって第1期全面開業を果たす予定[12][13]。
またこの日は手話言語の国際デーと重なることから、全日本ろうあ連盟理事長が訪れ、手話放送などへの理解や普及に長年力を入れてきたOHK岡山放送が両備ホールディングスとともにゼロバリアな街づくりを目指して制作した、QRコードを読み取る事で、動画・字幕・音声で杜の街プラザ館内の案内をするシステム「シュワQ」を視察したり[14][15]、夜はシンボルカラーであるブルーで杜の街グレースや隣接する山陽新聞本社ビルなど市内中心部各所がライトアップされるなどした[16]。
再開発などの不動産投資は長期スパンで計画する必要があるため、地方では両備グループのような大規模投資ができるだけの企業が少ないことから、この地元企業による「地方のあり方を変える」挑戦は、地元メディアはもとより東京や大阪など大手新聞社からも多数の取材陣が押しかけ[17]、六本木蔦屋書店では本事業についてのパネル展示が行われたり[18]、虎ノ門ヒルズでは本事業をテーマとしたトークショーが開催されるなど、依然高い注目を集めている[19]。
略歴
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)9月 - イトーヨーカドー岡山店北側にあったジョイポリス岡山も閉店。その区画も同プロジェクトに組み込まれた。
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 2020年(令和2年)6月16日 - 両備グループが、再開発区域内で温泉の採掘に成功したと発表[24]。
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
- 2月28日 - 店舗棟3階に、MORINOMACHI PICNIC TERRACEが開業[28]。
- 4月1日 - 両備グループ代表兼CEOの小嶋光信は、山陽新聞の取材に対し、「北側エリアの2期工事では、世界的な富裕層の宿泊にも堪える『L(ラグジュアリー)クラス』のホテルを開業させ、都市の風格づくりに貢献したいと思っています。」と答え、2期エリアにラグジュアリークラスの超一流ホテルを誘致することを明らかにした[29]。
- 7月28日 - 店舗棟1階に都市型小型スーパー「森のマルシェ グレース店」がプレオープン。同月31日にグランドオープン[30]。
- 9月9日 - 六本木蔦屋書店にて杜の街グレースについてのパネル展示会を同月11日まで開催した[31]。
- 9月12日 - 虎ノ門ヒルズにて本再開発を題材としたトークイベントが開かれ、両備ホールディングス社長の松田敏之や開発に携わった柴田陽子事務所のメンバーらが登壇した。またこのイベントはオンライン配信もされた[32]。
- 9月23日 - 杜の街プラザ(3・4階以外)とオフィススクエア、オフィススクエアアネックスの店舗など、第1期全体開業[33]。
- 11月8日 - 岡山市消防局と共同で、開業後初の大規模な消防訓練を実施。今後も定期的に訓練を実施予定[34]。
- 2023年(令和5年)
杜の街プラザ
オフィススクエアとオフィススクエア アネックスの3棟にまたがる商業エリアの中心となる商業・ヘルスケア施設棟
MORINOMACHI PLAZA。
1階には施設の目玉となる岡山・瀬戸内を代表するミシュラン店やバー、地元有名店などが多数出店する西日本最大級の2,800㎡の広さにかつ中四国最大級の店舗数を誇る、一般のフードコートとは異なり単価の高い大人な落ち着いた雰囲気で食事を楽しめる岡山初進出の「フードホール」WONSETO FOODHALLがオープン[36]。
3・4階には日帰り入浴が楽しめる天然温泉などが入るスパ・フィットネス、5階にクリニックモールなどが集結。
商業エリア3棟の店舗は順次増やし、およそ全50店舗以上が2022年9月23日以降順次オープン予定[37][38]。
この杜の街プラザには、乃村工藝社による瀬戸内の穏やかな凪を表現した長さ約70mの天井ルーバーや丘型のベンチ、岡山デニムを使用したチェアや桃太郎をイメージしたアート作品など、瀬戸内の自然から着想を得たデザインを多く採用。2階には世界的彫刻家の名和晃平監修のアートギャラリーを設置し、屋外には1000種類2万本の樹木をそろえ、ゆったりとくつろげる空間を演出する[39] [40]。また施設内ではQRコードを読み込むことで、手話、字幕、音声で施設紹介や避難ルートなどの案内が表示されるユニバーサル対応の動画表示システムも採用する [41][42]。
本フードホールのプロデュースにはグランツリー武蔵小杉の総合プロデュースや渋谷ヒカリエなどのブランディングに携わった柴田陽子に加え、「阪急メンズ東京」など多くのレストランやブティック、 ホテルの空間デザインを担当した実績のある乃村工藝社クリエイティブディレクターの松浦竜太郎が参画。さらに、造園家、植栽の第一人者として様々な商業施設のランドスケープデザインを手がけた実績のある齊藤太一 (園芸家)が杜の街グレース全体の植栽も手掛けるなど、岡山・瀬戸内の魅力を最大限に引き出すプロフェッショナルが携わっている[43]。
岡山・瀬戸内の魅力が詰まった唯一無二の店舗や世界的高級食料品店DEAN&DELUCAのような複数の中四国初出店舗、今まで東京にしか無かった店舗などが多数出店していることから近県からの来客も見込んでいる[44]。
また両備システムズが開発した「杜の街アプリ」では、ポイントカード機能や施設の混雑状況、フードホールの各飲食店のモバイルオーダー、さらにはバスで来街すると限定クーポンがもらえるなどの取り組みも行っている[45]。
オフィス スクエア
正式名称MORINOMACHI GRACE OFFICE SQUAREは地上10階、地下1階建てで、2021年7月1日に開業した[46]。
外観には倉敷アイビースクエアを彷彿とさせるレンガや岡山県の石である万成石を用い、伝統的かつモダンな空間デザインとし、シダレヤナギといった岡山ゆかりの樹木を設け、また、10mを超す高木を多用することで、都市の中のオアシスのような緑豊かな杜の街を実現した[47]。
8階から10階にはOHK岡山放送の本社が入居し[48]、両備ホールディングス本社も同区錦町から移転し5階に入居[49]。
3階は世界的なMICEにも対応するコンベンションなどの大規模カンファレンスを設置し[50]、2階には企業主導型保育園、「ドルフィン・グレース こども園 杜の街」が入居し、室内デザインも水戸岡鋭治が監修した[51] 。その他の賃貸フロアは主に企業の中四国地域の集約拠点を誘致した[52]。
1階の商業フロアには中国・四国地方初出店の世界的高級食料品店DEAN&DELUCAやラゲッジブランドのブリーフィングがオープン[53]。DEAN&DELUCAは同店がワインの品揃えが常時500〜600本と国内最大級であり[54]、同時に両備ホールディングスとエリアパートナー契約を締結したことにより中国・四国地方における拠点を置いた[55]
[56]。
また、両備ホールディングスがスポンサーの私募リートである両備A.P.プライベート投資法人がオフィススクエアを区分所有している[57]。
オフィス スクエア アネックス
正式名称MORINOMACHI GRACE OFFICE SQUARE ANNEXは地上3階、地下1階建て。1階には両備ストアカンパニーが運営する都市型小型食品スーパーの森のマルシェ グレース店が7月28日のプレオープンを経て同月31日にグランドオープン[30]。紀ノ国屋の商品も取り扱うなど、全体のまちづくりコンセプトでもあるラグジュアリー(豪華)とミドル(中流)の間の「ミジュアリー」な店構えとなっている[58]。3階にある社員食堂、「MORINOMACHI PICNIC TERRACE」では、日清食品と共同で「未病対策の街づくり」をテーマとした「完全栄養食メニュー」を提供している[59]。日清食品として完全栄養食を一般の人に提供する食堂は全国初である。なお、社員食堂ではあるが来街者誰でも利用できる[60]。
岡山ザ・タワー
同じく両備グループが岡山市北区野田屋町に建設したグレースタワーを上回り県下最高層となる高さ134m、地上37階のタワーマンション「杜の街グレース 岡山 ザ・タワー」を整備[61]。2021年11月に落成し、販売から1年で363戸全てが完売した[62]。屋上には隣のオフィススクエアに本社がある岡山放送(OHK)のパラボラアンテナと情報カメラが設置されている[63]。
バスターミナル
岡山駅から徒歩12分という好立地でありながら、さらにバスターミナルも併設されており、杜の街への直通便が1日30本、岡山空港と杜の街を結ぶリムジンバスが1日7〜8本出ている。この他岡山駅や市役所方面の路線バスで「山陽新聞社前・杜の街入口」でもアクセス可能[64][65]。
乗り入れバス会社
のりば | ■路線番号 | 会社名 | 方面 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ■■872 | 中鉄・岡電 | 〔特急〕岡山桃太郎空港 〔直行〕岡山桃太郎空港 |
空港リムジンバス | |
■■877 | 中鉄・岡電 | 〔特急〕岡山桃太郎空港 〔直行〕岡山桃太郎空港 |
空港リムジンバス | ||
■■879 | 中鉄・岡電 | 〔特急〕岡山桃太郎空港 〔直行〕岡山桃太郎空港 |
空港リムジンバス | ||
2 | ■314 | 両備 | 岡山駅・天満屋 | 西大寺 | |
■■002 | 両備・岡電 | 岡山駅 | |||
■091 | 岡電 | 岡山駅・天満屋 | 新岡山港 | ||
■09A | 岡電 | 岡山駅・天満屋 | 三蟠南 | ||
■07A | 岡電 | 岡山駅・天満屋 | 桑野営業所・岡山ふれあいセンター | ||
■012 | 岡電 | 市役所・大学病院入口 | 岡南営業所 |
周辺
脚注
出典
- ^ “複合型施設「杜の街グレース」グランドオープン!”. 両備ホールディングスー. 2022年9月23日閲覧。
- ^ イトーヨーカドー跡地 再開発計画でどうなる? 岡山市 (テレビ番組). 香川県: 瀬戸内海放送. 17 January 2018. 2020年2月18日閲覧。
- ^ “瀬戸内の未来につながり、岡山から地方の可能性を世界に発信する“杜の街グレース”第一期開業の先駆けとして、新たなワークスタイルを提案する革新的なオフィス棟が開業”. PRTIMES. 2022年8月10日閲覧。
- ^ “「杜の街グレース」出店店舗を公開 9月23日グランドオープン 岡山市”. KSB 5ch. 2022年8月10日閲覧。
- ^ “杜の街づくりプロジェクト1 開発状況とテナント等の募集について(代表メッセージ)”. 杜の街グレース. 2022年8月10日閲覧。
- ^ “杜の街づくりプロジェクト”. 『杜の街づくりPJ1合同会社』に出資!. 両備グループ. 2022年10月6日閲覧。
- ^ “杜の街から始まる、未来の都市づくり~世界に誇れる街 岡山~”. OHK岡山放送. 2022年11月10日閲覧。
- ^ “【岡山初】大型フードホールが2022年夏頃開業!商業・ヘルスケア施設棟に瀬戸内の名店が集結!~食・ウェルネス・カルチャー・アートすべてが詰まった「杜の街グレース」~”. PR TIMES (2021年9月21日). 2022年11月10日閲覧。
- ^ “【岡山初】大型フードホールが2022年夏頃開業!商業・ヘルスケア施設棟に瀬戸内の名店が集結!~食・ウェルネス・カルチャー・アートすべてが詰まった「杜の街グレース」~”. PR TIMES (2021年9月21日). 2022年11月10日閲覧。
- ^ “杜の街づくりプロジェクト”. 『杜の街づくりPJ1合同会社』に出資!. 両備グループ. 2022年10月6日閲覧。
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- ^ “「両備の全てをかけた挑戦」杜の街のフードホール、23日開業”. 朝日新聞. 2022年10月6日閲覧。
- ^ “「杜の街」1期工事 全面開業延期 23年春、コロナや資材遅れ影響”. 山陽新聞. 2022年9月30日閲覧。
- ^ “ゼロバリアな街を目指し 岡山の新拠点「杜の街グレース」で発信”. 岡山放送株式会社. 2022年10月1日閲覧。
- ^ “初日の様子は? 大型複合施設「杜の街グレース」グランドオープン 新システムも導入【岡山・岡山市】”. OHK岡山放送. 2022年10月1日閲覧。
- ^ ““手話が言語”であることに理解を…岡山の街を青い光でライトアップ「手話言語の国際デー」【岡山】”. OHK岡山放送. 2022年10月1日閲覧。
- ^ “23日グランドオープンの”杜の街グレース”「岡山・瀬戸内にこだわり抜いた癒しの空間」1日1万人の来場を目指す【岡山】”. RSK山陽放送. 2022年9月30日閲覧。
- ^ “9月9日(金)より、六本木 蔦屋書店にて 岡山の新スポット「杜の街グレース」コンセプト展示会開催【両備グループ】”. PRTIMES. 2022年9月30日閲覧。
- ^ “岡山市中心部に23日グランドオープン「杜の街グレース」 東京でトークイベント【岡山】”. OHK岡山放送. 2022年9月30日閲覧。
- ^ “イトーヨーカドー岡山店、惜しまれつつ閉店 18年の感謝を込めて最後の営業”. 岡山経済新聞. 富士土地株式会社 (2017年3月1日). 2021年2月18日閲覧。
- ^ “両備グループ、ヨーカドー跡 再開発 岡山で複合施設に”. 日本経済新聞社. 2021年1月15日閲覧。
- ^ “OHK岡山放送 本社移転” (PDF). 岡山放送 (2019年4月7日). 2021年2月18日閲覧。
- ^ “岡山市中心部に10階建てビル 両備G、21年2月完成”. 日本経済新聞社. 2021年1月15日閲覧。
- ^ “ヨーカドー岡山店跡 温泉掘削に成功 両備グループの再開発事業”. 山陽新聞社 (2020年6月16日). 2021年2月18日閲覧。
- ^ “瀬戸内の未来につながり、岡山から地方の可能性を世界に発信する“杜の街グレース”第一期開業の先駆けとして、新たなワークスタイルを提案する革新的なオフィス棟が開業”. PR TIMES (2021年6月18日). 2021年11月24日閲覧。
- ^ “岡山に新たなランドマーク誕生 杜の街グレース「岡山 ザ・タワー」ついに竣工”. PR TIMES (2021年11月21日). 2021年11月24日閲覧。
- ^ “岡山県内最高層 マンション完成 高さ134m、両備グループ整備”. 山陽新聞社. 2022年4月4日閲覧。
- ^ “杜の街グレースに MORINOMACHI PICNIC TERRACE 誕生!”. 両備グループ. 2022年4月4日閲覧。
- ^ “山陽新聞プレミアム倶楽部2022トップインタビュー 両備グループ ”. 山陽新聞社. 2022年4月4日閲覧。
- ^ a b “森のマルシェ グレース店 7月31日グランドオープン!”. 杜の街グレース. 2022年7月28日閲覧。
- ^ “9月9日より六本木 蔦屋書店にて「杜の街グレース」コンセプト展示会開催”. 両備グループ. 2022年9月13日閲覧。
- ^ “岡山市中心部に23日グランドオープン「杜の街グレース」 東京でトークイベント【岡山】”. OHK岡山放送. 2022年9月13日閲覧。
- ^ “「MORINOMACHI PLAZA」など商業エリア 9月23日オープン!”. 杜の街グレース. 2022年7月28日閲覧。
- ^ “【杜の街グレース】「震度6の地震で火災発生」の想定で大規模な消防訓練を実施”. 両備グループ. 2022年11月8日閲覧。
- ^ “岡山に誕生の新スポット「杜の街グレース」のキービジュアル・CM、施設名称決定”. PRTIMES. 2022年9月21日閲覧。
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